マッディウォーターが好きになる!リック・クランのマッディウォーターのバス釣り

何らかの理由で、マッディーウォーターのバス釣りが苦手な方はいらっしゃると思います。逆に、クリアウォーターのバス釣りが苦手な方もいらっしゃると思うのですが、そうか、そういう方にマッディウォーターのバス釣りを聞けばいいんですよね。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”I like muddy water”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassmaster.com”I like muddy water”by Rick Clunn|July 30, 2021
皆さんは、マッディウォーターのバス釣りは得意でしょうか?または、お好きでしょうか?
私は、嫌いではありませんが、得意ではありません。
まあ、クリアウォーターも嫌いではありませんが、得意でもないんですけどね(笑)
マッディウォーターに苦手意識があるわけではないのですが、普段から野尻湖や木崎湖といったクリアウォーターレイクで釣りをすることが多い私にとって、マッディウォーターというのは「魚にとって快適なのかな?やる気になれるのかな?」と不安になる感じがするんです。
不思議なことに、野尻湖や木崎湖がなんらかの理由で濁りが入ると「めっちゃ釣れそう」と思う矛盾?もあるんですよね。
簡単にいいますと、マッディウォーターフィールドでの釣りは、迷いが生じやすいという感じでしょうか。
マッディウォーターの釣りが好きな方にとっては取るに足らない問題かもしれませんが、私にとってはそういうことが言えるんです。
しかし、全く逆の方もいらっしゃるでしょう。
マッディウォーターが大好きで、クリアウォーターでは釣れる気がしない…
うん、たしかに、理解できます。
それなら、そういう方にマッディウォーターのバス釣りを聞けばいいんですよね。
この記事は、アメリカバスマスター公式サイトのアングラーズコラムの記事で、エリートプロでありレジェンドアングラーのひとり、リック・クラン氏が、彼の大好きなマッディウォーターのバス釣りについて解説してくれています。
マッディウォーターの釣りに自信のない方は必見です。
マッディウォーターのバス釣りが好きだ
私はマッディウォーターを恐れることはありません。むしろ私は、多くのアングラーがひどい濁りと考えるような水で釣る方が好きです。
クリアウォーターで釣っていても、いい感じの濁りを見つけたらそっちへ移動してしまうほど好きです。
では、マッディとはどの程度のことを言うと思いますか?
スピナーベイトが15センチ沈んだところで見えなくなったくらいかと思ったとしたら、それは間違いです。3センチ沈んだくらいで見えなくなるのが、マッディです。
マッディウォーターが好きな理由は次のとおりです。クリアウォーターでは、バスがフィーディングするレンジが広くなります。透明度が6mもある場合は、水深30センチから15メートルのどこででもフィーディングすることができます。しかし、マッディウォーターでは、水深1.5m以内でバスを見つけることができます。
マッディウォーターでは活性の高いバスをより狭い範囲に移動させますが、それがどこかというのを知る必要はありません。水深30センチから1.5メートルと分かっていればいいのです。
マッディウォーターでも私が釣らないとすれば、湖が濁り始めたときくらいです。水が掻き回され、濁りが発生してきたようなときは、良くありません。
安定してマッディなのであれば、バスはそれを利用します。
安定したマッディウォーターでは、他の場所よりも早くクリアになる場所を探します。マッディウォーターは、通常は増水も伴っているので、私はその浸水したエリアのなかから、今は数センチの視界でも水がろ過されてクリアアップしやすいであろうエリアを探します。それはウィードベッド、レイダウン、ブッシュなどの中かもしれません。また、バンクのすぐ際、またはバンクから数メートル離れた場所にある場合もあります。
別の例は、水が流れ込んでから数日後のクリークのバックウォーターです。湖のほとんどのエリアがひどい濁りでも、そこだけはいくらか落ち着いてきます。最初にクリアアップしてくるエリアというのは、最初に濁り始めるエリアです。
もう1つ良いエリアは、マッディウォーターとクリアウォーターとが混ざり合う境い目です。川や風の強いエリアでカレントブレイク(流れの変化になる)場所のような感じです。バスはその境目にいて、湖流に流されてくる微生物を食うベイトフィッシュを狙っています。
ルアー選びは、バスの感覚器官がすべてです。クリアウォーターならバスは目でフィーディングしています。しかしマッディウォーターでは、バスは側線を使用しています。フラットサイドクランクやスピナーベイトなど、水を押す力のあるルアーを使用する必要があります。マッディウォーターの中にいるバスは、物が動き回るのを感じることに慣れています。
もし、次に湖がマッディウォーターになっていたとしても、慌てないでください。少しクリアな場所や、シャローの安定したマッディウォーターを探しに行きましょう。

この記事を書いたリッククランは、非常にマッディウォーターが好きなようですね。
たった数センチしか視界の無い激濁りでも動じることなくゲームを組み立てられるというのは、私からするとさすがとしか言いようがありません。
リッククランは70歳を超えてなおトップレベルで活躍する超一流の選手で、この記事においてはマッディウォーター推しのようなことを書いていますが、決してクリアウォーターが苦手ということはありません。
私のように偏りがあるわけではなく(当たり前ですが)、ようするに、クリアだろうがマッディだろうがそれは経験を積むことで攻略できますよと、恐れることはありませんよという心強いメッセージなのだと思いました。
まあ、そのうえで、マッディーウォーターが好きだというのですから、よほど好きなのでしょうけどもね(笑)
そのリッククランの書いた記事ですので、もう一度振り返って読んでみてください。
もしかしたら重大な見落としがあるかもしれません。
こういう方が言う言葉には、サラッと超重要なことが混ざっているものなんですよね…。
私ももう一度、読んでみることにします。
マッディウォーターを前にして慌てたくないですもんね!
それではまた。
毎度ありがとうございます!