【初心者向けバス釣り対策】フッキングからランディングまでをマスターしよう

2020年4月17日

【初心者向けバス釣り対策】フッキングからランディングまでをマスターしよう
Photo by bassmaster.com

バス釣りの初心者の方と上級者の方の違いは、バスが釣れる本数に表れると思いますが、その違いを分けて考えてみると、バスを掛ける前と、バスを掛けた後の動作の違いになります。バスを掛けた後の動作は言うまでもなく、バスが釣れる本数に直結しますよね。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Bass Basics: Setting the hook and reeling in the prize”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com ”Bass Basics: Setting the hook and reeling in the prize”by Keith Sutton February 27, 2020

私が今よりももっと初心者だと自覚していたころ、バスを釣るために一番大事なのは、バスにルアーを食わせることだと思っていました。

もちろん今でもそれは正しいと思っています。

でも今は、バスを掛けた後の方も重要視するようになってきました。

バス釣りに限らず、釣りの主な行動は「魚を掛ける前にやること」と「魚を掛けた後にやること」に分かれますが、この両方がそれぞれ上達することで、釣れる魚の数が増えていきますよね。

さて、人間はミスをする生き物ですが、釣りについてのミスを考えた場合、魚を掛ける前のミスというのはとても気づきにくいものです。釣れないことがミスとは限らないので、何がいけないのかが分かりにくいんです。

対して、魚を掛けた後のミスというのは、とても分かりやすいものです。何かミスをすれば、魚から針が外れたり、ラインが切れたりして魚を逃すという明らかな結果が付いてくるためです。

人間がミスをするときというのはだいたい、慌てている時、視野が狭くなっている時、パニック状態の時、油断している時ではないでしょうか。

これはまさに、魚を掛けた後の私の状態そのものです(笑)

上級者になるほどバスとのファイトを冷静にこなせるようになるものだとは思うのですが、実際のところ、フッキングからランディングまでの間、具体的にはどんなことに気を付ければいいというのでしょうか。

これを知らなければ冷静なファイトができたとしても意味がありませんからね。

この記事は、アメリカバスマスターサイトのコラム記事で、釣りのフッキングからランディングまでの動作について解説されています。

逆に言えば、これを知っているだけで、ファイト中かなり冷静になれると思います。

ぜひ覚えておきましょう。

 気になるところだけ読んでもOKです 

バス釣りの基本:フッキングから獲物を巻き上げるまで

引用文(タップすると開きます)
How do you know when a fish bites? Several things could happen. You might feel a hard jerk on your line or see the line move. If you’re using a bobber and it goes completely underwater, that’s a sure sign. But a slight movement of the float could mean a fish is about to swallow your bait or lure, too.

When one of these things happens, you should reel in slack and keep your line taut. This increases sensitivity so you can feel the bite and be ready to set the hook, an action that causes the hook point and barb to penetrate the fish’s mouth, reducing its chance of escape.

After you reel in the slack, point the rod tip toward the fish and then snap the rod tip back, either toward your shoulder or to the side. Then, after snapping the rod, begin reeling. This is important because it helps ensure the fish gets hooked. From this point, keep constant pressure on the fish and reel it toward you as it tires.

Fish react in different ways to the sting of the hook. Some jump. Some head for cover. Some swim straight away. It’s up to you to play, or fight, the fish properly until it is near enough to land.

Playing small fish is easy. They’re not strong enough to give you much of a fight except on extremely light tackle. Playing big strong fish like bass, catfish, pike, stripers and muskies is another story altogether, especially when light tackle is used. With heavier rods and stronger line, you may be able to power them in quickly. But on lighter tackle, the job will be more difficult and time-consuming. Play the fish carefully or you risk losing it.

Rule number one is to always keep your line tight, even if the fish is running toward you or jumping. A fish can throw a lure or spit out a hook much easier if the line is slack.

Rule number two is don’t fight the fish with the reel. Without reeling, lift the tip of your rod until it’s pointing above your head. then reel as you lower the rod tip back down to about 45 degrees, keeping even pressure on the fish. Pull up, reel down. Repeat.

The idea is to allow the bend or flex of the rod to wear down the fish. Play the fish with your arms and the rod, and store line on the reel. Let the rod do the work.

If you’re using light tackle, you won’t be able to pressure the fish like you can with heavy tackle. But if you know you’ll be fishing areas with weeds, timber and other thick cover, you can go prepared with heavier tackle so you can prevent fish from tangling your line and breaking off.

The biggest mistake you can make when playing a big fish is getting in too big of a hurry. If you’ve hooked a green fish full of fight and try reeling too fast, you risk pulling out the hook or snapping your line. Instead, unless the fish heads for dense cover, be patient and play it without unneeded pressure. Let the rod do its work while the fish is fighting, then start reeling in line as it becomes less resistant.

魚がバイトしたときはどうやって気づきますか?それにはいくつか考えられると思います。ラインが激しく引っ張られたり、ラインがちょっと動くのが見えるだけかもしれません。浮きを使っていれば、浮きが沈めば確実なサインですし、浮きがちょっと動くだけなら、魚が餌やルアーにちょっかいを出しているだけと考えられますね。

これらのことが起きたら、リールを少し巻いてゆるんでいたラインをぴんと張ってみてください。これにより感度が向上し、バイトをよりはっきりと感じてフッキングをする準備ができます。フッキング動作をしっかりすればフックが魚の口を貫通し、逃げられる可能性が低くなります。

フッキングの動作は、リールを巻いてラインのたるみを取りながら、ロッドティップ(先端)を魚の方に向けていきます。そして勢いよくロッドティップの自分の肩ごしまたは横の方に向かって引き戻します。その動作をしたら、リールを巻き始めます。このフッキングという動作は魚に確実に針を掛けるためには非常に重要なことです。ここからは、魚を疲れさせるために一定のテンションをかけ続けながら、リールを巻いていきます。

魚はフックが刺さったことに気が付くとさまざまな方法で対応してきます。何度もジャンプしたり、カバーに向かっていこうとしたり、とにかく泳ぎ続ける魚もいます。魚をランディングできるまで近くに寄せるために、魚をいなしながら寄せるのか、それとも強引に寄せるのか、それはあなたのタックル次第です。

小さな魚を寄せるなら簡単です。かなりのライトタックルを使っている場合を除けば、長い時間をかけてファイトするほどのことはないでしょう。ただ、ビッグバス、ナマズ、パイク、ストライパー、マスキーなどの力強い魚とのファイト、特にライトタックルを使っている場合は話は変わります。ヘビータックルにヘビーラインを使っていれば、強引に素早く寄せることはできます。しかし、ライトタックルを使っている場合は、より難しく時間もかかります。慎重に魚とのファイトをしないと、魚を失う危険があります。

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ルール1は、魚があなたに向かって泳いで来たりジャンプしたりしても、常にラインテンションを張っておくことです。ラインがたるんでしまうと、ルアーを外したり、フックを吐き出したりすることが魚にとって簡単になってしまいます。

ルール2は、リールで魚とのファイトをしないことです。リールを巻くのではなく、ロッドティップを頭の上まで持ち上げます。次に、ラインテンションを保ちつつ、ロッドティップを45度くらいまで下げながらリールを巻きます。ロッドティップを上げ、下げながら巻く。これの繰り返しです。

やりたいことは、ロッドが曲がっている状態を保つことで、魚の体力をすり減らすことです。あなたのロッドと腕を使って魚とのやりとりをして、リールはラインを仕舞うだけです。ロッドに仕事をさせてください。

ライトタックルを使用している場合、ヘビータックルを使っている時ほどのテンションをかけることはできません。ですので、ウィード、立木、その他のヘビーカバーがあるとわかっている場合は、魚にラインを巻かれて切られるのを防ぐために、ヘビータックルを準備しておきましょう。

ビッグフィッシュとのファイトでやってしまう最大の間違いは、焦り過ぎてしまうことです。ビッグバスとのファイトにおいて、あまりにも速くリールを回してしまうと、フックが身切れしたり、ラインブレイクする恐れがあります。できれば、魚がヘビーカバー向かっていかない限り、忍耐強く、不必要にテンションを掛け過ぎないようにファイトします。魚が暴れている時はロッドを曲げて仕事をしてもらい、引きが弱まったと思ったときに、リールを使って巻き始めます。

【初心者向けバス釣り対策】フッキングからランディングまでをマスターしよう
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こうして改めてファイト中の自分をイメージしてみると、意外と一度にいろんなことを心がけてやっていますよね。

魚から針が外れるのはほんの一瞬です。

魚が右から左へ向きを変える瞬間だけで充分、あっけなく針は外れます。

ですので、バスの首振りにもしっかり追随してくれるロッドのセッティングや力の入れ方が大事なんですね。ロッドそのものも重要ですが、使うラインやリールの組み合わせや力の掛け方を意識することですよね。

また、水の抵抗というのは結構あるもので、根掛かりして切れたラインを回収している時も「あれ?やっぱ切れてないのか?」と思うほど重く感じることがあります。それくらい抵抗があるということです。

この抵抗があるおかげで、水の中ではまだいいのですが、ジャンプされて空気中にバスが飛び出てしまうと一気に抵抗がなくなり、ラインテンションを掛けて曲がっているロッドの反発力が、ラインのたるみに追い付かなくなることがあるんですよね。

これがジャンプバレの原因ですので、一番はジャンプされないようにすることと、ジャンプされたらロッドを引っ張るかリールを速く巻いてよりラインテンションを掛けることで少しは外れにくくなるかと思います。

こんなこと、そりゃ言われればそうでしょうねってなるかと思いますが、実際のところは頭で考えているというよりは、身体が覚えている感じだと思います。

おそらく多くの方がそうなのではないかと思います。

私もいまだにバスが掛かれば普段の自分ではいられなくなりますから、結局のところは身体が覚えるまでやるしかないですよね。

それまではバスをバラすのも仕方ありません。ミスを受け入れ、次の対策を自分なりに考えればいいのだと思います。

今はバラしてバラしてバラしまくっていても、いずれ掛けてしまえばほとんどのバスをランディングできる時が来るかと思いますので、ぜひ、バスがバレた時のあのフッと軽くなる瞬間を今は楽しみましょう。

すみません、冗談です。あの瞬間だけはいつになっても慣れません…(笑)

次こそは冷静にやってやりましょうね。

それではまた。

毎度ありがとうございます!