水中のルアーの色はこう見える!

2016年8月11日

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こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”View From Below Does Lure Color Matter Underwater?”という記事があったので引用してご紹介いたします。

引用先:FIX.com"View From Below Does Lure Color Matter Underwater? WRITTEN BY STEVE STARLING“(海外サイトです)

 

みなさんはルアーの色って、水中ではどういう風に見えているんだろう?と考えたことはございますでしょうか。

よく「ここはこの色が釣れる」とか「こういう時はこの色が釣れる」なんていう話を聞きますが、それは水の色とルアーの色に関係があるということなのでしょうか…?

この記事は、そんな疑問を科学的に解決してくれそうな記事でしたので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

(引用先記事内ではこれがすべてではないですよ、と言っています、念のため。)

 

水中でルアーの色はどうのように見えるの?

まずは通常の水(クリアウォーター)での見え方についてです。

水中を通る光の性質でカラーを決める?

引用
The overall intensity or brightness of visible light also diminishes rapidly underwater.
Because this absorption is greater for longer wavelengths (the red end of the spectrum) than for shorter wavelengths (the blue end of the spectrum), perceived colors are rapidly altered with increasing depth or distance through the water.
The precise rate at which this loss of color occurs varies depending on the intensity of the sunlight.

強い色、または明るい色も、水中ではすぐに減少します。この色の吸収は、短波長(青のスペクトル)よりも長い波長(赤のスペクトル)のほうが大きく、見えている色は水の深さまたは距離の増加に伴って急速に変化します。この色の吸収が起こる正確な割合は、太陽光の強さよって変化します。

ものすごくきれいな海での光の透過度は9mで25%に減って、90mまで潜ると0.5%しか届かないようです。0.5%と言えばほぼ真っ暗なのですが、これが淡水の湖や川だともっとすぐに暗くなってしまうようですので、湖や川でルアーフィッシングをするということは、ルアーの色はちょっとした水深の違いで変化しやすいということになりますね。特に、赤い色の方が変化しやすいようです。

 

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引用
As already mentioned, red is the first color visible to our eyes to disappear, and is typically gone within 15 or 20 feet of the surface. much less in turbid water. Orange disappears next, then yellow, green, and purple. Blues penetrate deepest of all, both the tones visible to our human eyes and also the shorter, ultra-violet wavelength many fish can see.

すでに述べたように、赤は、目に見える最初に消える色で、水面から15または20フィート(4~6m)以内になくなります。濁った水は除きます。次にオレンジが消えます、そして、黄色です。そして、緑で、紫です。青はこの中で最も深くまで認識できます。そして、多くの人間と魚の両方が見ることができるのが更に波長の短い紫外線波長(UVカラー…蛍光紫、ケイムラとも言われる色)です。

たとえクリアウォーターでも、白い色のものが40フィート(12m)も潜れば濃いグレーか青か黒く見えるようです。

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引用
In other words, a red lure may look black when viewed at a depth of 40 feet, but it will also appear black, or at the least brown or very dark grey, when viewed from the side at a distance of 40 feet, even if it’s traveling right up in the surface layer.

つまり40フィート(12m)の深さで見た時、赤いルアーは黒く見えるかもしれないが、それはまた、40フィート(12m)の距離で側面から見ても非常に濃い茶色や灰色や黒に見えるということです。これは表層を移動したときであっても同様です。

深さもそうですが、横の距離でも色が変わるということです。明るい水中でも赤いルアーは近くにあれば赤に見えても、同じレンジでも離れていくとだんだん黒く変わっていくということですね。

 

引用
At face value, this phenomenon of light and color loss underwater makes a mockery of the importance of color in lures anywhere beyond shallow, ultra-clear scenarios, yet anglers the world over will continue to argue that one color is better than another, even in deep-water jigging. The funny thing is, if you ask half a dozen fishers for their opinion on the most effective lure color, you’re likely to receive six different answers. Perhaps it’s time we moved color to the bottom of the list of criteria when choosing a lure or fly, and placed far greater emphasis on the size, action, profile, and speed of our offerings.

明るさとカラーが消えるこの現象は、シャローで釣る人も、クリアウォーターで釣る人も、ディープジギングをする人も、重要視せず、この色がいいと言っても、いやこっちの色の方がいいと主張します。6人に聞けば6通りの意見がありそうなくらいです。おそらくそれはルアーを選択する際、一番最後に「カラー」を決め、ルアーの大きさ、アクション、形、速さに重点を置くからなのでしょう。

おわり

その色によって水深と距離による色の消え方っていうのはわかったのですが、良いカラーについては6人いれば6通りの意見があると…。

 

濁った水の色・天気とルアーの色の関係

最後に、濁った水の色とルアーのカラーセレクト、それから天気とルアーのカラーセレクトについて見てみましょう。

濁りの中では?

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泥濁りの場合
荒れて泥が掻き上げられ濁った場合は、黒いルアーが有効です。

アオコ濁りの場合
夏の間、照りつける太陽がアオコを増加させます。こういう場合は、魚に明滅がわかりやすいよう、ツートンカラーのルアーを使用します。

タンニン濁りの場合
松の木が近くにあるとタンニン濁りが発生します(醤油色っぽい水の色)。この茶色濁りの場合はダークカラーが有効です。

 

天気の差では?

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晴れた日の場合
金や銀のルアーは直射日光を反射するため、晴れた日に有効です。曇りの日にはほとんど見えなくなります。

曇りの日の場合
曇りの日は紫外線が強くなりますので、曇りの日は蛍光カラーのルアーに紫外線が当たると特に明るくなります。


 

いかがでしたか。

記事の中でもあったけど、色の問題は人によっていろんな意見がありますので、この記事も参考程度にしておいていいのではないかと思います。

しかもこれは人間目線の記事です。「魚は紫外線も見えてる」なんていう話もありますから、暗いからといって魚が色(波長)の判別ができないとは限りませんよね。むしろ魚にとっては暗い中でこそ、色の重要性が高いかもしれませんよね。わかりませんが(笑)

さらに言えば、見えたほうがいいのか、見えないほうがいいのかっていう問題もあるし…。

そんな風に考えれば考えるほど、その釣り場のその時の状況で正解の色なんてわからなくなっちゃいますよね…。

そんなわけで、こういう記事を見たら1回は信じて試してみたらいいんだと思います。それで自分なりに研究して、答えを出せばいいと思いますし、それが釣りの面白いところでもあると思います。

決して誰かの意見を曲げるための記事だとは思わない方がいいと思います。

 

 

結局のところ、できる範囲で色々試してみるしかないですね。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!