ラージマウスとスモールマウスってこんなに違う!? スモールマウスバスの攻略ポイント

2017年6月2日

ラージマウスとスモールマウスってこんなに違う!? スモールマウスバスの攻略ポイント

Photo by bassmaster.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Smallmouth aren’t largemouth”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com”Smallmouth aren’t largemouth”May 29, 2017(海外サイトです)

 

このブログを読んでおられる方々はおそらく、スモールマウスバスを釣ったことがあるか、これから釣ってみたいとお考えの方ではないかと思います。

私も含めて、日本国内にはスモールマウスバスについての有力な情報が少ないとお嘆きの方は多いのではないかと思いますが、本当にその通りで、バスプロさんが解説するスモールマウス攻略法どころか、スモールマウスバスの生態についても、ラージマウスバスに比べたら情報が少なすぎですよね。

アメリカでは、スモールマウスバスは当然のようにラージマウスバスと人気を二分するターゲットで、アメリカの南部から北部まで転戦するトーナメントシーンでは、その戦略の違いから生まれるニューチャンピオンに観客は熱狂しています。

そういう状況ですから、アメリカのスポーツメディアもラージマウスバスとスモールマウスバスの記事や攻略法をほぼ同じくらいに紹介していて、日本と同じように、アメリカのアングラーさん方も熱心に勉強されているようです。

さて、この記事では、アメリカB.A.S.Sエリートシリーズで2016年のミシシッピーリバー(スモールマウスバス戦)で優勝したオット・デフォー氏が、スモールマウスバスがラージマウスバスと異なる点について共有してくれています。

きっとスモールマウスバス攻略のヒントとなるはずです。ぜひ読んでみてください。

 

ラージよりカバーを利用しない

Cover is important to smallmouth and largemouth but in very different ways. Largemouth bass like to be in cover. If you find a weedbed holding green bass, they’ll usually be right in it. You can fish the heavy stuff or flip and pitch the holes and usually catch them. But, if you’re looking for brown bass you’ll usually do better fishing the outside edges, and even out a ways from there.

The same thing is true of stumps, rocks, brush piles or most anything else. Largemouth bass like to be in or on cover. Smallmouth bass like to be around cover.

カバーはスモールマウスとラージマウスにとって重要ですが、利用方法はさまざまです。 ラージマウスバスはカバーの中が好きです。 ラージマウスバスのいるウィードベッドがあるとしたら、バスは通常その中にいるでしょう。 通常はバスの居場所へフリッピングやピッチングなどのヘビータックルで釣ることができます。しかし、スモールマウスバスを探しているならば、通常は、アウトサイドエッジを釣る方が彼らを釣るベターな手段です。

スタンプ、岩石、オダ、または他のほとんどのものに同じことが当てはまります。ラージマウスバスはカバーの中または上にいるようです。 スモールマウスバスはカバーの周りにいるようです。

 

カバーより食べ物を優先する

Largemouth bass will hold in cover even when they’re feeding. In fact, that’s one of the best ways to target and pattern them. Smallies see it differently.

They’ll roam long distances over open water with no cover or structure around when they’re feeding. This is especially true in warmer weather when the baitfish are out, away from shore . That’s one reason why they seem to disappear at times.

The situation’s a little different when crayfish are the prevailing forage. Smallmouth tend to stay put a little more but even then they’ll ignore cover and structure in favor of eating.

ラージマウスバスは、フィーディング中であってもカバーに支配されています。 実際、それはラージマウスバスをターゲットとしてパターン化する最良の方法の1つになっています。スモールマウスバスはそうではありません。

彼らはフィーディング中に、カバーやストラクチャーがないオープンウォーターを長距離移動します。 これは特に、ベイトフィッシュがショアから離れる暖かい天候の場合に当てはまります。 それが時々スモールが消えたように見える理由の1つです。

ザリガニが一般的な食料である場合、状況は少し異なります。 スモールマウスは少しだけその場に留まる傾向がありますが、それでもカバーやストラクチャーを無視し食べることを好みます。

 

スポーニングベッドのバスがアグレッシブである

When a largemouth bass is on her bed you have to work hard to get her attention and use lures like jigs and plastics right in the bed to get her to bite. Catching a largemouth on the bed is as much art as it is science.

Smallmouth, on the other hand, will chase almost any bait that’s around. Crankbaits, vibrating jigs, spinnerbaits and even topwater plugs will catch them. You can catch lots of bedding smallmouth by just fishing around and over bedding areas. You don’t need to see the beds.

ラージマウスバスがベッドにいるときは、ジグやワームのようなルアーを使用してベッドのバスの注意を引いてバイトをさせるようにしなければなりません。 ベッドのラージマウスを釣ることは、ズルいことでもあり技術でもあります。

一方、スモールマウスは、その周りに来たほとんどすべてのルアーを追いかけるでしょう。 クランクベイト、チャター、スピナーベイト、さらにはトップウォータープラグでさえ捕らえます。 あなたは多くのベッドがあるエリアで釣りをするだけで、たくさんのベッドのスモールマウスを釣ることができます。 あなたはベッドを見る必要もありません。

 

強い流れが好き

Largemouth bass will look for current breaks to rest and use as ambush points. You’ll rarely find them right in the middle of the stiffest water movement in the area. Smallmouth are just the opposite. Most of the time you’ll have better luck if you ignore the breaks and concentrate on fast water.

I know this doesn’t make sense, but I also know it’s true. I’ve fished Tennessee rivers for brown bass for decades. Smallies love hard current.

ラージマウスバスは、流れがさえぎられる場所を探して、待ち伏せ場所として使用します。そのエリアの最も太い流れの真っただ中にそれらを見つけることはめったにありません。 スモールマウスは正反対です。 淀みを無視し、速い流れに集中すると、ほとんどの場合、より強運を得られます。

私はこれが当然ではないことを知っていますが、それが本当であることも知っています。 私は何十年もの間、スモールマウスバスのためにテネシー川で釣っていました。 スモールはハードな流れが大好きなのです。

 

濁ってくるとラージより大急ぎになる

This requires a little explanation. When normally clear water turns stained or muddy both largemouth and smallmouth will move shallow, sometimes right up against the bank. But, the smallmouth will move quicker than the largemouth

I’m talking here mostly about deep, clear rocky lakes and reservoirs in the heart of traditional smallmouth territory. Why they do this is a mystery to me. I don’t pretend to be able to explain it. It might be that the change in water clarity activates the crayfish. They’re an important forage in those lakes. But that’s just an educated guess. It could just as easily be something else.

これは少し説明が必要です。 通常はクリアウォーターが汚れたり濁ってくると、ラージマウスバスとスモールマウスバスの両方がシャローへ動き、時にはすぐにバンクに向かいます。 しかし、スモールマウスバスは、ラージマウスバスよりも迅速に動きます。

ここでは、古くからスモールマウスバスの生息地とされるクリアで岩場のある湖やリザーバーについて話します。 なぜスモールマウスバスがそうなのかは、実は私にも謎です。 知ったかぶりもできません。 水の透明度の変化がザリガニを活性化させるのかもしれません。 ザリガニはそれらの湖の重要なベイトですから。 しかし、それは経験に基づいた推測にすぎません。 他の項目も同じですけどね。

 

ラージより目がいい

I’m not as sure about this as I am about the other things I’ve said in this column. It seems to me that when there’s more light — later in the day — they can see heavier line. I know at Cherokee this year I could catch them on heavy line real early but as the day went along and the sun rose higher in the sky I had to go light to get a bite.

Now, some anglers (good ones) believe that smallmouth are more light sensitive than largemouth. I don’t necessarily buy into that but, hey, I don’t have all the answers. One thing is for sure, though. You’ll catch more brown bass with lighter line.

私がこの記事で言った他の項目ほど、これについては確かではありません。 午後など、より多くの光量があるとき、彼らは太いラインを見ることができます。 私は今年のチェロキーレイク戦(スモールマウスバス戦)で本当に太いラインでそれらを捕まえることができたのですが、日が進むにつれて、太陽が空高く上がると、バイトを得るために細いラインを使わなければなりませんでした。

現在、いくつかの優秀なアングラーは、スモールマウスバスがラージマウスバスよりも光に敏感であると信じています。 必ずしも私はそれに賛成というわけではありませんが、でも、ねえ、私の答えがすべてではありませんから。 しかし、確かに一理あります。 細いラインはより多くのスモールマウスバスをキャッチできます。


 

いかがでしたか?

何をいまさら…な感じを受けている方がいるとしたら、もうほんと、好きですねえとしか言えません(笑)

この記事が書かれたのが2017年5月29日なのですが、昔から言われてきたことがアメリカのトッププロによって改めてこのタイミングで書かれていることが重要ですよね。

これから初めてスモールマウスバスという魚の存在を知る方だって、この先もずっといるわけですから、そういう方のために情報が更新されたりバージョンアップされるということで、このブログが少しでも役立てばいいかなと思います。

それから、当ブログ内に国内バスプロさん方にスモールマウスバス(生態や攻略法など)の事について、インタビューさせていただいた記事もございますので、そちらも併せてご覧いただければと思います。「インタビュー記事」のカテゴリ内にございます。

またアメリカのスモールマウスバスの記事も、いいのがあればアップさせていただきます。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!