疑問を持つことはバス釣りが上手くなる出発点

2019年6月3日

疑問を持つことはバス釣りが上手くなる出発点
Photo by fishsens.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Bait on the Bottom”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:fishsens.com ”Bait on the Bottom”March 29th, 2019

バス釣りをしていると、釣りをしている最中から様々な疑問が頭の中をよぎっていきますよね。

「ホントにこのポイントでいいのかな」「この水の色は良い方なのかな」「ここの水温は高い方なのかな」「この釣り方で合ってるのかな」

こんな感じで、自分に向けられた疑問のようなものや、

「あのプロがテレビで言ってたことは本当なのかな」「昨日はここが釣れてたみたいだけど本当なのかな」「バスは冬眠するっていうけど本当なのかな」

といった風に自分以外に向けられた疑問もあります。これは失礼なことなのでしょうけども、仕方のないことです。

自分がもっとバス釣りが上手になりたいと思った時、誰かに何かを教わったことや、自分がこうだと思ったことを信じてやり抜いてこそ見えてくるものがありますし、それができることも素晴らしいと思います。

一方で、それに対して疑問を持ってみたり、全く別の好奇心から他のことを試してみるということも、バス釣りの上達のためには無くてはならないことだとも思います。

否定ではなく、疑問ですよね。

信じることと疑うこと、この両方をバランスよく持つことで、バス釣りはもっと上達することができると思います。特に自分というバスアングラーがまだ出来上がっていない人にとっては必要なことのように思います。

この記事は、アメリカの水中カメラと専用アプリの開発メーカー「fish sens.com」の記事なのですが、水中カメラを売るための単なる宣伝記事とも受け取れそうですが、それでもとても勉強になる記事を書かれています。

水中カメラメーカーだからこそ言えること。そんなこともヒントにしたいものです。ぜひ読んでみてください。

それは真実なのか

引用文(タップすると開きます)
People always say “find the bait and you’ll find the fish” and sometimes that isn’t too difficult when bluegills, shad, and shiners are all bunched up. Pelagic bait can be fairly easy to find as it readily shows up on electronics and there can be obvious visual cues like birds diving or predator fishing blowing up on the surface. However, there is so much more going on down towards the bottom that isn’t as obvious.

There is an extensive list of prey items that are mostly bottom dwellers. Crayfish are definitely one of the most common and desired prey items. Gobies are another big one if you are in the Great Lakes or connected waterways. But there are many others we might not think of so often sculpins, darters, logperch, mudpuppies, and insect larva (some are big enough to be a sizeable meal) just to name a few.

But how do you know when some of these less obvious prey items are around? An educated guess is a great start. Some research into what potential prey items might be prevalent in a certain fishery and what their habits are is an excellent source. That works well when putting something together quick is necessary. You can often guess on likely habitats and you will end up finding some active fish.

よく言われている話に「ベイトを見つければ、バスもいるだろう」というものがありますが、たしかに、ブルーギル、シャッド、その他の魚の群れを見つけるのはそれほど難しいことではありません。沖のベイトフィッシュであっても、魚探を使えばすぐに見つけ出すこともできますし、水面で鳥が潜って何かを捕食しているというような目に見えるサインもあるでしょう。しかし、分かりにくいのですが、ボトムに目を向けると、もっと多くのことが起きています。

ボトムをメインの住みかにしていてベイトとなっている生き物はかなりの広範囲になります。ザリガニは間違いなく最も一般的で需要の高いベイトの一つです。五大湖やその水系であれば、ゴビー(ハゼ科の魚)はもう一つの代表的なベイトです。しかし、私たちが知らないものも多いもので、いくつかの例を挙げると、スカルピン(カジカの仲間)、ダーター、ログパーチ、マッドパピー(サンショウウオの仲間)、昆虫の幼虫(ベイトとなるのに充分な大きさのもの)があります。

疑問を持つことはバス釣りが上手くなる出発点
アメリカの水域のボトムに住むベイトの例

しかし、これらのあまり知られていないベイトがいつ、どこにいるかをどのように知ればいいのでしょうか?知識に基づいた推測というのは素晴らしいスタートです。そのフィールドではどんなベイトが密かに存在するのか、そしてそれらはどんな習慣をもっているのかということを研究することは優れた情報源になります。素早くパターンを構築する必要があるときに役立ちます。それらが居そうな場所を推測することで、アグレッシブなバスに出会うことがあるでしょう。

直接見ることも大事

引用文(タップすると開きます)
A lot more can be learned by looking a little more in depth. If the water is exceptionally clear the naked eye can be extremely valuable in detecting movement along the bottom. A FishSens SondeCAM underwater camera is another great tool for getting a much closer look. It particularly has a knack for identifying areas rich in gobies because they are often attracted to the camera movement. Size and color of the prey items are other important details the SondeCAM can uncover. Lastly, hop in the water and turn over a few rocks. You’ll get a better handle on what the crayfish are like in a fishery and realize they aren’t the only thing scooting around down there.

Sometimes you’ll get lucky and hooked fish will give you a little clue. Always try and identify anything a fish regurgitates during the fight or in the livewell. Also if I am fishing for a species of fish to eat, I never pass up an opportunity to find out what’s in their stomach. It may be a little gross but you would be surprised at what they key in on sometimes.

Studying this less obvious stuff takes a little more time but it can really help piece together one of the most important questions in fishing. The why? The more pieces of the puzzle you can put together the easier it will be to answer that question and the more prepared you’ll be to take advantage of a similar situation in the future.

もう少し深く見ることで、もっと多くのことを学ぶことができます。非常にクリアウォーターの場合、直接ボトムの動きを見ることは非常に価値があります。 水中カメラはもっとよく見るためのもう一つの素晴らしいツールです。ゴビィなどはカメラの動きに興味津々で寄ってきたりするので、彼らがいるエリアを特定しやすいです。水中カメラが捉えるその他の重要なことは、ベイトのサイズや色です。最後に、ちょっと水辺に近づいて、水中にある岩をいくつかひっくり返してみましょう。このフィールドのこのあたりのベイトはザリガニだけじゃないんだなということがよく理解できるはずです。

幸いにもバスが釣れたとき、その魚からも情報を得ることができるでしょう。ファイト中やライブウェルに入れた魚が何を吐き出すか、常に気にしていてください。また、食べるために釣りをしているのであれば、魚の胃の中にあるものを見るチャンスですので、これを見逃さないでください。少しグロテスクかもしれませんが、バスが食べているものを見て驚かされることでしょう。

そもそもあまり目立たないものを勉強するのですから、少し時間はかかりますが、釣りにおいて最も重要な問題の1つであるパターンを構築するのに本当に役立ちます。さらに、より多くのパズルのピースをまとめることができるほど、疑問に対する答えを出すのが容易になり、将来同じような状況に直面した時の準備がより整うのです。

疑問を持つことはバス釣りが上手くなる出発点
Photo by fishsens.com

有名なフィールドになると、ボート屋さんの釣果情報や釣り人のブログなどで最新情報を得ることができます。

そのフィールドがあまり有名でないとしても、その近所の釣具屋さんなどで聞いてみると、なにかしら情報があったりするものですよね。

しかしその情報が100%真実とは限りません。本当はシークレットがあって表向きには適当な情報を流しているかもしれませんし、ウソじゃないとしてもその人の勘違いや思い込みなのかもしれないんですよね。

たとえば今、ここではバスはエビを食べているという情報を仕入れて行ってみたけど、釣れないし、エビがいるような気もしない。水の中を良く見てみるとヨシノボリみたいな魚が岩にいっぱい張り付いている…「もしかしてこっちを食べてるんじゃないの!?」と思って見た目が似ているワームに替えてみたらよく釣れるようになった。これは発見だ!

というようなことがあったりするのではないかと思います。これはたまらない瞬間ですよね(笑)

水中カメラまで手に入れる必要はないかと思いますが、事前情報とは別に、現場にある自分だけの情報を見つけだすことはとても有意義だと思います。

そして、そんなヒントを見てしまったばっかりに、余計に迷路に迷い込むというのも釣り人あるあるですが、それもまた楽しいものです(笑)

もらった情報だけでなく、常に現場でプラスアルファの情報を自分で得られる、そしてそのヒントを役に立たせられる、そういう人が釣りが上手な人だと思いますし、そういう釣り人になりたいものですね。

もっと観察眼や好奇心を磨いていこうと思います。

それではまた。

毎度ありがとうございます!