五十嵐誠プロ:スモールマウス最強ルアー!?イガジグスピンの使い方

2018年3月16日

五十嵐誠プロ:スモールマウス最強ルアー!?イガジグスピンの使い方

こんにちは!店長の小山です!

本日はキープキャスト名古屋2018にて、五十嵐誠プロにインタビューさせていただきました「イガジグスピンの使い方」についてお伝えしたいと思います。

五十嵐誠プロ

五十嵐プロは2018年よりJBトップ50への参加はひとまず辞退されていますが、これまでトップカテゴリで目覚ましい活躍をされています。中でも、2016年と2015年の年間成績が2位と3位というものと、2015年のクライマックスエリート5での優勝という、特にここ数年での活躍がすごかったということが印象に残っています。

またちょっと勝手なイメージですが、五十嵐プロは年間の終盤、バスそのものが釣りづらくなってくる秋の試合で強いというイメージがあります。本人が秋を得意としている意識があるのかどうかは聞いたことがないのでわからないのですが、秋というか、タフコンディションに強い方なのかもしれません。

ネコリグが得意と言われているのも、そういういことなのでしょうか。

また野尻湖のオープン期間にはフィッシングガイドをされておりますので、私としてはトーナメンターというより野尻湖の方というイメージの方が実は強いのですが、私にとって野尻湖の本当に釣れづらい晩秋でもバンバン釣っていたり、ガイドのお客さんにも釣ってもらっているのをブログで見ている(自分で釣るよりお客さんに釣ってもらう方が当然難しいと思うんです)ので、なおさら秋に強いイメージがあるのかもしれません。

イガジグスピンの使い方

さらに秋に強いイメージに繋がったのが2016年の9月の桧原湖の試合で使われたイガジグスピンという自作ルアーで勝ったことです。

この自作ルアーはやはり話題になりましたが、どうやら製品化に向かっていると知ったのが2017年で、野尻湖ガイドの時にプロトモデルを試されていたようだったので、私もガイドにお邪魔して最終モデルを使わせていただきました。

釣りづらい晩秋の野尻湖での多発バイトに、これは早く発売してくれなきゃ困ると思ったものですが(笑)、使い方が思ったより特殊だったため、できればご本人より説明があった方が分かりやすいかと思い、インタビューさせていただきました。

それではご覧ください。

使い方をちょっとまとめておきましょう:

  • 6月~8月:レンジ8~10mでボトム狙い(バスより下を通す)
  • 9月以降:サスペンドするバスの上か下かを意識してカウントダウンからのリトリーブ&カーブフォール

ということでしたかね。リトリーブ…カーブフォール…これが肝でしょうね。

野尻湖ではこういう風に狙うということですので、他のフィールドではこのイメージをアジャストさせて考えていけばいいのではないでしょうか。

ちなみに、ジャクソンブースにおられた横川プロが言うには、最終サンプルから製品版になるまでに、樹脂ボディから金属ボディへの変更になり、またお腹のフックが追加されるなどガラッと変わってどうなったかということをお聞きしたのですが、手元へのブルブル感が伝わりやすくなり、操作感が増したということと、フッキングが良くなったということでした。

五十嵐誠プロ:スモールマウス最強ルアー!?イガジグスピンの使い方

最終サンプルは私が使ったものなのですが、PE0.6号にフロロリーダーを使っているにもかかわらず、ロングキャスト&ディープ攻めをやった時に、ブルブル感は慣れないと分からない感じでした。おかげで着水した瞬間にエビになっているのに気付かず、一生懸命リトリーブして手元に返ってきたらエビになっているというあるあるが数回起きてしまいました(笑)

五十嵐プロはもちろんエビになっているのをすぐ察知して即回収していました。これは慣れれば大丈夫なことだろうと思いましたが、この辺のブルブル感が大幅に上がったということですので、慣れていなくても、私でもエビが察知できるレベルなのでしょうか(笑)ありがたいです。

そしてフッキングも、晩秋という厳しめな時季にやったからというのもありますが、食いが浅く、バイトをこちらからしっかり掛けてやらないといけなかったのですが、このあたりも大幅に改善されたようで、グーンとひったくられるようなバイトが増えたということです。

お聞きした方が五十嵐さんと同船したうえで実感されたということですので、事実として間違いないのでしょう。

五十嵐プロは今回、私の取材に対して「何を話しましょうか?イガジグスピンですか?」と言って下さり、私の腹の中をすっかり見透かしているようでした(笑)

そしてイガジグスピンを作った後にジャクソンさんを抜けたので、もう五十嵐さんの手は離れたルアーと言えるにもかかわらず、しっかり解説していただいてしまいました。ラグゼブースでインタビューしてしまったことを含め、五十嵐プロとラグゼスタッフの皆さん、申し訳ありませんでした。そして本当にありがとうございました。

桧原湖で優勝した自作ルアーがついに製品版として登場するこのルアー、夏から晩秋の野尻湖を攻略するアイテムとなるのでしょうか。

皆様にもぜひお試しいただきたいと思います。

五十嵐さんが起ち上げるブランド、「FIFTY STORM」にも期待しちゃいますね。

それでは、また。

毎度ありがとうございます!