【バス釣りテクニック】マーカーブイの活用法:マイク・アイコネリのテクニックを徹底解説!

2017年5月23日

【バス釣りテクニック】マーカーブイの活用法:マイク・アイコネリのテクニックを徹底解説!

Photo by scout.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”How to Use Marker Buoys For Offshore Fishing”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:scout.com”How to Use Marker Buoys For Offshore Fishing”By JASON SEALOCK 07/06/2011(海外サイトです)

 

マーカーブイという器具を皆さんはお使いでしょうか。

マーカーブイをご存知ない方のために軽くご説明いたしますと、形は色々あるのですが、代表的なのはアルファベットの「H」の形をした水に浮くもので、ひもと重りが付いているものです。

これを水面に向かって投げ込むと重りだけが沈んで行き、その重さでひもが引っ張られます(そのときH型の浮力体は水面でクルクルと回っています)。回転しているのがピタッと止まったら、重りがボトムについた合図という感じ。

特に沖合で釣りをしていると、目印になるものがないので、魚探を掛けていて何かを発見した時にこのマーカーブイを入れておくと、自分だけの目印になり、効率的に沖の隠れたポイントを攻めることができるというアイテムです。

【バス釣りテクニック】マーカーブイの活用法:マイク・アイコネリのテクニックを徹底解説!

GPSの精度の向上や魚探でのマッピング機能の登場により、マーカーブイの活躍は減ってきているようですが、この記事では、アメリカのトッププロであるマイクアイコネリ氏へのインタビューによるマーカーブイ活用法が書かれています。

最新鋭の魚探を複数使いこなすアイコネリが、マーカーブイをどうやって使っているのでしょうか。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

アイコネリのマーカーブイ活用法

“Marker buoys are super key! Ridiculously key, dude,” said Iaconelli, in a tone that hinted this discussion about four-dollar hunks of floating florescent plastic wasn’t going to be a yawner.

“It’s the best, most important, inexpensive, piece of equipment you can own as a bass angler. I learned as a kid fishing from a jon boat that there’s always a sweet spot on the lake bottom, and a $4 marker buoy is the greatest tool there is to help with what I call ‘narrowing the window’ down to that sweet spot.

“Let’s say you’re faced with fishing a huge 60,000 acre reservoir during this time of year. It’s hot. It’s summer. You know you’re looking for humps and ledges near deep water. Finding that one magical hump that’s half the size of a hockey rink amid 60,000 acres of water is a serious task in ‘narrowing the window’. But once you narrow it down to the hump or ledge, then you’ve got to find the sweet spot on the hump or ledge.”

Iaconelli defines the sweet spot as anything on the structure that’s different than the surrounding substrate, such as a single large boulder, a stump or perhaps a patch of rock or gravel on an otherwise soft muddy or sandy bottom.

“Once I’ve located the hump with my electronics, I drop the first buoy simply as a marker to identify its basic location. Then it’s time to start searching with rod and reel,” he said. “I cast a Carolina rig, a football jig or a DT16 crankbait to get a precise feel for the bottom. I’m looking for that one little patch of something different that not even the best electronics in the world can detect because it literally has to be ‘felt’ by the angler.

“Once I feel something different, or catch a fish, I immediately drop a second marker buoy right in front of my trolling motor – sometimes I actually toss out the buoy while I’m fighting the fish. That second buoy becomes my point of reference as to where I need to position and hold my boat. I don’t want my second buoy to land on top of the sweet spot, or the school of fish, but simply to provide a reference point for where my boat should be setting for each cast that follows. Even if you drop a waypoint, only that marker buoy can offer a precise visual reference to know exactly where each cast needs to land.

“Marker buoys are reference points. That’s their job. And they’re not just for deep water or clear water. I use them nearly everyday that I’m on the water, including rivers, shallow water and muddy water. As a kid I rarely fished a lake that was deeper than 10-feet. So I learned to drop a marker buoy on a creek bed depression that might have only changed 10-inches in depth – but sure enough, that’s where the fish would be hanging – right there on that little 10-inch drop.”

Iaconelli admits that even after he’s dropped the second marker buoy and tagged it with a waypoint, his work is not done.

“Once I get off the water at the end of the day, a lot of times I make written notes on a lake map, or in a note book. For example, I might mark that waypoint No. 251 contains a large boulder where the bottom drops from 9 to 11 feet on the southwest corner of the hump.

“That’s why marker buoys are so critical. They are the most precise means we have to mark a sweet spot. And trust me if I find one boulder that’s half the size of my Tundra’s hood in the middle of Clear Lake, California – I want to know exactly where to find it when we go back there five years later.”

「おいちょっとまて、マーカーブイなんて、大事なものに決まってるだろ!」 アイコネリは、水に浮く蛍光プラスチックの4ドルの物体についてのこのインタビューが邪魔ではないことをほのめかしてくれた。

「これは最高の、最も重要で、安くて、バスアングラーとして持つべきアイテムです。子供のころからジョンボートでを釣りをして、湖の底にはスイートスポットがあることを学びました。たった4ドルのマーカーブイは、私がスイートスポットに「的を絞る」ことを助けてくれる最大のツールです。」

「この夏、巨大な6万エーカーの貯水池(霞ヶ浦くらいの湖)で釣りをしているとしましょう。暑いです。夏ですよ。いいかい、あなたは、60,000エーカーというフィールドの中にバスケットコートくらいの大きさのハンプや岩場を探し当てたのならば、「的を絞る」というのは深刻な課題です。だって、一度的を絞ってしまえば、そのハンプや岩はあなただけのスイートスポットでしょう。」

アイコネリはスイートスポットをそのストラクチャーにおいて周囲の底質とは異なるものと定義しています。例えば単一の巨大な岩、スタンプ、あるいは柔らかい泥や砂のボトムのなかにあるちょっとしたハードボトムなどです。

「私が魚探でハンプを見つけたら、最初のブイを単に基本的な位置を特定するための目印として投入します。それから、ロッドとリールでサーチを始めます。キャロライナリグ、フットボールジグ、ディープクランクを投げて、ボトムを正確に感じとります。私は、世界でも最高の魚探でさえも検出できない、文字通り釣り人にしか感じ取ることのできない、小さな範囲を探しているのです。」

「ボトムの違和感を感じたり、魚を釣ったりすると、すぐにエレキの前に2つ目のマーカーブイを投入します。魚とのファイト中にさえブイを投げることがあります。その2番目のブイは、自分のボートをどこに置く必要があるかについての目印になります。2番目のブイはスイートスポットの上や魚の群れの上になるようにするのではなく、その後のキャストとを効率よくするためにボートポジションをどこにするべきかについての基準点を決めるだけです。GPSにウェイポイントをマークしたとしても、マーカーブイは視覚的に正確な目印になり、キャストするべきスポットを正確に知ることができます。」

「マーカーブイは基準点です。それがマーカーの役目です。そしてそれはディープやクリアウォーターのためだけではありません。私はほとんど毎日、川、シャローウォーター、マッディーウォーターなど、水上にいるときには使用しています。子供の頃、私は10フィート(3メートル)より深い湖で釣ることはめったにありませんでした。そのため、たった10インチ(25センチ)しか水深が変わらない小さなチャンネルの落ち込みにマーカーブイを落とすことを学びました。しかし、そこで爆釣しました。そのたった10インチの落ち込みが、他にはない場所だったのです。」

アイコネリは、2番目のマーカーブイを投入して魚探にウェイポイントとしてマークした後でさえ、彼の仕事はまだ終わりではないと言います。

「その日の釣りが終わりボートから降りると、例えば、さっきのウェイポイントのハンプの南西の角には大きな岩が入っているため、水深が9〜11フィートに落ちる。という風に気付いたことを湖の地図やノートにメモを書きます。」

「マーカーブイはそれほど重要なのです。スウィートスポットに目印を付けるための最も正確な手段です。カリフォルニアのクリアレイクの真ん中で大きな岩を見つけたら、たとえ5年後にそこに戻ったときにでもどうやって見つけるか正確に知りたいものですからね。」

【バス釣りテクニック】マーカーブイの活用法:マイク・アイコネリのテクニックを徹底解説!

Photo by scout.com


 

いかがでしょうか。

マーカーブイは1個だけで使うのではなくて、複数個を使って機能するんですね。

マーカーブイを使ったことがなかった方にとっては、なるほどと思うことがあったのではないでしょうか。ずっと使ってる方にとっては常識だったのかもしれませんが…

他にも、ブレイクライン上にブイを等間隔に並べてみたり、ウィードのエッジに沿って並べてみたり、ある程度の広さのスポットを囲うように並べてみたりするやり方もあるんですね。

こうやってブイが並んでいる様子をビジュアル的に見ることで、その日の釣りが効率的になることはもちろんですが、その風景というか光景を覚えておけば、次はブイがなくてもだいたい同じ場所に投げられるようになったり、ボトムの様子を3Dでイメージしやすくなるのだと思います。

ちなみに本文中でアイコネリは、「魚探でも検出できないものを感じ取る」ということを言っていますが、この記事は2011年のもので、だいぶ古いものです。ご存知の通り現在の魚探はここ数年でさらに進化して、小石ひとつすら精密な画像で映し出しますので、このあたりの記述は各自で解釈し直してください(笑)

 

昔からマーカーブイを使って地形を把握していたアングラーさんは、今は使っていなくても、ちょっと魚探掛けをしただけで水中を3Dでイメージ化するのがとにかく速くて正確です。

ちょっと例えが違うかもしれませんが、カーナビを買ってから道を覚えることが下手になってしまった私からすると、そのアナログ力(?)は素晴らしいものだと思っています。

いくらデジタル機器が発達しても、こういうアナログアイテムを使うことは、脳を活性化させ、より「釣ってやった感」が増し、釣った時の喜びはもっと大きくなるかもしれません。

そういう意味でも、見直すべきものなのかもしれませんね。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!