秋の荒食いスモールマウスを釣る

秋の荒食いスモールマウスを釣る

Photo by MIDWEST OUTDOORS.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”SMALLMOUTH BASS FEED ON IN THE MADNESS OF FALL”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:midwestoutdoors.com”SMALLMOUTH BASS FEED ON IN THE MADNESS OF FALL”TED TAKASAKI , SEP 1, 2016(海外サイトです)

 

秋のスモールマウスには本当に手を焼かされます。

野尻湖が1年中、ずっと虫パターンで釣れてくれたらとてもありがたいのですが、それほど見つけやすかった夏のバスが、秋になると一気に姿を消します。

いえ、姿を消すというよりは、私には釣れなくなってしまうという意味なんですけども…。

秋といっても、お盆ごろの野尻湖はすでに秋めいていて、この頃のいわゆる初秋と、禁漁間近の11月上旬あたりの晩秋ではこれまたまったくバスが変わってしまいます。

私の場合、初秋の頃は表層を回遊しているスモールを釣るのが好きで、ワカサギが回ってくると一気にテンションが上がり、水面に追い込んでワカサギを食べまくっているスモールです。この頃はまだ、釣れるバスを見つけやすい方です。

晩秋はワカサギのレンジがもっと下がってしまって、その深ーいワカサギにつくバスと、ディープの他のベイト(エビかヨシノボリ的な?)につくバスに分かれてしまい、いずれにしてもディープの展開になってしまいまして、釣れるバスを見極めるのがとても難しいと思います。

しかし、釣れた場合は初秋から晩秋までいずれのバスもお腹がパンパンで、とても健康的。まさに荒食いしてるなあ!と思わされるバスが釣れる確率が高いと思います。

ちょっと難しいけれども、1匹の価値が上がる季節、それが、この秋という季節ではないかと思います。まあ、かっこいい言い方をすれば、ですけどね(笑)

本当は、もっと釣りたいんです。どんなところで、どんな釣りをすればもっと釣れるのか。知りたいところです。

 

この記事は、アメリカ中西部を中心としたアウトドアメディア「MIDWEST OUTDOORS」の記事で、記者のテッド・タカサキ氏が秋のスモールマウスフィッシングについての解説をしてくれています。

テッド・タカサキ氏はアメリカFLWのウォールアイフィッシングの元プロですが、ウォールアイを釣るのが上手い方はスモールマウスを釣るのも上手いと私は勝手にですが思っていまして、そういう方のお話であればぜひ聞きたいと思うところです。

皆さんもぜひ、読んでみてください。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

秋の荒食いスモールマウスバス

Smallmouth bass cop an attitude as summer turns to autumn. The warm days of July and August sparked a feeding frenzy with smallmouths roaming in large schools while gorging themselves on minnows in the shallows. These acrobatic fighters will often get in a “wolf pack” when the water is warm. The warmer the water, the more aggressive they get, and they will school up, stay shallow and feed.

But the cooler waters of fall do nothing to douse their fire. The downward turn in temperature is nature’s way of signaling winter is on the way and the feeding frenzy turns to absolute madness, which translates into vulnerable fish. Fall is prime time for big fish, and lots of them.

Water temperatures rarely reach 80 degrees in the Upper Midwest. That means smallmouths can stay shallow all summer long, somewhere from the surface to 5 feet down. There are huge numbers of smallmouths that roam in lakes, like Mille Lacs, attacking minnows where they can find them. If you find the food, you’ll find the smallmouths. And you can catch 10 to 50 from the same concentrated bunch.

The summer pursuit of smallies is visual. The key is to use polarized sunglasses to scan shallow spots for visible forage fish or to use sonar to spot slightly deeper schools on the top edges of structure. In lakes, start the search on classic smallmouth structure, like flats and points with sharp drops to the deep water. Add sand, rock and weeds, and you’ve got a good chance to connect. But when they are schooled, they really don’t care what kind of cover they are on because it’s the meal that they’re after. Baitfish will keep moving, and so should you.

Always try the shallow water first, and you rarely have to search deeper than 5 feet this month. Use spinning gear for grubs and tubes. Tie on a 1/8-ounce jig/grub with 10-pound-test TUF Line XP on opening day and you’ll be able to stay on them until the end of the season. Try using longer 7-foot rods to make long casts so you can stay farther back and avoid spooking shallow fish. Neutral-colored tubes or grubs in brown, white or chartreuse work great. In addition, a jig tipped with a leech can often turn the trick in tough conditions.

Many smallmouth bass aficionados use baitcasting rods for spinnerbaits and crankbaits. They typically spool up with the heaviest line they can get away with, usually between 10- to 17-pound-test. The primary factor in line choice is water clarity.

Use crankbaits and spinnerbaits to cover water fast and locate active fish. Go slower with plastics, if necessary. Try throwing 1/2-ounce lipless crankbaits in blue and chrome or in reds and browns. Topwater baits, like jerkbaits and Pop-Rs, work great in calmer water conditions. For summertime spinnerbaits, use 1/4 ounce with two-tandem number 3 willow-leaf blades, usually in a metallic.

Remember, smallmouths are not homebodies. Try several likely places on the structure. If nothing bites, move to another spot. Thirty minutes at one spot is too long.

Location changes in the fall as summer fades away. Smallmouths become more structure-oriented. They move off the flats and the tops of points to the edges of the drop-offs. Where you were once fishing from the surface down to 5 feet, focus on depths down to 15 feet in September. Schools will gather on any drop-off, no matter how slight the change.

Bait choices will change too. Forage fish are bigger by this time of year, so move up to 1/2-ounce spinnerbaits with two- tandem number 5 willow-leaf blades. For tubes and grubs, stick with brown and watermelon, but doctor them up by tipping them with an orange dye. Heavier, lipless crankbaits still work well too.

As September surrenders to October and beyond, smallmouths move deeper still. Their love of structure turns into a passion, as they hold on vertical drops from 10 to 20 feet deep. Favored presentations become jigging spoons while using sonar to position the boat over the pack. In addition, rigging with a large chub or sucker can be deadly at this time. You can often catch the biggest fish of the year—if you can stand the weather.

The summer-to-autumn transition offers a different challenge in rivers. Early in summer, river smallmouths act more like largemouths. They like dead spots, no-current areas like sloughs and backwaters, with current nearby. But smallmouths soon move to the main river and hold on current breaks, such as the upstream or downstream sides of wing dams, eddies behind shoreline points and blowdowns. You’ll still find them in these in the fall.

There’s no other time for smallmouth bass like the transition time. And even when the weather turns colder, bronzeback fishing stays hot.

スモールマウスバスは、夏から秋にかけて荒食いを始めます。 7月や8月の暖かい日にスモールマウスは、シャローを大きな群れで回遊している小魚を狂ったように食べています。水温が高い時期にこのアクロバティックな狩りをするのをよく「ウルフパック(狼の群れ)」と呼ばれることがあります。水温が高いと彼らはより積極的になり、群れを成し、シャロ―に残ります。

しかし、秋が近付きより涼しくなっても、彼らについた火が消えることはありません。水温の低下は、季節が進み冬が近付いている途中であり、狂ったようなフィーディングはますます狂気を帯びてきます。そしてそれはより弱い魚に向けられます。秋は水温が高いほど、ビッグフィッシュがアグレッシブになり、群れを成し、シャローに残っています。

アメリカ中西部でも北の方は水温が27℃以上になることはめったにありません。つまりスモールマウスは、夏の間、水面から1.5メートル以内のシャローにいたままということになります。 ミル・ラコスのような湖では回遊するスモールマウスが数多くおり、彼らは見つけた小魚を手当たり次第に襲います。あなたが食べ物を見つけたら、スモールマウスも見つけることができるでしょう。そしてその群れから10〜50のバスを釣ることができます。

夏のスモールマウスのフィーディングは視覚に頼ります。キーは偏光サングラスを使用してシャローに目で見えるベイトフィッシュのいる場所を探すか、魚探を使用して地形変化の上のにいるディープの群れを探します。湖では、岬からディープフラットに急激に落ちるような典型的なスモールマウスのストラクチャーからサーチを開始します。砂、岩、ウィードがあるとチャンスになります。しかしその群れというのは、食事の方を優先するため、彼らがどんなカバーについているかというのを気にしてはいけません。ベイトフィッシュは動き続けていますので、あなたもそうするべきです。

まずはシャローから試してくみてださい。この時期は1.5メートルよりも深いところを探る必要はほとんどありません。スピニングタックルでグラブやチューブを使用してください。1/8オンスのジグにグラブを付け、PE10ポンドのラインに結びます。これで秋の初めから終わりまでいけます。7フィートという長めのロッドを使用してロングキャストをし、遠くの距離を保ち、シャローの魚を怯えさせないようにしてください。ブラウン/ホワイトまたはチャートのような中間色であるチューブやグラブは非常に有効です。さらに、リーチ系ワームをつけたジグは、タフコンディションにおいて有効になることがあります。

多くのスモールマウスバスの愛好家は、ベイトタックルでのスピナーベイトやクランクベイトを使用しています。彼らは通常、最もロングキャストができつつ強い10から17ポンドのラインを巻いています。主なライン選択の要因は水の透明度です。

アクティブなバスを探すため、クランベイトやスピナーベイトで広い範囲を素早くカバーします。必要に応じてワームを使いゆっくりと移動させてください。 ブルーやメッキカラーまたはレッドやブラウンの1/2オンスのバイブレーションプラグも試してください。POP-Rやジャークベイトのようなトップウォータールアーは、凪のようなときにすばらしく効きます。夏のスピナーベイトの場合は、メタリックな1/4オンスのヘッドに#3のタンデムウィローを使用します。

思い出してください。スモールマウスは何かに付く魚ではありません。地形変化のある場所を試してください。バイトがない場合は、別の場所に移動してください。 1つの場所で30分もいては長すぎます。

夏が去り、秋が来るとまた場所は変化します。スモールマウスはより地形変化に依存します。彼らは、フラットエリアを離れ、岬の先端が落ち切ったエッジにつくようになります。これまで水面から1.5メートル以内で釣りをしていたところでも、9月には深さ4.5メートルに注目してみます。どんなわずかな変化でも察知して、群れはドロップオフに集まり出します。

ルアー選択も変わります。ベイトフィッシュはこの時期には大きくなっていますので、#5のタンデムウィローブレードのついた1/2オンスのスピナーベイトを使います。チューブやグラブの場合は、ブラウンとウォーターメロンがあればいいのですが、オレンジのアクセントをディッピングで染めてください。重めのバイブレーションもまだまだ有効です。

9月から10月、さらに季節が進むと、スモールマウスはさらにディープへ動いていきます。彼らの地形変化に対する愛はより激しさを増し、深さは6メートルまで落ちていきます。ここでお気に入りのプレゼンテーションは、魚探を使ってボートをディープのフィーディングの真上に置き、メタルジグを投入することです。さらに、ウグイなどの生きエサもこの時期は効果的となる可能性があります。天候に耐えることさえできれば、今シーズン最大の魚を釣ることもできるかもしれません。

これら夏から秋にかけての変化は、河川では別です。初夏のころ、川のスモールマウスはラージマウスと同じような行動をします。彼らはデッドスポットと呼ばれる、泥地や逆ワンドのような流れのないエリアや流れの近くにいます。しかしスモールマウスはすぐにメインリバーに移動し、堰の上流側や下流側、ショアラインにあるレイダウンの下流の渦などのカレントブレイク(流れの遮られるもの)の後ろにいます。秋になってもまだこういったところにいるでしょう。

季節の移り変わりのスモールマウスに「待った」はありません。寒い季節になっても、スモールマウスフィッシングはアツいままです。


 

秋のスモールマウスが食欲旺盛だというのがよく分かりますよね。

しかし、この記事はアメリカのもの。日本のスモールマウス事情と比べると大きな違いがあります。

それは、水深(レンジ)ではないでしょうか。

この記事では夏から秋にかけて水深1.5メートルから3メートルから6メートルという表記がされていました。

私の知る野尻湖では、スモールマウスのレンジは晩夏では表層(ボイル)、秋は8メートル、晩秋にはそれ以下から20メートルにもなります。

なぜアメリカと日本のスモールマウスのいるレンジがこれほど違うのかはよく分かりませんが、段々深くなるという変化の過程は同じような感じなんですね。そのおかげで、スモールが見つけづらくなります。

また、アメリカと日本では有効になるルアーも違いがありますのでここに出てくるルアーすべてをまるっきり信じることもありませんが、例えば、水深15メートルでのメタルジグでのスモールマウスバス、かなりマニアックですが、よく釣っておられる方を見かけます。

しかしまずはスモールを見つけること、これが重要なのかもしれません。

魚探でベイトフィッシュやスモールマウスを見つける秋の釣り、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!