真冬のシャロークランク!?

2021年1月28日

真冬のシャロークランク!?
Photo by bassmaster.com

バス釣りにも、冬には冬の定番の釣りというものがあります。いつの季節でも、定番の釣りというのは強力なパターンだったりするのですが、それだけでない他のパターンも試すことは、季節の変わり目では特に重要になるようです。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Small crankbaits can heat up cold water fishing”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com ”Small crankbaits can heat up cold water fishing”by Gary Clouse|January 21, 2021

冬、真っ只中!という感じで、突き刺すような寒さが一向に衰えないのですが、みなさま釣りはされてますでしょうか。

私はといいますと、だいたいいつも初バスが釣れるのは遅いもので、2月の中旬ごろになっております。水温でいうと7℃を越えてくるあたりです。

近所のフィールドの多くが凍ってしまい、釣りができる場所が少ないということもあるのですが、冬の場所を開拓するのがうまくいっていないとも言えます。

いつもの場所にバスが戻ってくるのが毎年2月の中旬ごろなんでしょうねきっと。

まあ、マイペースな私ですのでそれはそれで構わないのですが、この初バスの釣れ方というのが、面白いことに毎年違うんですよね。

シャッドだったりダウンショットだったりネッドリグだったり。

寒い時期であっても釣れ方が違うということは、やはりフィールドのコンディション(天気や水温など)によってバスの好みは変わるということだと思います。

しかしこのとき、私の釣りは基本的には冬の定番の釣りをしており「まさかこんなルアーで!?」ということは起きていません。

そんな私がこの記事を発見してしまいました。

「冬でもシャロークランクがアツい」

こんなタイトルの記事はちょっと現実離れしているという先入観があり、スキップしてしまうこともあるのですが、読んでみるとすごくワクワクするものでしたので、共有させていただこうと思います。

記事はアメリカのバスマスター公式サイトのコラム記事で、エリートプロのゲーリー・クロース氏が、真冬のシャロークランクゲームについて解説してくれています。

厳密にいうともう少し先、晩冬向けの記事になりますが、しっかり読めば今から準備ができることですので、ぜひ目を通してみてください。

低水温期のバス釣りのタイミングとポイント

引用文(タップすると開きます)
Anglers who don’t think of shallow crankbaits as a good choice for cold water are mistaken. You would be surprised how shallow the fish can get even when the water temperature hangs in that mid-40s to low 50s zone. In fact, this pattern should be heating up over the next month or so, depending upon where you fish. When the water is cold, you can leave your big bodied, deep plugs at home. This is a time to downsize, and I will explain that later. It’s a timing thing with sunshine being the key. When you have two or three days of sunshine on shallow rocks, you’re going to see bass moving up there. I look for rocky areas close to deep water, such as where a channel swings close to the bank or on points going into creeks. Of course, fish won’t be on all of them, but it’s a pattern worth running when you’ve had a few days of consistent sunshine. The north side of the lake tends to get more sunshine, so any of those rocky areas close to deep water will likely warm faster. Also, look for those areas with darker rocks or those with moss growing on them; they hold heat better and that’s what attracts the fish. The beauty of this pattern is there’s no need to be on the water at dawn; it works better in the afternoon after the sun has had time to radiate the bottom. A one- or two-degree rise in water temperature can get the fish actively feeding. It’s also a time when the wind isn’t your friend. I like windy banks during the warmer water periods, but the wind can work against you when the water is cold. I prefer calm areas where the sun more readily penetrates the surface and warms those rocks.

低水温期にシャロークランクベイトは適していないと考えているアングラーは間違っているかもしれません。

水温7℃から10℃という低い水温の時期でも、バスはシャローにいるということを聞けば驚かれるかもしれません。実際のところこのパターンは、釣りをする場所にもよりますが、来月あたりからアツくなるはずです。

低水温期の場合、ボディの大きなディープクランクは家に置いてきてもいいでしょう。今はサイズダウンの時期であり、それについては後で説明します。

キーは太陽光が当たるタイミングです。岩場のシャローに2~3日ほど日光が当たると、そこにバスが移動してきますので、そういうところを探しましょう。

私が探すのはチャンネルがバンクに寄っているような場所やチャンネルに向かって伸びる岬などのディープエリアが隣接する岩場のシャローです。もちろん、そこにしかバスがいないというわけではありませんが、数日間にわたってコンスタントに日光が当たっているときなら、やる価値のあるパターンです。

湖の北側は日当たりが良くなる傾向があるため、より早く暖まる可能性があります。

また、黒っぽい岩や、苔が生えている場所を探します。そういう岩はより熱を保ちやすく、よりバスを引き付けやすくなります。

このパターンのいいところは、朝まづめからフィールドに出なくてもいいところです。太陽がより長くボトムを照らした午後あたりから有効になります。

水温が0.5℃~1℃上がっただけで、バスが活発にフィーディングを始めることもあります。

風が敵になる時もあります。私も通常の季節であれば風の当たるバンクが好きなのですが、低水温期には風を避けたほうがいい可能性があります。私は太陽光が水面に届きやすく、ボトムの岩を暖めてくれやすい静かな水面を好みます。

低水温期の小さめクランクと釣り方

引用文(タップすると開きます)
I will downsize my crankbaits during the cold water period, choosing those with smaller profiles and tighter wiggles. One of my favorites is the Spro Little John, but the Berkley Fritts Side Series 5 and Rapala Shad Rap are other good ones. If the fish are a little deeper, the Rapala DT 6 is an excellent choice. The Lucky Craft Flat Mini SR is a good cold-water bait, but they are hard to find. The fish aren’t very aggressive in that cold water, and I suspect they are up on those rocks feeding on crawfish. Experiment with colors, but remember that red is good early in the season. If the water is extremely shallow, I will hold my rod tip high and finesse the lure, allowing it to roll over the tops of the rocks. The fish are pretty lethargic, so sometimes you think you’re snagged on a rock, but it’s actually bass. And remember — the fishes’ mouths toughen up during the winter so you need to get a good hook in them. That’s why I swap out the factory hooks with Gamakatsu Aaron Martens Nano Finesse Treble Hooks. Gamakatsu doesn’t sponsor me, but I’m telling you these hooks will flat out catch ‘em. I started using them last summer and landed fish that were barely hooked and that I probably should have lost. I use casting gear with 12-pound Seaguar or Sunline Sniper Fluorocarbon on a Shimano Chronarch MG baitcast reel. My rod is the 7-2 medium heavy Castaway cranking rod with a good parabolic bend. I’ve found it’s perfect for landing bass on these little baits and hooks. So if you see lots of sunshine in the forecast during the coming weeks and your favorite lake has rocky areas, tie on some small crankbaits and go have fun.

低水温期にはクランクベイトをサイズダウンし、シルエットが小さくアクションもタイトなもの選びます。私のお気に入りの1つは、スプロ・リトルジョンですが、バークレイ・フリットサイド5やラパラ・シャッドラップも良いです。バスのポジションがやや深いようなら、ラパラ・DT6が良いでしょう。ラッキークラフト・フラットミニSRも良いルアーなのですが、あまり売っていません。

バスは低水温下ではあまり攻撃的ではなく、岩の上でザリガニでも食べているのではないかと思います。ザリガニカラーを試してみてください。そう、早春にはなぜか赤が効くというのを思い出してください

水深がかなり浅い場合は、ロッドティップは高く保ち、ルアーを丁寧に操作し、岩の上を舐めるようにします。バスはかなり無気力なので、岩に引っかかってしまったと思ったら実はバスだったということも良くあります。

そして、これを覚えておいてください「冬のバスの口は硬くなるので、しっかりとフッキングする必要がある」ということです。

私は、パッケージから出したルアーのフックをガマカツ・アーロンマーテンス・ナノフィネストレブルフック​​と交換しています。ガマカツは私のスポンサーではありませんが、このフックはキャッチ率を上げてくれると言えます。私は去年の夏からこれを使い始めていて、今までフッキングできていなかったであろう、またはバラしていたであろうバスをランディングできていると感じます。

タックルは、ロッドが7’2”のミディアムヘビーでもよく曲がるクランキングロッドに、シマノ・クロナークMGにフロロ12ポンドを巻いたものを使用しています。この組み合わせが、小さなルアーでフッキングからランディングまでするのに最適だと感じています。

ということで、これから数週間後の天気予報をよく見て、よく行くフィールドの岩場の日当たりが良さそうだと思われる場合は、小さなクランクベイトを結んで楽しんでください。

真冬のシャロークランク!?
Photo by bassmaster.com

この記事が書かれたのが1月21日で、ターゲットは数週間後の2月中旬ということのようですね。

真冬というより、晩冬がメインといったところでしょうか。

私が例年初バスを手にする時期や、7℃という水温もリンクしていますので、これは個人的にも楽しみになってきました。

でも、実際にシャロークランクを使うかどうかは…微妙ですかね、自信が持てません(笑)

しかし、ひとつ重要だなと思うのは、フックの事です。

この時期に私に釣れる初バスというのは、ありがたいことにほとんどが40アップです。

通常、ハードルアーで40アップのバスが釣れるときというのはガツーンとしたバイトで反転してくれることが多く、向こう合わせにプラスしてバスの体重があるのでフックが刺さりやすいものですよね。

しかし、この時期のバスは無気力で口が硬いので刺さりにくいというようなことが書かれていた通り、口が硬いかどうかは実際はよく分かりませんが、バスが暴れてくれないのでフックが刺さりにくいような気はします。

この時期は、他の季節以上にトレブルフックの鋭さには気を使った方がいいんだなと、改めて感じました。

あとは、他の人よりも早く赤い色のルアーを試してみることではないでしょうか(笑)!

早い地域ではもうそろそろ日差しも緩んできて、小春日和を感じることが増えるかもしれません。

ぜひ天気予報はチェックして、良いタイミングで岩場のシャローへ入ってみてくださいね!

それではまた。

毎度ありがとうございます!