スピニングリールとPEライン
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”THE BEST COMBO LINE WHEN FISHING SPINNING TACKLE”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:mossyoak.com ”THE BEST COMBO LINE WHEN FISHING SPINNING TACKLE”with Greg Hackney June 3, 2019
バス釣りの魅力のひとつには、数ある商品の中から自分の好きな道具を選び、その組み合わせで釣果に繋げていくという楽しみがあると思います。
バス釣り市場には本当に多くの商品があり、さらにどれをとっても全く同じものというものがありません。
見方を変えれば、科学や技術が発達した現代のバス釣りにおいても、これひとつさえあれば大丈夫というものもないということです。
どれをとってもメリットとデメリットがあって、それを生かすも殺すも自分次第ということなんですかね。
選んだものが自分の考えと合わなければ、どんないいものであってもそれは失敗ということになってしまうのですが、そうやって色々な商品や素材のことを理解していく、それが楽しいと思います。
さて、最近のバス釣り業界のトレンドのひとつになっているものに、PEラインの存在があると思います。
ただトレンドと言いましても、PEラインはこれまでのラインの見た目から性質までまったく異色なものですので、まだまだ一般的に浸透するには至っていない感じがします。
海のルアー釣りもするしバス釣りもするという方にとってはPEラインを使うことにそれほど抵抗はなかったのではないかと思いますが、さて、皆さんはバス釣りにPEラインを使われたことがありますでしょうか。
この記事は、アメリカのフィッシングとハンティングの専門メディア「MOSSY OAK」の記事で、メジャーリーガーのグレッグ・ハックニー氏がスピニングとPEラインの組み合わせの有効性について解説してくれています。
PEラインはアメリカのプロの間ではかなり前から使用率が高いものになっていますので、そのトッププロの話を聞いてみたいところです。
ぜひ読んでみてください。
スピニングタックルに最適なラインの組み合わせ
過去、多くのバスアングラーはスピニングリールに使うラインをナイロンラインからフロロカーボンに変えて行きました。しかし、フロロカーボンはナイロンより硬いラインであったために、スピニングタックルにはあまり向いていないのではないかという発見に至りました。そうです。フロロカーボンを使用するとラインのねじれがひどくなってしまうのです。しかしPEラインは非常にしなやかで、ナイロンラインでキャストした時に見られるらせん状の糸グセもできず、リールから真っ直ぐ出ていきます。PEラインでの釣りは糸ヨレが発生しないことを意味します。
バス釣りをするときはPEラインにフロロカーボンのリーダーを結ぶことで、その両方の良いとこ取りをすることができます。PEラインには強さとしなやかさがあり、フロロカーボンには不可視性(水中での見えづらさ)があるわけですから、これはすなわち超強力なラインと目に見えないリーダーがルアーに結ばれているということを意味します。PEラインをルアーに直結ということはあまりしません。
PEラインはまた、より速いフッキングができ、さらなるロングキャストを可能にし、ナイロンやフロロよりもバイトに対してより良い感度を得ることを可能にします。PEラインの強さと飛距離を手に入れ、そしてPEではラインを見切られてしまう部分をフロロカーボンで補えます。私の意見では、スピニングタックルで釣りをするとき、PEラインとフロロカーボンのリーダーをスピニングリールに巻くことは、バスを釣るための最大のメリットをアングラーに与えると考えています。
アメリカの人の特徴というのでしょうか、新しいものを見た時、まずはそのもののメリットを見出すというところがあると思います。長所を見て、使うかどうかを判断することが多い感じです。
日本人はどちらかと言えば、デメリット、悪い部分を見つけ出して、使わない理由にする傾向があります。これはこれで悪いというわけではありません。単なる国民性の違いでしょう。
まさに、PEラインにもデメリットはたくさんあります。ここでは細かい説明は省きますが、一般的にこれまでPEラインを使うのに最大の壁となっていたのがリーダーを結ぶ面倒臭さとラインそのものの値段の高さではなかったかと思います。
値段が高ければとても試してみる気にはなりませんが、最近はPEラインの値段もかなり安くなってきました。
私はPEラインを使うのが好きですのでこれはありがたいことですし、リーダーを結ぶのは今でも面倒臭いですが、飛距離というメリットの方が上回るため、我慢できます。
グレッグハックニーのこの記事は短いですがかなりわかりやすいものですし、私もその通りだと思います。
もしPEラインを試してみようかどうか迷っていてこの記事が気になってここまで読んでしまったのであれば、いい機会かもしれません。
もし失敗だったとしても、素材のことや自分の釣りのことがもっと深く理解できるのではないかと思いますよ。
ちょっと無責任な言い方になってしまって申し訳ないのですが、新しいものを試すって、そういうことですもんね。
それではまた。
毎度ありがとうございます!