早春にバスが釣れるルアー3選!:ケビンバンダム

2019年3月7日

早春にバスが釣れるルアー3選!:ケビンバンダム

Photo by Major League Fishing.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”VanDam’s 3 Top Lures for Early Spring”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:majorleaguefishing.com ”VanDam’s 3 Top Lures for Early Spring”By Alan McGuckin – February 25, 2019

 

このブログはアメリカの記事を多く載せていますが、アメリカの記事を読むときはその広大な自然をイメージして読んでおられる方は多いのではないでしょうか。

アメリカと日本にはバスを取り巻く環境にかなりの違いがあります。フィールドや水域のひとつひとつの広さをとってみてもそうですし、そこに住むバスのスレ具合やフィッシングプレッシャーも違うでしょう。

しかし意外にも、気候についてはそうでもないようです。

竜巻や洪水などの自然災害は除きますが、自然の気候については結構日本と近いものがあります。アメリカというとどこか温暖なイメージをしてしまうのですが、日本と比べてみると、北は北海道の稚内辺りはアメリカの五大湖とほぼ同じ北緯ですし、南の沖縄の那覇の辺りはアメリカのフロリダとほぼ同じ緯度です。

そうやって考えると、日本もかなり南北に長いことが分かりますし、アメリカも寒いところは恐ろしく寒いんだなと思わされます。そこに住むバスも、日本とアメリカでは同じようにその気候を感じていることでしょう。

そこでひとつの疑問があります。今回のテーマであります「早春」というのは、いったいどこを基準にすればいいのでしょうか。アメリカも日本も南北に長いですから、どこを基準にするかによってその程度が全然違ってしまうと思ってしまいますよね。

この記事は、アメリカのトーナメント団体であるメジャーリーグフィッシング公式サイトの記事で、記者のアラン・マクガキン氏がメジャーリーガーのケビンバンダム氏に取材し、早春に効くルアーを3つ、紹介してくれています。

ケビンバンダムが言うには、早春といってもカレンダーにある時期のことではなく、おそらくどこに地域に住む人でも、シーズンの初釣りは水温4℃~10℃くらいなのではないか、という前提で話してくれています。

水温が基準であればどこに住んでいても参考になりますし、まさに早春の水温ではないでしょうか。

それでは早速見ていきましょう。

 

ストライクキング レッドアイシャッド1/2oz

“It’s hard to beat a lipless crankbait in some shade of red or crawfish in late winter or early spring,” the Team Toyota anglers asserts. “It really shines well if there’s aquatic vegetation – but that’s not critical. It wasn’t critical when I won the 2010 Classic on Lay Lake with a Red Eye Shad, and there was actually still a thin layer of ice on some of the backwaters when we started practice that week in Alabama.

“The key is to fish it near the bottom at this time of year by dragging or short hopping it, rather than burning it higher in the water column, like you would in much warmer water. That’s why I like to use a slightly slower Quantum Smoke 6.1:1 reel when fishing a lipless bait in cold water – that slower gear ratio reel forces me to slow down my retrieve.”

早春にバスが釣れるルアー3選!:ケビンバンダム

「冬の終わりから早春にかけて、赤やザリガニのような濃い赤色を帯びたクランクベイトが有効になります。 水生植物があればなお良いでしょうが、実際はそれほど重要ではありません。 2010年のレイ・レイクで開催されたクラシックにレッドアイシャッドで優勝したときはそれほど重要ではありませんでした。アラバマ州でプラクティスを始めた週には湖の奥地にはまだ薄い氷が残っているところもありました。」

「重要なのは、水温が高い時のように水中をハイスピードで巻くのではなく、ズル引きしたり、ショートホップさせるなど、この時期はボトム近くで釣ることです。 ということで、冷水温期にバイブレーションで釣るときは、ギヤ比がやや遅めの6.1:1のリールを使うのが好きです。」

 

サスペンドジャークベイト

“Anybody who’s followed my career probably knows I love to fish a jerkbait,” VanDam says. “Most pros, including myself, never leave home without a Plano box full of jerkbaits at this time of year – especially if the water is clear, or mostly clear.

“This is not a lure you want to throw in muddy water like you see in the photo. But in cold clear water, it’s probably the very best lure you can tie on. The series of jerks – and then long pauses of the rod tip – before jerking again, are not only visible in clear water, but also give cold lethargic fish time to react, ” he says.

Forced to choose just two colors, VanDam picks Crystal Shad for super clear water, and Sexy Shad for barely stained water. He says the Strike King KVD Deep 300 jerkbait will dive to 10-feet on 10-pound line.

「私のSNSをフォローされている方であれば誰でも、私はジャークベイトで釣るのが大好きだと思っていることでしょう。 私自身を含め、ほとんどのプロは、この時期はジャークベイトの入ったボックスを持たずに家を出ることはありません。 特にクリアウォーターの時やほとんどクリアという場合はです。」

「これは、タイトルの写真のようなマッディ―ウォーターで投げるようなルアーではありません。 しかし、水温の低いクリアウォーターでは、おそらく最高のルアーとなります。 ジャークそしてロッドティップによるロングポーズ、その後再びジャークするという一連の動きは、クリアウォーターで見やすいだけでなく、低水温による無気力状態の魚に反応する時間を与えます」と彼は言います。

ケビンバンダムはかなりのクリアウォーターではクリスタルシャッド、ほんの少し濁りが入っている状態ではセクシーシャッドというほぼこの2色を選んでいます。 また彼はストライクキングKVDディープ300ジャークベイトは10ポンドラインで約3メートル潜るだろうと言います。

早春にバスが釣れるルアー3選!:ケビンバンダム

 

ストライクキング ストラクチャージグ1/2oz

“If the water is muddy like you see it behind me – you’ll need a fairly bulky jig to slowly probe every piece of shallow cover you can find, but this jig is also super versatile, so if you have clearer water you may want to drag it slowly across a rocky bottom on a primary or secondary point,” VanDams points out. “Versatility is the reason I choose this jig as one of my three lures to begin your fishing this year.”

And as you might have guessed, during this time of year, as blankets of white snow finally give way to yellow daffodils and pink dogwood blooms, VanDam chooses green pumpkin colored jigs for clear water and black/blue if the water is muddy.

「タイトル写真の私の背後にあるように水が濁っている場合、目に見えるシャローカバーをゆっくりと丹念に攻めるようなバルキーなジグが必要となるのですが、ラバージグというのは非常にバーサタイルなもので、クリアウォーターを釣っている時でも、メインレイクの岬やその他の岬のロックボトムをゆっくりとズルズル引いてくるのにも適しています。この時期に私が3つルアーを選べと言われてラバージグを選択する理由は、このバーサタイル性なのです。」

そして皆さんが想像する通り、一面を覆う白い雪が黄色やピンクの花々に変わるころ、ケビンバンダムはクリアウオーターにはグリーンパンプキンのジグを選び、濁っていればブラック/ブルーを選びます。

早春にバスが釣れるルアー3選!:ケビンバンダム


 

こうして早春のルアーを紹介されるとケビンバンダムはパワーフィッシャーかと思うのですが、決してそうでもないんです。

ケビンバンダムはむしろ地元が五大湖のほとりのミシガン州カラマズ―の出身で、若いころからスモールマウスを釣っていたということでフィネスの釣りにもめっぽう強いんですよね。

そんなフィネスフィッシング色の濃いケビンバンダムが早春に使うべきということで紹介するのがこの記事の3つの強めのルアーなのですから、それが効くと考えて間違いないのでしょうね。

まあ、ルアーのジャンルとしては強めの感じですが、使い方を読むと弱めに使うという感じですので、そのあたりがキモなのではないでしょうか。

私も低水温だからといって弱気にならず、ハードルアーでテンポよく釣ってみたいなと思いますし、釣れたら嬉しいですね。

皆さんもぜひ参考にしてみてください。

 

それではまた。

 

毎度ありがとうございます!