フィールド別(湖・川・平地&ハイランドリザーバー)のプリスポーンバスの居場所

フィールド別(湖・川・平地&ハイランドリザーバー)のプリスポーンバスの居場所
Photo by shopkarls.com

春のプリスポーンのバスを釣るには、変わりやすい春の天候にアジャストすることが大事ですが、毎年大きく変わることがない「産卵前の待機場所」というものを知ることも重要です。これをフィールド別に知ることは、プリスポーンの釣りがより有利になりますね。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Prespawn Bass Fishing Tips: Catch Bass While They’re Staging”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:shopkarls.com ”Prespawn Bass Fishing Tips: Catch Bass While They’re Staging”

今これを書いていますのが3月上旬なのですが、私の住む長野県北部でもさすがに春を感じ始めています。

夕方になると感じる、明らかに長くなった日照時間でフィールドの中もだいぶ春めいているんだろうなと嬉しく思いつつ、まだ初バスを手にしていない焦りもあったりしまして…(笑)

釣りにはぼちぼち出かけているのですが、釣れないのです。

今やっていることがどれほど正解に近いのか、そして何をすればいいのかもよく分かっていません。

なんとなく例年通りの釣りをするのですが、ただ去年釣れたからと言って、その日までの流れやその日の天気だって違うのですから、去年釣れたってだけでは根拠になってないんですよね。

春というのは1年の中でも天気の移り変わりが激しい期間だと思います。春一番、春雨前線、寒冷前線…こういった予測しにくい天気はやはり、バス釣りを難しくするものだと思います。

(まあ本当は、難しい難しいって言っているのが楽しいんですけどね。誰でも簡単に釣れてしまう魚だったら、ゲームになりませんからね)

バス釣りの難しいところには、こういった季節や天候にアジャストしなければいけない部分のほかに、個性あるそれぞれのフィールドに釣りをアジャストしなければならない部分もあると思います。

春、特にプリスポーンの釣りをする今、天候には左右されながらも、バスの産卵の準備というのは毎年大きく変わることはありません。

ですので、それを覚えることは釣りが有利になるということですよね。

では、各フィールドにおいてバスは、どんなところで産卵の準備をするのでしょうか。

この記事は、アメリカのバスフィッシングのタックルショップ「Karl’s Bait & Tackle」のHPのブログ記事で、プリスポーンバスが待機する場所を平地の湖・川・平地リザーバー・ハイランドリザーバーというフィールドごとに解説してくれています。

私のようにまだプリスポーンバスを釣っていない方も、もう釣ってしまった方も、ぜひ読んでみてください。

平地のナチュラルレイクのプリスポーンバス

引用文(タップすると開きます)
You can head for the bays of glacial lakes to find prespawn largemouth and smallmouth bass. The fish remain in the bays throughout the year and hold in bulrushes or along rocks at depths of 6 to 12 feet deep even during the winter because there isn’t a lot of depth change on these lakes. A prime prespawn staging area for largemouth bass consists of a rock piles in 4 to 5 feet of water that is situated near a vast flat in a bay. Also locate staging areas along any combination of rocks and aquatic vegetation because bass prefer spawning on the hard bottom close to those spots. There might be an unusually large rock surrounded by patches of grass and weeds, this would be a prime area for a spawning bass to set-up Smallmouth also stage along the hard-bottom flats in the bays but these fish relate less to cover. Look for a tapering type of bank where smallmouth are kind of moseying their way in to the shallows. Smallmouth can be scattered anywhere along the gravel flats, but larger concentrations of bass stage near big boulders or rocks mixed with pea gravel and sand.

結氷する湖だとしても、プリスポーンのラージマウスバスやスモールマウスバスはワンド内にいるものです。これらの湖は深さの変化があまりないため、バスは一年中ワンド内にとどまり、冬の間は深さ2〜4メートルにあるオダや岩に寄り添っています。

ラージマウスバスが産卵前に待機する主なエリアは、ワンド内の広大なフラットの近くにある水深1.2〜1.5メートルの水中のロックパイルなどのストラクチャーです。また、バスはそういったスポットの近くのハードボトムに産卵することを好むため、岩とウィードなどが組み合わさる場所を好んで待機場所としています。水草やウィードのパッチに囲まれた大きな岩があるとしたら、それは産卵しようとするバスが準備するのに最適なエリアです。

スモールマウスもワンド内のハードボトムのフラットで待機しますが、スモールマウスバスはカバーとはあまり関係がありません。スモールマウスバスがシャローに向かう途中の突き出たバンクを探してください。スモールマウスバスは砂利底のフラットならどこにでも散らばっていますが、大小の岩の近くに、小石や砂利と砂が混ざったところが準備場所となり、バスが集中します。

フィールド別(湖・川・平地&ハイランドリザーバー)のプリスポーンバスの居場所
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川のプリスポーンバス

引用文(タップすると開きます)
Weedy areas in sloughs serve as prime prespawn bass fishing sites for river bass. The fish will stage on old lily pad stem beds because the vegetation grows on a sandy bottom. These bass spend winter in deep holes and stage in an area that has light current near a deep hole. Even though prespawn bass stay as shallow as 2 feet in the weeds, these staging fish prefer a location near deep water such as a drop-off or the main river channel. Siltation limits prime spawning areas on a river so one of the main problems with river systems is finding a hard bottom or a bottom that doesn’t silt over during a flood. So the ideal location for staging river bass is any aquatic vegetation growing between a hard-bottom spawning area and the deep pools in a slough or on the main river.

ブレイクライン上にあるウィードエリアは、川の主なプリスポーンバスの釣り場として機能します。 植物は砂底で成長するため、バスは水中のハスの茎に産卵することもあります。

これらのバスは冬はディープで過ごし、ディープの近くの流れが穏やかなエリアで準備に入ります。 プリスポーンバスは水深60センチしかなくてもウィードがあれば中に入って過ごせますが、通常の産卵準備のバスはドロップオフやメインリバーチャンネルなどディープの近い場所を好みます。

川には泥が運ばれてきてしまうというデメリットがありますので、産卵場所が制限されていまいます。川バスのプリスポーンの釣りで解決すべきことのひとつは、ハードボトムまたは増水時でも泥がかぶらないボトムを見つけることです。 つまり、川のバスが産卵準備をする理想的な場所は、メインリバーのディープが隣接する急なブレイクから続くハードボトムの産卵場所の間にある、成長しかけのウィードや水草エリアです。

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平地リザーバーのプリスポーンバス

引用文(タップすると開きます)
Similar to natural lakes and rivers, these manmade impoundments harbor staging bass in shallow water. You can locate prespawn staging bass in the feeder creeks of lowland reservoirs. Normally when the fish are going up the creeks they are picking out the little flat shallow gravel and mixed rock points. A limited amount of deep water causes bass to remain shallow throughout the year in flatland reservoirs. So you rarely catch bass deeper than 10 to 12 feet from these waters. During the winter, lowland impoundment bass seek shelter on the deeper ledges of the creek channel. Prespawn bass move up from the ledges to the sloping secondary points mixed with gravel and rocks where bass stage at depths of 3 to 8 feet. The prime secondary points are those near gravel and sandy banks where the bass eventually move in to build their nests.

平地の湖や川と同様に、人工のリザーバーにもシャローに産卵準備のバスがいます。

低地のリザーバーのスポーンの準備に入るバスは、クリークで見つけることができます。 通常、バスがクリークを上っていくときは、砂利と岩が混じった小さなシャローフラットと岩の岬を通って行きます。

そもそもディープエリアが少ないため、平地のリザーバーでは年間を通じてバスはシャローにいます。 したがって、このタイプのフィールドでは3~3.6メートルより深いところのバスはあまり釣りません。

冬の間、低地のリザーバーのバスは、クリークチャンネルのより深場のブレイクで越冬します。 プリスポーンのバスは、そのブレイクから砂利や岩が混じるクリーク内の岬へ上り、1.5~2.4メートルのレンジで準備に入ります。 クリーク内で有力な岬となるのは、バスが最終的にネストを作るために移動する砂利や砂のバンクがより近い岬です。

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ハイランドリザーバーのプリスポーンバス

引用文(タップすると開きます)
Major feeder creeks become prime targets in any search for prespawn bass staging on deep, clear highlands reservoirs. Look for a good prespawn bass fishing point that runs out and has cover, such as cedar trees, pole timber, big boulders or anything else bass can move up to and stage on. Don’t overlook the cedar trees, any other wood cover or rocks because that type of cover can draw heat from the sun and any time the fish has the ability to pull up on the cover and get a little heat is a key to catching those staging fish. Highland reservoir bass also spend their winters in the creek channels, but unlike their lowland impoundment cousins, these staging fish hold deep, sometimes suspending over depths of 15 to 25 feet. Prime staging areas are close to both the pea gravel spawning banks and the wintering spots. A lot of the areas where you catch prespawn staging bass in trees versus bass you catch in the winter might be just yards apart. There are actually some areas where you can be jigging a spoon and catch wintering bass in 30 feet of water and then turn around and throw a suspending stickbait on a shelf to catch staging bass.

水深があり透明度の高いハイランドリザーバーでプリスポーンの準備段階のバスを探すには、メインのクリークが主なターゲットになります。

そこで、たとえばレイダウン、立木、大岩、その他のカバーなど、バスが産卵のためにシャローへ移動する目印になるものを探します。こういったカバーは太陽からの熱を吸収しやすく、それを求めて産卵前のバスが集まることで釣るためのカギとなるため、これらを見逃さないでください。

ハイランドリザーバーのバスも冬はクリークチャンネルで過ごしますが、平地のリザーバーとは異なり、プリスポーンバスの居場所は深く、4.5〜7.5メートルの深さでサスペンドしていることもあります。主な準備場所は、小石や砂利のスポーニングエリアと越冬場所の両方が近くにある場所です。前述のウッドカバーでプリスポーンの準備段階のバスが釣れるエリアと、冬にバスが釣れるエリアは、ほんの数メートルしか離れていないこともあります。実際に、水深9mの越冬エリアでメタルジグで越冬バスを釣り、そのまま振り返ってブレイクにワームのノーシンカーを投げ、サスペンドするプリスポーンのバスが釣れるエリアが結構あるものです。

フィールド別(湖・川・平地&ハイランドリザーバー)のプリスポーンバスの居場所
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私たちからすれば天気ごとに居場所がコロコロ変わってしまうバスは厄介でいつも手を焼いてしまうのですが、バスからしても早く産卵して子孫繁栄といきたいところなのに、天気に邪魔をされてしまうものなのでしょうね。

また、放流されたバスというのはもともとそこで生まれたバスではなく、その場所に適応したバスということになりますが、たとえばハイランドリザーバーである程度育ったバスが平地の池に放流されたとしても、残りの人生はうまく季節や天候に適応しながら、住みやすい場所を探していくのでしょう。

このように、バスにはバスの人生があり、バスがわざわざアングラーに合わせてシャローへ移動してくることなんて絶対にありませんから、そんなバスの動きを私たちが学んで、察知して、アジャストしていくしかありません。

季節、天気、水質や各フィールドの立地や地形などの無限の組み合わせがあることで、私たちは一生かけてもバス釣りを極めることはできないのではないかと個人的には思うのですが、釣りを通して魚や動物や自然の色々なことを学べることは、バス釣りを極めることより大切なことなのかもしれません。

ですので、必ずしもみんなよりバスが釣れなくてもいいんです。

みんなはもう初バスを釣っているのに、出遅れてしまってもいいんです。

そうやって言い訳しながら、自分なりにバス釣りを楽しんでいますよ、私はね(笑)!!

それではまた。

毎度ありがとうございます!