スモールマウスバスの繁殖:ネストのスモールマウスバスの生態とは
スモールマウスバスのスポーニングについては、知っているようで知っていません。野尻湖に1ヶ月ぐらい合宿でもして、毎日ひたすらネストに張り付いて観察してみたいですが、なかなかできませんもんね。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Smallmouth Bass Reproduction”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassfishing-gurus.com ”Smallmouth Bass Reproduction”
スモールマウスバスのスポーニングについて、皆さんはどれほどのことをご存知でしょうか。
スモールマウスバスのスポーニングも基本的にはラージマウスバスと同じで、オスがネストを作り、さらにメスが産みつけた卵をオスが守るという行動をします。
私が知っていることは、実はそれくらいです。
このブログでは色々な情報を扱っていますし、自分自身スポーニングの時期にも釣りに行っていますので、もっと詳しく知っていてもいいのかなと思うのですが、いつ、どのタイミングで産卵するとか、どれ位の期間オスがネストにいるのか、正確に測ってみたことは正直言ってありません。
野尻湖に行けばあそことかあそこにネストがいっぱいあって、こないだはネストは無かったけど今日はあった、来週はもっと増えそうだ、ネストのスモールはこうすると釣れやすい、見えないけどこのバイトはネストのバスっぽい、というような釣り人としての実感レベルでの情報は持っているのかもしれませんが、生態について統計を取ったり数値化したことはないです。
本当は1ヶ月くらい野尻湖に合宿でもしてネストのバスをつきっきりで観察してみたいんですけどね、そのようなことはできないのが現実です。
スモールマウスバスのことが好きで釣りをしているのですから、もっと詳しく、スモールマウスバスのスポーニングについて知っておきたいところですが、なかなか日本にはそういう情報もないものです。
ということで、改めて、スモールマウスバスのスポーニングについて書かれている記事に注目してみました。
この記事は、アメリカのバスとトラウトを中心としたゲームフィッシング情報サイト「 Bassfishing gurus」の記事で、スモールマウスバスのスポーニングのプロセスなどについて書かれています。
かなり基本的な内容でありながら、意外と見落としていたこともあるかもしれません。
よろしければ読んでみてください。
スモールマウスバスの繁殖
スモールマウスバスは、アメリカ北部では春の終わりごろ、暖かい南部の地方では早春にスポーニングをします。
オスのスモールマウスはネストを作り、稚魚が孵化するまでネストを守り、さらに数週間は稚魚を守り、それからようやく再びフィーディングするようになります。 その間もルアーにヒットしてきますが、それはバスが自分のテリトリーの中のネストや稚魚を保護するためだけです。
スモールマウスバスのスポーニングプロセス
- オスはネストを整地すると、メスを引き付けて産卵させようとします。
- ネストの大きさは直径60センチほどで、水深1.2~6メートルのレンジで作られます。 オスがネスト作りを終えると、最大で6匹のメスを順番にネストに招き入れます。 そのメスたちは同じネストに卵を産みます。
- メスが卵を産んだ後は、体力を回復するためにすぐそばのボトムでじっとしています。 その回復している間、一部のメスの個体は全身を包むように白いクリーム状の物質を排泄します。 高齢で体力のない個体はそこで死を迎えますが、生き残ったメスのバスは1週間で回復します。
- オスは水温に応じて3〜10日間巣を守ります。 その後卵が孵化し、明るい黄色の目をした小さな黒い稚魚が現れます。
- オスのバスはここから約1週間ほど休息し、この回復期間中はフィーディングを行いません。
スポーニングから回復すると
産卵後のスモールマウスバスは2つのパターンに分かれるようです。
ガリガリに痩せこけてしまった個体が、スポーニングエリアを離れてエサを追うようになるパターン。
この回遊するパターンのバスは、だいたいは深さ4.5〜6メートルのレンジにいることが多くなります。 そのバスは、単体または群れを成して、湖のオープンウォーターを回遊し続けています。 また、ディープのロックパイルなど特徴のあるものやハードボトムなど安全地帯となるものがあるところを好みます。
2つ目は、スポーニングエリアから離れたディープの岩場でずっとじっとしている、短くてずんぐりしたバスのパターン。
ある生物学者は、この2つのパターンはスモールマウスバスの亜種ではないかと推測していますが、回遊するパターンのバスと1つのエリアに残るパターンのバスとの間に正確な区別はありません。
春のスモールマウスバスが食べているもの
スモールマウスは、ミミズ、ヒル、昆虫、ザリガニ、ファットヘッドミノー、ギザードシャッド、ゴールデンシャイナー、また他の種のバスの稚魚も食べています。 ただし、産卵中のスモールマウスバスはほぼ食べません。
ひとつの生き物でも、生息している地域によって生態は変わることも多いですから、この記事を読んだ方の中には反対意見もあるかもしれませんね。
追加したい情報なんかもあるかもしれません。
私の意見では、スポーニングを終えて釣れるバスに痩せたのと太ったのがいるのは分かるのですが、パターンが逆なんじゃないのかな、と思いました。
野尻湖ではアフターっぽいバスが釣れた場合、ハードボトムの地形変化のボトムを超スローに釣って釣れたバスはお腹がベッコリしていることが多いように思います。
考えてみれば、記事の中にピックアップされていたベイトの中で、ギザードシャッドやファットヘッドミノーやゴールデンシャイナーというのは日本にはいないベイトフィッシュですから、違いがあっても不思議ではないのですけどね。
この考えをもう少し身近に当てはめてみたら、もしかしたら野尻湖と桧原湖でも違いがあるかもしれません。
さらに、そもそも私が釣ったアフターっぽいバスというものアフターじゃないかもしれません。
また、実際のところ、スモールマウスバスはアフターの時期に釣ってもお腹ベッコリのガリガリバスというのがラージに比べて少ないので、きっと休憩期間が短いのだろうなと思うのですが、本当のところは分かりません。
言いだしたら本当に、いろんな意見や仮説があることでしょう。
結局のところ、こういう情報があったとしても、どんなに正確な情報だったとしても、どこでも通用するようなものであるとは限らないのかもしれません。しかしそういう地域性の違いや個人の考えの違いようなものを楽しめるのもバス釣りのいいところですから、皆さんも皆さんなりの観察をされてみたらいいかと思います。
バスを釣るという意味でこの記事で参考になるのは、スポーニング期間中のスモールは結構魚を食べているということかもしれません。
ボトムをスローに釣るよりも、ある程度横の動きを意識したルアーにしたり、スローな釣りをするのなら表層が良かったり、ボトムを釣るにしてもシャッドプラグなどの速いものの方が良く釣れるような気がします。
試してみてくださいね。
あと記事にありましたが、メスが産卵後にクリーム状のものに覆われるというのはなんでしょうか。見たことがありません。
やはり、分からないことばかりですね。
私ももっと、スモールの観察をしてみたいと思います。でも、釣りに行くと釣りに夢中になってしまって、ゆっくり観察できないんですけどね(笑)
それではまた。
毎度ありがとうございます!