バスが釣れない時にはスピナーを投げる
Photo by Lindner’s Angling Edge Channel
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Facing Tough Bass Fishing Conditions? Try Inline Spinners”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassfishingtips-tactics.com”Facing Tough Bass Fishing Conditions? Try Inline Spinners”(海外サイトです)
※この記事は、2016年11月29日の記事を再編集しています。
みなさんは「スピナー」というルアーをお使いになりますでしょうか。
スピナーベイトではなくて、スピナーです。
私は、ちょっと昔の話になりますが「釣りキチ三平」という釣り漫画がありまして、その漫画の中でトラウトのルアーフィッシングが題材になった回があり、その時にはじめて知ったルアーです。
現在の私の同世代ぐらいの方にはおなじみかもしれませんが「釣り入門(小学館)」や「釣りトップ(学研)」といった本や雑誌にも代表的なトラウト用のルアーとして紹介されていたと思うのですが、使い方のイメージとして分かりやすかったのは当時の私にはダントツで漫画のほうだったという実感があったものです。
まあそんな私の話はいいとして(笑)、そういう流れがあったからかどうかは分かりませんが、このスピナーというルアーはバス用としてはあまり注目されていなかったものです。今でも、なんでしたら邪道というレッテルすら貼られている気がするくらいです。
しかしアメリカ、特にスモールマウスバスを愛好するアングラーの間では、このスピナーというルアーが良く使われており、邪道どころか「釣れるルアー」として評価されています。
この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「bass fishing tips tactics」の記事で、スピナーの特徴や使われ方が書かれています。
日本でもここ最近はスピンテールジグ系のルアーがブレイクしたところですから、ここはひとつ、元祖スピナーの使い方をおさらいしてみてはいいのではないかと思います。
ぜひ読んでみてください。
バス釣りの長年のスタンダード
Dating back to the early part of the 20th Century, the Mepps version of the in-line spinner really grew into favor shortly after the end of World War II here in the U. S.
Comprised of a single French or willow-shaped blade that is attached by a clevis to a straight wire shaft with weighted brass bodies and plain or dressed treble, the in-line spinner comes in a variety of sizes and styles enhancing its versatility.
The four Mepps varieties typically found in my tackle box today include:
- Aglia with plain and dressed trebles in sizes #1 through #4;
- Aglia Long Minnow in sizes #1 through #3;
- Comet Minnow in sizes #2 and #3; and
- Black Fury in sizes #1 through #4.
My personal choice for rod, reel and line combination when fishing inline spinners include either 6 or 6.5 foot, medium-light action, spinning rod with a 2000/2500 series reel and fairly light monofilament line ranging from 4 to 8 pound test.
Bass, particularly leaping smallmouth bass, have a tendency to throw in-line spinners so be sure to sharpen the hooks frequently when using them.
さかのぼること20世紀の初頭、メップス(フランスのルアーメーカー:スピナーの世界的ブランド)のスピナーはここアメリカで第二次世界大戦の終わりの直後から支持されていくようになりました。
インラインスピナー(スピナー)は、端がU字型になった直線シャフトに真鍮製のシンカーを兼ねた本体を通し、ひとつのフレンチリーフブレードまたはウィローリーフブレードが取り付けられ、トレブルフックまたはフェザーフックが取り付けられたもので、多彩なサイズとスタイルを備えています。
現在、私のタックルボックスに入っているメップス製品は次の通りです
- アグリア プレーンフック&ドレスフック サイズ#1~#4
- アグリア ロングミノー サイズ#1~#3
- コメットミノー サイズ#2または#3
- ブラックフューリー サイズ#1~#4
スピナーの場合、ロッド、リール、ラインの私の組み合わせは、6~6.5フィートのミディアムライトアクションスピニングロッド、リールは2000から2500番に、4ポンドから8ポンドという細いナイロンラインの組み合わせです。
バス、とくにスモールマウスバスにはこれを投げる傾向があります。そのため、常にフックを鋭く研いでおく必要があります。
タフった時こそスピナー
Simple … on those days when things are particularly tough, I can almost always catch several fish (not always limited to bass) with those nearly magical lures.
Cast the spinners along the edge of emergent weed beds or over the top of submerged weeds where the weeds do not breach the surface. Make sure there is sufficient water between the water’s surface and the top of the weed bed to avoid hang-ups.
As bass and other game fish watch the open water above the bed, they suddenly see a shiny spinner overhead rising up to attack it before it escapes.
On many occasions, I have had to vary retrieval speeds and change lure size to determine the combination that best triggers strikes. Examples would be to slow down a rapid retrieve, bring the spinner in rapidly after starting it out slow or suddenly killing the retrieve when it reaches an edge along the weed line.
One problem with inline spinners is line twist. In order to avoid line twist, simply use a quality ball-bearing swivel to attach the spinner rather than tying it directly to the line.
Since inline spinners have exposed hooks, be sure to clear the spinner of any weeds after each cast so that the blades can turn without interruption and the lure better imitates small baitfish.
単純な話、特にタフった時には何匹かの魚(バスに限らず)をこの魔法のルアーでキャッチしています。
スピナーをウィードベッドのエッジまたは水面まで伸びきっていないウィードベッドの上に投げます。ウィードに引っかからないよう、水面からウィードベッドの間に充分な水深があることを確認してください。
バスや他のゲームフィッシュがウィードベッドの上を意識している時、突然この光るスピナーが現れ、頭上を通るところを逃がすまいと突き上げてきます。
多くの場合、サーチスピードやルアーサイズを変えて試し、最も効果的にバイトしてくるパターンを判断しなければなりません。例えば速巻きからスローダウンしてみたり、普通のスピードから急に速くしてみたり、ウィードラインからウィードエッジ(ウィードポケット含む)に差し掛かるときに急にキル(停止)させることが挙げられます。
スピナーにおいての問題のひとつは、ラインのねじれです。ねじれを防ぐには、ラインとスピナーを直接結ぶのではなく、高品質のボールベアリングスイベルを使用してください。
スピナーはフックがむき出し状態のため、またブレードも軽く回転できるように、各キャストごとにウィードなどをきれいに取り除くようにしてください。そしてルアーは小さなベイトフィッシュを模倣するようにしてください。
いかがでしょうか。
スピナーの使い方は本当にシンプルで、色々なカラーやサイズを試しつつひたすら投げて巻くだけということになります。根掛かりに弱いのでカバー周りは少々苦手となりますね。
また、記事の中では小さなベイトフィッシュを模したルアーとしてスピナーのことが解説されているのですが、昔読んだ本によると、回転してるブレードは虫の羽をイメージしていると書かれていたことを思い出します。
そこにはスピナーのブレードはカゲロウなどの羽虫やセミやカブトムシ系の甲虫が水中で溺れてバタバタさせている様だと書かれていまして、子供ながら納得できるような納得いかないような気分になっていたような気がします。生意気ですね(笑)
こんな感じです。こうして自分で図にしてみると、結構納得ができますね。
もうひとつ、スピナーの動画をご紹介いたします。これは"Angling Edge.com"の動画で、川スモールをスピナーで釣っているものなのですが、ぜひ参考にしてみてください。
昔は雑誌や書籍などよりも漫画がイメージしやすかったのですが、今はやはり動画が一番イメージしやすいですからね。
このように、スピナーは日本のバス釣りの中ではマイナーな存在ながらも、アメリカではお助けルアー的な位置づけだったり、スモールマウスバス狙いということに関しては本命ルアーに抜擢されるくらい、理解されているルアーのようです。
スピナーはそのまま使ってもいいのですが、フックに小さめのワームを付けて使われることもありますし、他にもアイデア次第で色々な使い道がありそうなルアーだと思いますので、このマイナーなルアーであるスピナーをマスターしてみればいいことがあるかもしれませんよね。
当店にも少々ですがメップススピナーの取り扱いがございます。
ベアリングスイベルを用意して、ぜひお試しください。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!