【基礎知識】偏光グラス使ってますか?

2019年12月8日

【基礎知識】偏光グラス使ってますか?
Photo by shopkarls.com

バス釣りに偏光サングラスを使うとどんないいことがあるのか、ご存知ですか?

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Polarized Sunglasses: Do They Really Help You Fish?”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:shopkarls.com ”Polarized Sunglasses: Do They Really Help You Fish?”

バス釣りに限らず、有名な釣り人をテレビや雑誌などのメディアで見かけると、必ずと言っていいほどサングラスをしているシーンがあるかと思います。

あれは釣りというものがいかにオシャレでスタイリッシュでカッコいいものであるというアピールをして若者に流行らせようとしている…わけではありません。

まあ、そんな一面があってもいいのですが、ほとんどはそれとは別の理由があってサングラスをしていると思います。

釣り人がしているサングラスの多くは、「偏光サングラス」という特殊なサングラスです。

ちなみに、私も先日まで2つ持っていたのですが、なぜか2つ続けて失くしてしまいました。どこに落としたのか見当もつきません…悲しい。

「偏光グラスをかけると水中が見えるからよく釣れるようになる」という、メーカーの言葉を信じて若いころに買ってみたのですが、初めて使ってみた時からしばらくの間は、それほど効果があるように感じていませんでした。

水中が見えるということは、水の中の魚が見えるということだろうと思っていた私は、それほど魚が見えるわけでもなく、あまり意味がないと思っていました。

偏光グラスのありがたみを感じたのは、そうではないと気付いた時です。

それは、水中の地形や障害物が見えるようになった時でした。見えるようになったといいますか、実は最初からよく見えていたんだと気付いた時です。魚ではなく、そういうものを見つける・見分けることがよりできるようになった時、釣果は上がりました。

まさに、偏光グラスをしたらよく釣れるようになったんです。

そして魚を探すのではなく、地形や障害物などの変化を探すことができるようになってくると、不思議なことに、魚もよく見つける・見分けることができるようになってきました。

そうするとサイトフィッシングも少しは上達するようになってきますから、釣り人にとって偏光サングラスは武器のひとつであり、重要な釣り道具のひとつと言っていいと思います。

では具体的に、偏光サングラスをすると、どのような作用や効果があるのでしょうか。

この記事は、アメリカのタックルショップ「Karl’s Bait&Tackle」のブログ記事で、偏光サングラスをすることのメリットについて解説されています。

特にまだ偏光グラスを使ったことがないという方にはぜひ読んでいただきたいと思います。

偏光グラスはあなたの目を守る

引用文(タップすると開きます)

Your fishing trip can turn into a nightmare if you pull a snagged lure out of a tree and it rockets back at you or if you turn around while your partner is casting with one of those 7-foot rods and his lure hits you in the face. If you are wearing sunglasses, the eyewear will help deflect hooks or sinkers away from your eyes and prevent a serious mishap that could lead to the loss of your precious sight.

対岸の木に引っ掛かったルアーを引っ張って外れた時に戻ってきたとき、釣り仲間が7フィート以上のロングロッドでキャストするときなど、あなたの顔がそこにあったとすれば、その釣行は悪夢に変わる可能性があります 。 サングラスをかけていれば、フックやシンカーなどが目に直撃するのを避けることができ、貴重な視力の喪失につながる深刻な事故を防ぎます。

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偏光グラスは太陽光線を避ける

引用文(タップすると開きます)

Sunglasses also offer protection from harmful ultraviolet rays (UVA and UVB) and glare caused by sunlight. The same ultraviolet sun rays that cause your skin to burn and eventually lead to aging skin or cancer can also cause eye diseases, such as cataracts and macular degeneration (sunspots) on the retina of the eye. A harsh glare shining off the water can also lead to eye strain and fatigue.

サングラスはまた、有害な紫外線(UVAおよびUVB)や、日光によるまぶしさから保護します。 日光には、皮膚を日焼けさせて老化を促進させたり、最悪の場合皮膚がんの原因にもなったり、目の網膜に白内障や黄斑変性(黒点)などの眼疾患を引き起こすこともありうる紫外線を含んでいます。 水面から反射するきらめきも、目の疲れや肉体疲労につながります。

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偏光グラスは釣りを有利にする

引用文(タップすると開きます)

During my early years of fishing, I discovered a good pair of polarized sunglasses let me see trout in clear-water streams. The glasses cut down glare and gave me the chance to continually present my lures in front of the fish and eventually make them bite. Sight fishermen have taken advantage of polarized lenses for years to stalk their quarry.

釣りを始めたばかりの頃、私は良い偏光サングラスに出会い、清流の中でトラウトを見つけることができるようになりました。サングラスはまぶしさを抑え、常に魚のそばへルアーをプレゼンテーションできるようになり、バイトのチャンスが増えるようになりました。 サイトフィッシングが得意なアングラーは、長年にわたって偏光レンズを利用してターゲットに忍び寄っています。

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偏光グラスは水中がよく見えるようになる

引用文(タップすると開きます)

If you wear polarized lenses you can eliminate most of the surface glare and it makes your vision more comfortable. A polarized lens serves as a light filter like a Venetian blind which only allows light from a certain direction to enter the eye. Since it allows light from only a certain direction, a polarized lens then eliminates glare or scattered light.
Finding a pair of sunglasses with high polarization should be a priority for anglers. Most of the good sunglass companies are going to achieve maximum polarization but not total polarization with their fishing sunglasses. A rule of thumb for picking sunglasses with maximum polarization is the darker the lens tint, the more polarization it has. So the darkest tint will offer the best polarization in any color of lenses.

偏光サングラスを着用すると、水面のまぶしさを取り除くことができ、視覚的により快適になります。 偏光レンズは、特定の方向からの光のみが目に入るようにするブラインドのように光のフィルターとして機能します。 特定の方向からの光のみが入ってくるため、偏光レンズは光のギラつきや拡散光を除去します。
偏光度の高いサングラスを見つけることは、釣り人にとって優先事項でなければなりません。 優れたサングラスメーカーのほとんどは、釣り用サングラスでは完全偏光ではなく最大偏光を実現しようとしています。 最大偏光のサングラスを選ぶには、経験上、レンズの色が濃いほど偏光が大きくなります。 そのため、どんな色合いの中でも暗いものほど、高い偏光となっています。

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偏光グラスのレンズカラーは重要か

引用文(タップすると開きます)

Lens color is an option anglers should consider when choosing polarized sunglasses. Most sunglass companies make several shades of tint.
Tints enhance your performance by selectively filtering light rays. A gray lens filters all light colors equally so all hues look their natural shade. Dark gray lenses than are good for all-purpose sunglasses because these lenses eliminate glare best on bright sunny days and show true colors.
Brown, green and yellow lenses serve specific functions for anglers. These tints are going to enhance some colors while they bleach other colors out. A sight angler wants a tint that will enhance the colors of bass but he wants to bleach out the surrounding colors, thus enhancing the contrast between the two.

Yellow heightens contrast, but that lens tint isn’t dark enough to provide maximum polarization. So yellow lenses work best for sight fishing in shallow water on dark, overcast days.

レンズの色は、アングラーが偏光サングラスを選ぶ際には考慮すべきことです。 ほとんどのサングラスメーカーからは多くのカラーが作られています。
色により、太陽光線を選択的にフィルタリングすることでパフォーマンスを向上させます。 グレーのレンズはすべての明るい色を均等にフィルタリングするため、すべての色相が自然な色合いのままに見えます。 このレンズは明るい晴れた日に最もまぶしさをなくし、正しい色を示すため、ダークグレーはサングラスとして万能カラーと言えます。
ブラウン、グリーン、イエローのレンズは、釣り人に特定の機能を提供します。 これらの色合いは、他の色を退色させながら、特定の色を強調します。 サイトフィッシャーマンは、バスの色を強調しつつ、周囲の色を目立たなくしたいという風に、2つのコントラストを高めたいと考えています。

黄色はコントラストを高めますが、そのレンズの色合いは、最大の偏光になるほど暗くありません。 そのため、黄色のレンズは、暗い曇りの日のシャローでのサイトフィッシングに最適である、といったことが言えます。

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他のカラーの偏光グラス

引用文(タップすると開きます)

Amber or brown lenses are designed for overcast or hazy days and fog. These lenses offer high contrast but the lighter tint also loses polarization.
I have discovered a pure green tint is the ultimate color for sight fishing since it offers both high contrast and high polarization. The green tint almost matches the color of green in the bass’ back and enhances it. A green lens also filters out other colors such as tan or beige that you typically see on the nest and therefore enhances the bass’ image. Looking through a green lens almost gives you the feeling that you’ve taken a pencil and outlined the bass. It really makes the bass stand out.

Glass lenses provided the best optics years ago but when impact-resistant polycarbonate became available with polarization, polycarbon lenses became the standard of fishing sunglasses.

アンバー(薄茶色)またはブラウンのレンズは、曇りや霞がかった日や霧のために設計されています。 これらのレンズは高いコントラストを提供しますが、明るい色合いも偏光により失います。
きれいなグリーンカラーは、高いコントラストと高い偏光の両方を提供するため、サイトフィッシング用の究極のレンズカラーであることがわかりました。 緑の色合いは、バスの背中の緑の色に近く、これが強調されます。 また、緑色のレンズは、ネストの周りでみられる小麦色やベージュなどの色を除去するため、バスの輪郭が強調されます。 緑色のレンズを通して見ると、まるで鉛筆を使ってバスの輪郭を描いたような感覚が得られます。 それは本当にバスを際立たせます。

ガラスレンズは何年も前は最高の光学系を提供していましたが、耐衝撃性ポリカーボネートが偏光に利用可能になると、ポリカーボネートレンズが釣り用サングラスの標準になりました。

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高い偏光グラスを買うべきか

引用文(タップすると開きます)

Buying a good pair of polycarbon lens sunglasses costs more, but your eyes will benefit in the long run. So if you buy a pair of sunglasses for $9.95 you are going to get some lens distortion and when looking at objects at a distance your eyes have to constantly change focus to compensate for the distortion in the lenses That’s how an inexpensive sunglass lens produces eye strain because you continually have to change your focusing in that lens. Quality optical lenses will not cause your eyes to alter focusing.

高品質のポリカーボネートレンズのサングラスを買うには結構な予算が必要ですが、アイウェアだけに長い目で見ればメリットがあります。 予算をケチって1000円の偏光グラスを買うと、レンズのゆがみが生じます。遠くの物を見るときに、レンズのゆがみを補正するために、アングラーは常にピントを合わせる必要が出てきてしまいます。 そのレンズの焦点が絶えず変わってしまうからです。 高品質の光学レンズは、あなたの目の焦点を変える必要がありません。

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偏光サングラスの話は、偏光という難しいお題があるため、ちょっと分かりづらいんですよね。

太陽や蛍光灯などもそうなのですが、もともとあらゆる方向に光が出ています。これをすべてカットすることはできません。しかし、水面などに反射して自分に向かってくる光は、1方向からしか飛んできませんので、これをカットするのが偏光サングラスという感じです。

水面やガラスに反射した光の中から真っ直ぐ自分に飛んでくる光線だけをカットしてくれますので、その向こう側が見えやすくなるんですね。

実際は環境や状態などでもっと細かい条件もあるようですので、見え方については一定ではないのですが、偏光レンズがもたらすメリットはこの記事でよく分かりましたよね。

では、水の中がよく見えるクリアウォーターでなければ意味がないのかと言えば、そうではありません。

意外とマッディウォーターでも浮いているバスがよく見えたり、水面近くまであるカバーがよく見えたりしますので、濁りのあるときこそ、とまでは言えないものの、濁りのあるところでも重宝します。(偏光グラスをかけていない時よりも、偏光グラスをかけていない人よりも、という意味です)

私の場合は色弱と言って色相を判別するのが少々苦手なもので、色のことについては何とも言えないのですが、自分なりに、晴れたとき用と暗いとき用の偏光グラスなど、2種類持って使い分けるのが良いのではないかと思っています。

これについては、できれば釣具屋さんの店頭で色々と試着させてもらって、レンズカラーや素材、かけ心地など実際に感じたうえでご購入されることをおすすめします。

また、釣り仲間の方がいる場合は、少し貸してもらったりして、実際のフィールドでの見え方を感じていろいろ比べてみるといいかもしれません。

なぜか最近になって私の偏光グラスが2つ続けて行方不明になっていますので、買い替えの時期だという天からのお告げなのでしょうけども、実際問題、予算の都合で迷ってしまうんですよね…

サイトマスターが欲しいですねえ(笑)

皆さんもぜひ、偏光グラスを活用して、良い釣りをしてくださいね!

それではまた。

毎度ありがとうございます!