大きなスモールマウスバスを釣るために”やっていない”8つのこと!?

2018年7月7日

大きなスモールマウスバスを釣るために”やっていない”8つのこと!?

photo By bassmaster.com

 

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより”8 ways to NOT catch a trophy smallmouth”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先bassmaster.com”8 ways to NOT catch a trophy smallmouth”By Chris Noffsinger, Don Wirth(海外サイトです)

※この記事は2016年6月27日のものを再編して掲載しております。

 

ビッグスモールマウスといいますと、皆さんのなかではどのくらい以上のサイズのスモールのことを指しますでしょうか。

ラージマウスバスでいわゆるランカーサイズというのは50アップという事になっていますので、これがひとつの基準になっているのではないかと思いますが、スモールの場合はあまりそういうことは言われていないのではないかと思います。

ですので、スモールの場合は人によってデカバスの基準に差がある場合があります。「スモールの引きはラージのプラス10センチ」という言葉も良く聞かれる通り、40センチ以上をデカスモールと呼ぶ方もいれば、ラージと同じく50センチの方もいらっしゃいますし、重さで言うと2キロ以上のことを指す場合もあると思います。

私がこれまでやって来た経験からすると、45、46センチまでは比較的釣れる場合が多いのですが、47センチ以上となってくると急に釣れづらくなるばかりか、その体つきも非常にたくましくなり、見た目的にも「これはデカい…」と思わされることが多いです。ですので、私の場合は47センチ以上が「デカスモール」です。

まあ、私の意見はいいとして(笑)、人それぞれデカスモールの基準があるにしても、この記事では、アメリカB.A.S.S.の記者、クリス・ヴィルト氏が、ミシガン州のフィッシングガイドでありトーナメンターでもあるクリス・ノフシンガー氏に7パウンダー(3キロオーバー)のスモールマウスバスを釣るためにやっていないことを8つ、書き出してくれています。

3キロオーバーのスモールなんて、私にとっては夢のまた夢のような気がしますが、逆に言えばスモールマウスのスペシャリストが挙げる8つのやるべきこととはどんなことなのか。

ぜひ読んでみたいと思います。

 

1.ビッグフィッシュをターゲットとするためのゲームプランがない

引用文(タップすると開きます)
“If I go fishing often enough, sooner or later I’m bound to catch a big smallmouth!” is the epitome of wishful thinking. Unless you’re incredibly lucky, putting that beast in your boat will take planning and preparation. True, there might be a (as in one) 7-pound smallie swimming in the lake where you catch all those 13-inchers, but your odds of ever hooking it are beyond infinitesimal.

Therefore, your first step in developing a successful trophy smallmouth game plan should be determining not only where these superior fish live, but where they live in numbers large enough to warrant spending your precious time and hard-earned bucks to go there.

「よく釣り行くし、そのうちデカいスモールも釣れるでしょ」これは希望的観測の典型です。信じられないほどの幸運でもない限り、そんなモンスターをキャッチするには計画と準備を必要とします。まあ、その湖には7パウンダーが1匹だけいて、残りの30センチの小バスたちをあなたが全部釣ってしまえばいい話かもしれませんが、その方法で釣り上げるのは天文学的な確率と言えるでしょう。

したがって、あなたがデカバスを釣るにあたってやるべき最初のステップは、そんなバスがいるところに行くことです。そこに行けばデカいのがいると言うだけではなく、そこに行くための時間やお金を使うにも値するほどの数もしっかりいるところであるべきです。

 

2.カバーの釣りがしたい気持ちが強い

引用文(タップすると開きます)
This is one of the “rules” of bass fishing that you need to unlearn if you’re serious about catching a giant smallmouth. While largemouth bass are indeed programmed to favor submerged brushpiles, matted grass, logjams and other forms of dense, gnarly cover, smallmouth bass relate more to a well-defined structural edge — such as a dropoff in a natural lake or a reservoir channel break — and to sparse, isolated pieces of cover, like a little patch of rocks on a sand flat or a lone stump at the end of a reservoir point. Many of the sharp dropoffs where I catch giant Great Lakes smallies have no cover at all; the fish are simply using the darkness of deep water for concealment. So when you embark on your trophy smallmouth dream quest, target structural edges and remember that less is more where cover is concerned.

これは、ビッグスモールマウスを釣りたいならば忘れる必要のあるバス釣りのルールです。確かに、ラージマウスは沈んだオダ、水生植物、丸太などの危険なカバーを好むものですが、スモールマウスはよりハッキリした地形変化のエッジ(自然湖やリザーバーのブレイクの落ち込むところ)に関連しています。そしてまばらなカバー、砂地のフラット地帯にポツンとある小さな岩やリザーバーなら独立したスタンプなどを好んでいます。私が行く湖のドロップオフには、カバーなどまったくありません。魚は身を隠すためには単純にディープの暗さを利用しているのです。したがってあなたがビッグスモールマウスバス探しをするときは地形変化のエッジを狙います。カバーなどは少なくてもいいと思ってください。

大きなスモールマウスバスを釣るために”やっていない”8つのこと!?

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3.夜釣りをしていない

引用文(タップすると開きます)
When the surface temperature of a clear, cavernous Southeastern lake climbs into the mid-90s during July and August, big smallies move deep and go into a stupor. But after dark, they’ll gravitate to shallow gravel and chunk rock banks to gorge on crawfish and will absolutely decimate a jig or short-arm spinnerbait. Here in northern Michigan, prime trophy smallmouth lakes such as Charlevoix and Torch are churned to a froth by pleasure boats during the summer tourist invasion, but I’ll often have the lake to myself after dark, when those big fish move up to feed.

7月から8月の間、南東アメリカのクリアレイクで表層水温が30度を超えてくると、大きなバスはディープで意識もうろうとした状態になっています。しかし日が暮れると、彼らはバンクに岩のある砂地のシャローにやってきてはザリガニを食っていますので、
この時に、ジグやショートアームのスピナーベイトで一網打尽にすることができます。ここミシガン北部の、チャールボーワレイクやトーチレイクなどのスモールマウスレイクなどでは、夏の間は観光客によるプレジャーボートにより水面が掻き回され泡立たされますが、ビッグフィッシュたちはフィーディングの時間が来るまで暗闇に身を潜めています。

 

これは当店として夜釣りを推奨するものではありません。あくまでも記事の引用に留まりますのでご注意ください。ちなみに、野尻湖においては遊漁時間はAM7:00~PM4:00(オカッパリはPM6:00まで)となっております。

 

4.ベイトフィッシュの群れから離れてはならない

引用文(タップすると開きます)
I’ve found that during the summer/fall transition, smallies will school by size and suspend around offshore baitfish schools — sometimes at extreme depths (see No. 8). Now the name of the game becomes locating a school of lunkers with your electronics; they’ll invariably be lurking around big clouds of baitfish, often near a sharp dropoff, an offshore reef or a submerged hump.

夏から秋に移り変わる頃、同じくらいの大きさのスモールの群れがベイトフィッシュの群れの周りにサスペンドします。今やあなたは高性能な魚探によってランカーたちの群れを突き止められるようになりました。彼らは常に、急なドロップオフの近くや、沖合のハードボトム、沈みハンプの周りに潜んでいること、そして雲のように画面に映るベイトフィッシュの群れがいることに気づくでしょう。

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5.カレントを避けている

引用文(タップすると開きます)
Most bass fishermen find moving water a drag to fish. Besides making boat control tedious, current pulls your lure presentations off their mark and creates a bow in your line that makes light bites hard to detect. But smallmouth, much more than largemouth, are completely comfortable in current — and if you want to catch a big one, you should be, too! Instead of being scattered across a wide area, big smallies will stack up and position themselves in predictable places where moving water is present — in swirling eddies, behind midstream boulders and in flooded trees — and use current like a conveyor belt to deliver groceries to their downstream lairs. On river-run smallmouth reservoirs such as Pickwick Lake, the vast majority of the trophy-class fish caught annually are bagged while a healthy flow of water is being generated from the upstream dam, and the big fish bite can literally shut off like a switch the instant generation ceases. Even so-called slackwater lakes may exhibit significant water movement. I’ve fished in current on Lake Michigan that was strong enough to roll a 1-ounce sinker along the bottom like a marble, and high winds can create considerable current in neck-down areas of smaller bodies of water. When fishing fast water, use compact lures such as jigs and tubes that sink into the strike zone quickly, and hang on to your rod — a monster smallie hooked in swift current will pull like a freight train!

多くのバスアングラーは、流れを避けて釣りをしているように見受けられます。流れは操船が難しくなり、キャスト精度も落ち、ラインが弧を描いてしまって、軽いバイトを取ることが難しくなるためです。しかしスモールはラージに比べ、流れの中を非常に快適に感じています。ですので大きなスモールを釣りたいならば、あなたもその中にいなければなりません。大きなスモールは、広大なエリアに散っているのではなく、水が流れる場所を知っていて、大岩やレイダウンによってできる渦を利用し、そこに身を置き、まるでベルトコンベアのように流されてくるベイトを食べるためにその流れを使うのです。ピクウィックレイクのような川系のリザーバーでは、大部分が上流のダムの放水により流れが発生している間に、毎年のようにトロフィークラスのスモールマウスが釣られています。いわゆるスラックウォーターレイクと言われる水の流れがゆるい湖でさえ、水の流れが重要になることがあります。ミシガンレイクの流れで釣りをするときは重すぎるほどの1オンスシンカーを使ってハードボトムを転がしますが、強い風が吹いたときは小さなフィールドの幅が狭まったところではかなりの流れが発生します。
速い流れで釣るときは、早くストライクゾーンまで沈むチューブジグのようなコンパクトなルアーを使い、ロッドをしっかり握っていてください。それに喰いついたモンスターバスは流れにも乗ってまるで貨物列車のように引くのです!

 

6.釣りやすい時しか釣りをしていない

引用文(タップすると開きます)
But big smallmouth love rough weather — the nastier, the better! In clear lakes, wind and wave action set up predictable food chain scenarios. Drifting plankton blooms are concentrated and blown toward shore, causing schools of threadfin shad or alewives to follow this food source into shallower water — and smallmouth to move from open water to gorge on the baitfish. Waves crashing against the bank and runoff from heavy rains will muddy the shallows, prompting smallies to move tight to shore to feed on crawfish. Here in northern Michigan, early prespawn and late fall smallies will stack up at the bottom of sharp dropoffs; they’ll slam a blade bait with a vengeance, even though lake water is barely 40 degrees and the air temp might be in the teens. Sure, it’s cold, wet and miserable out there, but it’s amazing how fast a 7-pound smallie will warm you up!

ビッグスモールマウスは非常に、ラフウォーターを好みます。荒れれば荒れるほど良いようです。クリアレイクにおいて、波と風は食物連鎖のシナリオを用意してくれるのです。大量のプランクトンが岸に向かって流され、続いてシャッドやエールワイフなどのベイトフィッシュの群れもシャローに向かって流される原因となります。そして、オープンウォーターから移動してきたスモールマウスバスはそのベイトをむさぼり食うのです。また波や大雨は、岸に打ちつけることで岸を濁らせ、スモールマウスがザリガニを食べるために浅瀬に上がることを促します。ここミシガン州北部のアーリープリスポーンや晩秋のスモールマウスは急なドロップオフのボトムに陣取り、水温は一桁、気温はマイナスの時期でもブレードベイトに襲い掛かってくるものです。そうです。寒く、冷たく、みじめではあるのですが、7パウンダーのスモールマウスが釣れた時には、信じられないほどアツくさせられるのです!

これは荒れた天気での釣行を推奨するものではありません。あくまでも記事の引用に留まりますのでご注意ください。規模の小さい野尻湖といえども、風力、ボートによっては危険なシーンとなります。皆様におかれましては安全第一でお願いいたします。

大きなスモールマウスバスを釣るために”やっていない”8つのこと!?

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7.トップウォータールアーを投げていない

引用文(タップすると開きます)
You might want to rethink this decision, because giant smallies will absolutely plaster a Zara Spook, Tiny Torpedo, Pop-R and a host of other noisy topwater plugs. I’ve caught scores of monsters on top during postspawn and fall, when big fish are ambushing baitfish on points, channel drops, submerged rockpiles and other key structures. Even in gin-clear water, big smallies have a thing about brightly colored topwaters, so be sure to include hot colors such as yellow and chartreuse in your lure arsenal, and try dressing up your poppers with a gaudy feathered treble hook on the butt end.

ジャイアントスモールマウスはザラスプーク、タイニートーピード、ポップR、多くのノイジー系トップウォータールアーに出るものですので、これらのルアーについてもう一度検討したほうがいいと思います。私は、ポストスポーンから秋にかけて、ベイトフィッシュを待ち伏せできる岬、チャンネルラインへのドロップオフ、沈みロックパイル、その他のキーとなる地形変化でモンスターバスをキャッチしています。ジンクリアなフィールドであっても、ビッグスモールは明るい色あいのトップウォータールアーを待っているようですので、イエローやチャート系も必ずタックルボックスに混ぜておくようにしましょう。そしてポッパーのリアフックを綺麗なフェザーフックに替えておくといいでしょう。

大きなスモールマウスバスを釣るために”やっていない”8つのこと!?

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8.小さなルアーしか使っていない

引用文(タップすると開きます)
Sure, you’ll catch plenty of smallies on 4-inch tubes and itty-bitty drop shot lures, but don’t let its name mislead you — a smallmouth bass will strike a big bait! I routinely catch wallhangers on bulky 3/4- and 1-ounce spinnerbaits with oversize tandem willow blades, big swimbaits and mango-size goby imitators.

Keep at least one rod rigged with a big spinnerbait or swimbait to satisfy the hunger of those behemoth bronzebacks that are hankering for a full-meal deal!

たしかに4インチのチューブワームなどをダウンショットで使っていれば多くのスモールをキャッチできると思いますが、スモールマウス=小さな口という名前に騙されないようにしてください。スモールマウスは大きなルアーでも釣れるのです!私は3/4ozから1ozの大きなブレードのタンデムウィローリーフのバルキーなスピナーベイトや大きなスイムベイト、それから大きなゴビー系ルアーで日ごろからビッグバスを釣っています。

最低一本は、飢えたモンスタースモールマウスバスの腹を満たすための大きめスピナーベイトやスイムベイトをリグって用意しておいた方がいいと思いますよ!big_smalllures

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いかがでしたか。

こんな感じで、アメリカ北部のビッグスモールマウスバスは攻略されているということなんですね。

水温ひとケタ、気温マイナスの荒れた天気でビッグを狙うというのもなかなかハードな展開ですが、アメリカのミシガン州というとカナダとの国境のにある5大湖があるところですし、SNSでカナダに住むNISHINE LURE WORKSの西根さんの投稿を見ていると、やはりかなり過酷な釣りになるようですね…そうして教えてもらっても、まだ想像もつかないんですけどね(笑)

こんな感じで教えてくれました。

そんな環境での記事ですので、野尻湖や木崎湖と照らし合わせてもそのまんま使えるというわけにはいかないかもしれないのですが、もしかしたらこの記事を読んでニヤッとしている方もいるのではないでしょうか(笑)

僭越ではございますが、私が個人的にビッグスモールだと思っている47センチ以上のスモールは、だいたいこの記事の条件にハマることが多いかと思います。それほど多く釣ったわけではないのですが…すみません。

充分参考になる記事だと思いますので、覚えておいていいのではないかと思います。

ただしくれぐれも注意していただきたいのは、夜釣りは危険なの当店としては推奨していないということと、荒れれば荒れるほどいいという解釈です。荒れた時は慎重になって、安全第一で行動してくださいね、これは絶対でお願いいたします!

フッキングが決まり、魚とのファイトも冷静にこなし、いよいよランディングというところで、自己最高記録なのではないかというサイズが見えた瞬間、急に焦ってしまうものですが、それを狙ってキャッチした時の快感はたまらないものがあるはずです。

ビッグなスモールのいるフィールド、野尻湖、木崎湖にぜひ、挑戦しに行きましょう。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!