ヘビーカバーのバス釣り:5つのクロー系ワーム
Photo by shopkarls.com
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”5 Craw Fishing Techniques For Fishing Bass In Heavy Cover”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:shopkarls.com”5 Craw Fishing Techniques For Fishing Bass In Heavy Cover”(海外サイトです)
クロー系ワームというのは、ザリガニに似せたワーム全般のことを指していますよね。
バスフィッシングをやっていくうえで切っても切れない、代表的なベイトのひとつではないかと思われるのがザリガニです。
皆さんはザリガニ捕りをされたことはありますでしょうか。私は小さいころクラスの仲間と、水の抜かれた沼で下半身を泥に埋もれながら歩き、ザリガニの穴を探しては手を突っ込んで捕るという遊びをしていました。捕まえたザリガニはどうするわけでもなく、ただ大きさを競い合ってまた帰すんですけどね、泥沼の中に入って行くなんて、今では考えられない危険な遊びかもしれません…。
そして大人になった今は、バス釣りをしていてザリガニを見つけたときに、ワームを垂らしてザリガニ釣りをします。まあザリガニ、かっこいいですからね。
なぜ今になっても子供の頃と同じようなことをしているかというと(笑)、今は捕ったザリガニの大きさを競っているわけではなく、ザリガニの色合いや攻撃性や逃げ方を観察するためです。今日のバス釣りに活かせないかな、ということでです。
リアルなザリガニの観察はクロー系ワームの使い方のイメージを持たせてくれますので、もし釣り場の岸近くにザリガニを見つけたら、ぜひ釣ってみて下さい。新たな発見があるかもしれません。
この記事は、アメリカのタックルショップ「Mystery Tackle Box」のブログで、そんなクロー系ワームをヘビーカバーで使うときのテクニックを5つ紹介してくれています。
ザリガニの動きをイメージできたとしても、ただヘビーカバーの中に入れるだけでは不十分かもしれませんし、そのカバーでの効果的なワームの使い方ができなければ意味がありません。どんな使い方やテクニックがあるのか、読んでいきたいと思います。
パンチング
Crawfish like to hang around weeds but presenting a craw bait to bass in thick matted vegetation can be challenging. Crashing a craw through the mat (also known as punching) causes a commotion that draws a bass’ attention and the fast-dropping bait triggers a reaction strike from the aroused fish.
A craw worm such as the Gene Larew Salt Craw is best for punching through weed mats when fishing for bass in heavy cover, because its slender body and small pincers slide through the vegetation easier than a bulky creature bait with multiple tentacles that tend to hang up in the cover. The Texas-rigged craw worm should be punched with a heavy bullet-shaped weight to ensure the rig will crash through the mat.
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ザリガニはウィードの周りに集まっていることが好きなようですが、ぶ厚い水生植物の中へクロ―ワームをプレゼンテーションするのは難しいことがあります。 ウィードマットをブチ抜くことで(パンチングと呼ばれる)バスの注意を引くことができ、ワームが素早くフォールすることでワームに気付いた魚からリアクションバイトを引き起こします。
Gene Larew Salt Crawのようなクローワームは、ヘビーカバーでバスを釣るときにウィードマットを突き抜けるのに最適です。その細いボディと小さなハサミは、クリーチャーワームのようなバルキーで複数の触手を持つものよりも楽にウィードを滑りカバーの中へ入っていきます。 確実にマットを突き破るためには、重いバレットシンカーを使ったテキサスリグでクロ―ワームをセットしてください。
ロッククラッシャー
When bass are cruising the shallows during the spring in preparation for the spawn, I have tempted these fish by banging a craw-imitator into chunk rocks. I have taken the same heavy weights used for punching and matched it with a beaver-style bait to imitate a crawfish. A Strike King Rage Craw will also work well for this tactic.
After fishing for bass in heavy cover and spotting a cruising bass, cast well in front of the fish and swim the lure towards any chunk rock sitting in front of the fish. When the craw gets close to the rock, speed up your retrieve so the Texas-rigged bait will crash into the rock. Then let it sit next to the rock so the bass can move in for a closer look. If the fish turns away from the craw, reel in quickly and cast in front of the fish again and try the same presentation. You might have to make multiple presentations this way but eventually the fish will bite if it remains in the shallows.
ーStrike King Rage Crawー Photo by shopkarls.com
春、バスがスポーニングの準備のためにシャローを回遊しているとき、私はクロー系ワームでチャンクロック(岩場)を叩くようにしてこれらの魚を誘います。 パンチングに使うときと同じように重いシンカーを使い、ビーバースタイル(ハサミが大きく平べったい系)のクロー系ワームと合わせています。 ストライクキング・レイジクローなどがこのテクニックに向いているでしょう。
ヘビーカバーや回遊のバスを釣るとき、うまく魚の前にキャストし、魚のそばの岩に向かってルアーを泳がせます。 クローワームが岩に近づいたら、リグが岩の中に入っていくかのようにスピードアップさせます。 そうしたら、バスが気にして見に来れるように、岩の隣で放置してください。バスがクローワームから遠ざかってしまったら、すぐに回収して、魚の前へ再びキャストし、同じプレゼンテーションを試してみてください。 このように何回かプレゼンテーションをしなければならないかもしれませんが、最終的にはシャローに残っているようなバスであれば、バイトしてきます。
クランキング
While fishing with Bassmaster Elite Series pro Tommy Biffle, he showed me the most effective way to fish his Gene Larew Biffle Bug, which is a great crawfish imitator. He matches the mudbug imitator with a Gene Larew Hard Head Football Jig ranging in size from 1/4 to 11/16 ounce depending on the depth he is fishing.
His retrieve when fishing bass in heavy cover is different than the standard lift-and-drop retrieve many anglers use for craw-imitators. The key to catching bass on the Biffle Bug is to keep reeling the lure at a steady pace similar to retrieving a crankbait. Biffle makes sure he is reeling fast enough to keep the lure off the bottom but slow enough so it is constantly banging into rocks and other objects on the bottom. I have used the same tactic to catch quality prespawn bass that tend to ignore a Carolina-rigged plastic lizard or jig and craw worked along the bottom.
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バスマスター・エリートシリーズプロのトミー・ビッフルと一緒に釣りをしていたとき、彼は私に偉大なるクロー系ワームであるGene Larew Biffle Bug(ビッフルバグ)で釣る最も効果的な方法を教えてくれました。 彼は、マッドバグ(泥ザリガニ)を模倣するとき、釣るレンジによって、1/4〜11/16オンスのGene Larew Hard Head Football Jig(フットボールジグ)と組み合わせます。
多くのアングラーがクロー系ワームで行うヘビーカバーのバス釣りの基本であるリフト・アンド・フォールとは、彼のリトリーブは違います。 ビッフルバグでバスをキャッチする鍵は、クランクベイトをリトリーブするのと同じように安定したペースでリールを巻き続けることです。 ビッフル氏は、ボトムからルアーを離す程度の速さで巻きつつ、ボトムの岩や他の何かにぶつかるような遅さで巻きます。 私は、ボトムでリザードワームのテキサスリグやジグを無視する傾向のあるプリスポーンのクオリティバスをキャッチするために、このテクニックを使いました。
スイミングジグ
A presentation of swimming a jig-and-craw combo and crashing it into some type of solid cover can be used to imitate both crawfish and baitfish. You can use a jig-and-craw combination in brown-and-orange, brown-and-green pumpkin or black-and-blue hues to imitate a mudbug. Swim it close to the bottom and when you feel it tick something, reel faster or sweep your rod to speed up your retrieve and then let it crash down into the rocks to trigger a strike.
When bass are gorging on baitfish in the fall and you’re fishing bass in heavy cover, pick a jig-and-craw combo in gray-and-blue, white-and-silver flake or all white to imitate shad. Swim the bait close to the surface near laydown logs or boat docks and bang the jig and craw into any branches on the laydowns or metal posts of the docks to elicit a bite from any bass following the lure.
ジグ・アンド・クローワームの組み合わせで泳がせ、何らかの石系のカバーに当てていくプレゼンテーションは、ザリガニとベイトフィッシュの両方を模倣する意味で使用できます。 ブラウン/オレンジ、ブラウン/グリーンパンプキン、ブラック/ブルーのジグとクロー系ワームの組み合わせを使うことで、マッドバグ(泥ザリガニ)を模倣することができます。 ボトム付近を泳がせ、コツッという石などの感触を感じたら、リールを速く動かすか、ロッドをしゃくってリトリーブをスピードアップし、岩石に衝突させてバイトを引き起こします。
バスが秋にベイトフィッシュを暴食しているときに、ヘビーカバーで釣ろうとするときは、グレー/ブルー、ホワイト/シルバーフレーク、ホワイトなどシャッドを模倣したジグ・アンド・クローワームの組み合わせを選びます。 レイダウンや桟橋の近くの表層を泳がせたり、ルアーに付いてきたバスをバイトさせるために、桟橋やレイダウンの枝や鉄柱などにわざとジグを当ててください。
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ラッピングロック
Riffles in streams are ideal for crashing crawfish imitators into rocks to catch smallmouth bass (one of our favorite ways for fishing bass in heavy cover). I like to use a 5/16-ounce brown-and-orange finesse jig tipped with a small green pumpkin plastic craw and cast it above the riffles. I let the fast current push the lure through the riffles and let it crash into the rocks. Smallmouth usually inhale the bait as it bounces through the rocks before the lure reaches the calmer water.
川のRIFFLE(リッフル=早瀬)でスモールマウスを捕まえるためにクロー系ワームのラッピングロック(岩にコツコツと当てていく)のは理想的です(ヘビーカバーでの釣りで私が好きな方法の1つです)。 私は5/16オンスのブラウン/オレンジのフィネスジグの先に小さなグリーンパンプキンのクロ―ワームを付けたものを使い、それを瀬の上流に投げます。 速い流れが瀬の中をルアーを押していくので、その勢いで岩に衝突させます。 スモールマウスは通常、ルアーが岩にぶつかって岩の裏の流れの穏やかなところに達する前にルアーを喰ってきます。
いかがでしたか。
ザリガニを模したクロー系ワームですから、ザリガニのいそうなところで使うというのはまず前提なのでしょうけど、すり抜けを優先させたければハサミなどのパーツのスリムなものを使ったりですとか、シンカーやジグの大きさ・カラーなどそれぞれのチョイスにも気を使うということなんですね。
しかし読んでみると意外だったのが、どれも素早く動かしたり巻いたりして使う使い方ばかりだということです。
たしかに、ザリガニは普段は前を向いてのそのそと動いているのでスローに使いたくなるのですが、逃げるときは後ろ向きにピューッと泳いで行ってしまうんですよね。
それでウィードや木の枝に当たるまで泳いで、何かに当たったら恥ずかしそうにそこに隠れたりしますもんね。
そういう動きが、きっとバスにとってもなおさらにスイッチの入ってしまう動きなんでしょうし、ヘビーカバーというピンポイントに絞ったテクニックだから、そういう風に使えるのでしょうかね。
私も今度は普通の時はズルズル使って、なにかカバーが近くなったらキュッとクイックなアクションをさせてみたり、そこだけ巻いて使ったりするのを試してみようと思います。
しかし、池でザリガニを発見するとなんで嬉しくなってしまうんでしょうかね(笑)
みなさんはいかがでしょうか。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!