ハイプレッシャーなバスを釣る方法

ハイプレッシャーなバスを釣る方法
Photo by the meate ater .com

皆さんはバスがハイプレッシャーに晒されていることを実感されることはありますでしょうか?フィールドのプレッシャーが高い時、私たちはどうすればバスを釣ることができるのでしょうか。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”HOW TO CATCH PRESSURED BASS”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:themeateater.com”HOW TO CATCH PRESSURED BASS”by KUBIE BROWN|Jul 30, 2021

みなさんはバスにプレッシャーがかかっていることを実感することって、ありますでしょうか。

私は子供の頃に父親から釣りを教わりました。正確には釣りだけでなく、外遊び全般を教わりました。

1980年代の私は、小学校から家に帰り、自営業をしている父親に時間があるとキャッチボールをしました。そして17時になると、NHK教育でやっていた「釣り専科」という30分番組を一緒に見ていました。

それ以外は近所の川に釣りに行くか、友達と野球をやっていました。

その頃はブラックバスは近所におらず、フナやコイをミミズや練り餌で釣るのが一般的でしたが、やがて大人になるとブラックバスを追いかけるようになります。

そして1996年、野尻湖がルアー解禁になると、釣り人が押し寄せ、スモールマウスパラダイスとしてテレビやVHSビデオで紹介されました。

もちろん小学生の時からいろんな釣り場に出掛けていた私も、野尻湖に押し寄せた釣り人のひとりです。

2022年になる現在、当時のようなパラダイスは存在しません。バス釣りが好きなのは世界で私一人でなく、多くの釣り人が夢中になっていることで、シーズン中は日々絶え間なくルアーが水中にあり、釣果情報があがっています。

また、野尻湖では解禁直後はまだフレッシュさを保ちますが、シーズン後半になるにつれて、バスの反応が悪化するのを感じます。

これが、私が感じるバスへのプレッシャー像なのですが、おそらく多くのアングラーさんがそれぞれのフィールドで似たような印象をお持ちなのではないかと思います。

なんなら、私よりもずっと高いプレッシャーに晒されているバスを相手にしている方の方が多いことでしょう。

これは単純に考えたら嘆かわしいことかもしれませんが、私はそうは思いません。

バスがフィールドにいて、「バスは常に正しいルアーにバイトする」という正解がある限り、私にとってバス釣りはずっと楽しいままです。

しかしながら、このハイプレッシャーな時代、一層用心深くなっていくバスを相手にするには、それなりの準備も必要なんですよね。

この記事は、人生を豊かにするためにアウトドアライフスタイルを提唱するアメリカの総合アウトドアカンパニーのウェブサイト「MEAT EATER」のコラム記事で、有名フライフィッシャーマンのキュービー・ブラウン氏が、ハイプレッシャーのバスを釣る方法などをシェアしてくれています。

アメリカでも当然のようにバスがハイプレッシャー化している中、どのようなことができるのでしょうか。

それでは読んでみましょう。

ハイプレッシャーフィールドでバスを見つけるには

引用文(タップすると開きます)
On high-pressured lakes, ponds, and reservoirs where anglers pursue bass daily, the fish will become spooky and move out of the most obvious and easy-to-access fishing spots. So, to catch them, the first step is to begin finding areas outside of the classic cover where everyone else casts. During the mid-summer, when bass fishing popularity is at its peak, both largemouth and smallmouth bass do their best to both hide from the heat and from the anglers pursuing them. Some bass will move into the deepest, darkest shadows of cover. I mean might-get-the-boat-stuck thick, “do I need a trolling motor or a machete?” type of cover. Places with thick weeds, lily pads, and heavy structure such as flooded timber that most anglers will merely fish the fringes of and not actually penetrate. Other bass will move out of the main lake and into back channels and feeder creeks that flow into or out of larger bodies of water. At other times, large bass will move away from the shorelines that are continuously being smashed by lures and buzzed by the shadows of lurking boats, and go in search of deeper, cooler, less popular water to rest and to feed. The fish will seek out open water and unseen structures in the center of the lake. Sunken islands, rockpiles, and weed beds in 10 to 20 feet, usually just above the first thermocline or where the temperature is a few degrees cooler, will all attract large schools of roaming bass.

釣り人が毎日のようにバスを追ってけるハイプレッシャーレイク、池、リザーバーでは、バスは警戒し、教科書どおりのようなポイントからはいなくなります。したがって、そんなバスを釣るための最初のステップは、他のアングラーが釣りをしているような定番ポイント以外のエリアを探すことです。

訪れるバスアングラーの数がピークに達する夏までに、ラージマウスバスやスモールマウスバスたちは暑さから逃れるため、そしてアングラーから逃れるために最善を尽くします。一部のバスは、最も厚いカバーであり最も暗いシェードに移動します。つまり、ボートが進めなくなるのではないかと思わされるほどの分厚いカバーです。濃いウィード、ハス、密度の濃い立木群などのヘビーストラクチャーなど、ほとんどのアングラーは周辺だけ釣るので、侵入される心配がありません。他のバスは、メインレイクを脱出し、流れ込みを伝って上流まで移動します。

他にも、ビッグバスは普段からボートがやってきてルアーが投げ込まれているバンクから離れ、より深く、より涼しく、あまり人が来ないエリアを探して休息し、フィーディングしています。バスは湖の真ん中のオープンウォーターや目に見えない地形変化を探します。通常は表層のサーモクラインのすぐ上か、水温が数度低くなる水深3~6メートルの間にある水中島、ロックパイル、ウィードベッドなどに、群れで回遊するバスがたまります。

ハイプレッシャーバスを釣るタックル

引用文(タップすると開きます)
I’ve often carried an arsenal of heavy, stiff bass rods rigged and ready for fast, hard hooksets and pulling bass into the boat as quickly as possible. Unfortunately, so does everyone else. Highly-pressured bass don’t need all that rigamarole. Catching them calls for delicate presentations, accurate casting, and a subtle touch. So leave all the stiff, heavy, baitcasting rods behind and instead switch to some lighter gear, similar to the stuff you might use for trout. A 7- to-9-foot medium-light action spinning rod strung with 10-pound test braided line or fluorocarbon is the perfect tool for the job and all you’ll really need.

私は通常であれば、強烈なバイトに対するフルフッキングに備えて硬いヘビーロッドを装備しています。おそらく、他のみんなもそうです。 しかしハイプレッシャーバスを相手に、その装備は無駄となります。 ハイプレッシャーバスを釣るには、デリケートなプレゼンテーション、正確なキャスト、そして繊細なタッチが必要です。

ですから、硬いヘビーベイトロッドは持たず、たとえばトラウトで使うようなライトタックルに切り替えます。 7~9フィートのミディアムライトアクションのスピニングロッドに10ポンドのPEラインかフロロカーボンというのが適しており、必要なものです。

ハイプレッシャーバスに適したルアー

引用文(タップすると開きます)
On lakes and reservoirs with lots of angler attention, by mid-summer most bass have already seen dozens of bright and gaudy crankbaits and big flashy spinnerbaits—so many that they may flee the area at the sight of a popular bait splashing down. The key to success with bass lures is choosing offerings that the fish haven’t seen very often. Downsizing your presentation and selecting lures with more natural colors are the first two steps to changing your fortunes. Instead of using large buzzbaits and willow-bladed spinners, try some small spinners, like Mepps or Rooster Tails, like you would use for trout. Put aside the giant chartreuse-and-orange crankbaits and switch to smaller, more natural-colored lures, such as a small classic Rapala or a Husky Jerk in natural colors such as gold, gray, or olive. Fish your lures with a variance of action. Splash down and jerk tiny Rapalas through shallow water imitating a wounded baitfish instead of just casting and retrieving them. Make long, deep retrievals with a Husky Jerk, pausing it and twitching it along deep structures and over weed beds. Flip and pitch small spinners below boat docks and retrieve them slowly, spinning them in areas where bass have already seen a smorgasbord of other lures. Think and fish outside of the box and you shall see yourself greatly rewarded by some monster bass.

多くのアングラーが訪れる人気のフィールドでは、真夏になるころには多くのバスが何十個ものクランクベイトとやスピナーベイトを見ています。バスをルアーで釣るための秘訣のひとつは、バスがあまり見たことのないものを使うことです。

ルアーをコンパクトにし、ナチュラルカラーのルアーを選択することは、運命を変えるための最初の2つのステップです。大きなバズベイトやスピナーベイトを使う代わりに、トラウト釣り用の、メップスやルースターテールなどの小さなスピナーを試してみてください。大きなチャートやオレンジのクランクベイトは置いて、ゴールド、グレー、オリーブなどのナチュラルカラーの小さなラパラやハスキージャークなど、より小さく、よりナチュラルカラーのルアーに切り替えます。

ルアーはさまざまなアクションで使ってみましょう。小さなラパラを投げてただ回収するのではなく、負傷したベイトフィッシュを演じてシャローをジャークしてスプラッシュを出してみたりします。ハスキージャークを使ってディープの地形変化やウィードエッジ沿いを長い距離を誘って、トゥイッチし、ポーズを入れてみます。桟橋の下に小さなスピナーをフリッピング/ピッチングで入れ、スローリトリーブし、他のボートやアングラーから投げられるルアーを見飽きたバスに見せていきます。考え方を変えることで、モンスターバスが応えてくれるでしょう。

ハイプレッシャーバスに適したワーム

引用文(タップすると開きます)
If you ask any bass pro what are their favorite lures, most will answer “a plastic worm” without hesitation. These wriggling offerings are probably responsible for more big bass catches than any other lure. Plastic worms come in a staggering variety of shapes, colors, and sizes, and for pressured bass, there is perhaps no other lure more effective than a worm, so long as it is rigged properly. There are dozens of different ways to rig plastic worms—Carolina, Texas, Wacky, Neko, Shakey, etc. However, for finicky bass that have seen a lot of lures, it’s hard to beat a Wacky Rig. Wacky rigging a plastic worm is a simple and incredibly effective way to fish a plastic worm that has consistently found me fish on popular and pressured bass lakes from Lake Champlain to Lake Okeechobee. To wacky rig a plastic worm, first choose a plastic that is even in width throughout, such as a Senko or a Dover Crawler. Then take a short-shank, wide-gap worm hook, and stick it through the center or thickest part of the worm. That’s it. You also buy special O-rings to thread on the worm and slide your hook under, which makes the plastic last longer. This rig can be jigged in deep water under a boat, cast into the shallows and twitched, or pitched and simply left to sink beneath overhanging structures such as boat docks and willows. It’s a slow, tedious presentation, but few things are more attractive to bass. Just make sure you keep tension and watch your line closely because the takes are often light. Aside from plastic worms, there are other soft plastic baits that can be quite effective for pressured bass as well. Large creature baits that resemble lizards and crayfish are good but can become a bit tired when bass get persnickety after seeing a lot of lures. Instead, I prefer soft plastics with simple designs that are easy to fish like the Lunker City Sluggo and Berkley The Deal. Both are simple and effortless to rig. Simply stick the point of a hook through the fat end or “head” of the soft plastics and cast away. Many anglers will want to thread these lures onto the entire hook thinking they may miss strikes or hang up. This is a mistake. Bass inhale their food so having the hook in the end of the lure will give the lure better action and increase your hookup ratio. It will also catch more weeds though. In shallow water, fish these plastics with no weight and simply cast and slowly twitch them back towards the boat or shore. In deeper water, add a single, medium-sized split shot 5 to 8 inches above the lure. Let the bait sink to the bottom and then retrieve it at a moderate pace, keeping it just above the bottom and pausing and twitching the lure along the way, feeling for a strike.

バスプロにお気に入りのルアーを聞けば、多くの人がワームと答えます。ワームはおそらく他のどのルアーよりもビッグバスを釣るための手段となっています。ワームにはさまざまな形、色、サイズがあり、プレッシャーのかかったバスを相手にする場合、リグさえ合っていれば、ワームほど効果的なルアーはおそらくありません。

キャロライナリグ、テキサスリグ、ワッキーリグ、ネコリグ、シェイキーヘッドリグなど、ワームをリグする方法はたくさんありますが、どんなルアーでも見切ってしまうバスでも、ワッキーリグは効果的です。ワッキーリグは、レイクシャンプレーンやオキーチョビーレイクなど人気がありプレッシャーの高いフィールドでもコンスタントに釣れており、ワームで釣るなら簡単で効果的な方法です。ワッキーリグをするなら、まずヤマセンコーやバークレイ・ドーバークローラーなど、全体の太さが同じ感じのワームを選択します。次に、ショートシャンクでワイドゲイプのワームフックをワームの中央または最も太い部分に刺します。それだけです。また、専用に作られたOリングを購入してワームを通し、その間にフックを通します。これによりワームが長持ちします。このリグは、ディープでボートの下で上下させたり、シャローへキャストしてトゥイッチさせたり、桟橋やオーバーハングなど張り出したストラクチャーの下にピッチングして沈めたらそのまま放置することができます。遅くて退屈なプレゼンテーションですが、バスにとってこれほど魅力的なものはありません。バイトは弱いことが多いので、集中して、ラインを注意深く監視してください。

ストレート系ワームの他にも、プレッシャーのかかったバスに効果的なワームがあります。リザードやザリガニに似せた大きなクリーチャー系のワームも良いのですが、ルアーをたくさん見たバスからすると、少し警戒されることがあります。代わりに、ランカーシティ・スラッゴーやバークレイ・ザ ディールのように釣りやすいシンプルなデザインのソフトジャークベイトが良いでしょう。どちらもシンプルで簡単にリグできます。フックをワームの太い方または頭に刺して投げるだけです。アングラーの多くはバイトを逃したりバラしたりする可能性があると考えて、フックをワームの奥まで通したいと思うでしょうが、これは間違いです。バスはルアーごと吸い込みますし、ルアーの端にフックを付けるとアクションが向上するため、フッキング率は上がります。しかしそれはまた、より多くのウィードも絡んできます。

これらのワームをシャローのノーシンカーで使い、キャストしたらゆっくりとトゥイッチします。ディープでは、ワームの10〜25センチあたりにスプリットショットを1つ噛まします。ワームをボトムまで沈め、ボトムから離れないように動かし、トゥイッチしてはポーズを入れ、バイトを待ちます。

アングラーとして上達するために

引用文(タップすると開きます)
Seeing the number of boats and anglers out on the popular lakes and rivers during the peak of the bass season can be downright unsettling. Bass fishing is possibly the most popular sport in the outdoors world, but many anglers are often deterred by seeing the great numbers of fisherman infiltrating the lakes. With so much competition, many feel they have no chance of catching that slab of a bass they’ve always dreamed about. It doesn’t have to be like that. With the right lures, tactics, and creativity, nothing stands in the way of your bass angling fantasies.

バス釣りのハイシーズンに人気のあるフィールドでボートや釣り人の数を見ると不安になる可能性があります。 バス釣りはおそらくアウトドアの世界で最も人気のあるスポーツですが、多くのアングラーが、多くのアングラーがいる光景を見て躊躇することがあります。 競争率が高すぎるということで、多くのアングラーが想像していたようなバス釣りができないのではないかと感じてしまうのです。 その必要はありません。 適切なルアー、戦術、創造性があれば、バス釣りのイマジネーションを妨げるものはないのです。

ハイプレッシャーなバスを釣る方法
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この記事の写真がまずスモールマウスバスだったので、個人的になんとなくスモールマウスバスのイメージで読んでしまったのですが、これはバス釣り全般で言える内容ですよね。

ただし記事にあるようなタックル、ここではミディアムライトにPEまたはフロロ10ポンドという例が上がっていましたが、それが必ずしもハイプレッシャーなバスに適したタックルがこれだという意味ではありません。

多くのアングラーが使っているタックルよりも弱いもの、繊細なものを使うという意味で、より相対的な意味で読んでいただければいいのではないかと思います。

自分を変えること、でしょうか。

もうひとつ、実はこの記事にはバスのエサ釣りについても触れられています。

バスプロでない私たちがハイプレッシャーフィールドでバスを釣るために必要なこととして紹介されているんです。

バスのエサ釣りはなぜか、日本ではタブーのように見られています。

私にとってはまったく逆です。

エサ釣りはすべての釣りの基礎・基本であり、あたりまえですが究極の食わせです。

エサ釣りで釣れなければ、ルアーでバスを釣ることもおそらくできないでしょう。

エサ釣りならバスが釣れるということであれば、自分のルアー釣りにはまだ改善するポイントがあるということですし、自分が選んだポイントが正しかったかどうかの答え合わせにもなります。

エサ釣りでなければ分からないことがあり、良いことしかありません。

ただ、あくまでも目標はルアーで釣ることですので、エサで釣っているとどこかでつまらなくなるタイミングがあるんですよね。

その時にやめればいいと思います。

やっぱりルアーで釣りたい、その感情こそがバス釣りの原点回帰であり、高いモチベーションを取り戻してくれるという意味で、活きエサでのバス釣りはたまにはやってみることをおすすめしたいです。

特にハイプレッシャーフィールドではそう思うんですよね。

まあこれは個人的な意見ですし、釣具店を営む私としてはふさわしくない発言かもしれません。

これからメジャーフィールドはますますハイプレッシャー化するかもしれませんが、変な感情に自分自身を傷つけないようにしてくださいね。

釣りは楽しむものですからね!

それではまた。

毎度ありがとうございます!