ブランドン・レスター:初秋の山上湖のスモールマウス

2018年10月3日

ブランドン・レスター:初秋の山上湖のスモールマウス

Photo by bassmaster.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Mountain smallmouth in the early fall”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com”Mountain smallmouth in the early fall”by Brandon Lester September 28, 2018(海外サイトです)

 

スモールマウスバスの釣りは、日本では野尻湖と桧原湖の情報に限られてしまいます。

このブログを読んでおられる皆さんですから、プロ級の腕前の方もいらっしゃれば、まだスモールをそれほど釣ったことがないという方もいらっしゃることでしょう。そしてそれぞれの皆さんの間で、スモールという魚はこういう魚だ、いやこうだという話になったりするのではないでしょうか。

スモールマウスのエキスパートさんであれば、もうほぼスモールの生態やパターン的なことは解明されているのかもしれませんが、私レベルの一般アングラーにとってはまだまだ未知の部分が多く、だからこそ、この魚をもっと追いかけたくなったりするのですが、そういう狭い世界での不自由さのようなものが多いというのも、時には意外と悪くないものだったりしますよね。

誰かのスモールマウスの意外な話に「えーっ、そんなこともあるのか」と思ってみたり、その一方で「そんなはずはない、だって見たことがないもの」と疑ってかかったりするのは、素直な釣り人の心と、自分の目で見るまで信じたくないプライドのようなものを両方持ち合せる、ある種の釣り人あるあるなのではないでしょうか(笑)

この記事は、アメリカバスマスターサイト内のコラム記事で、エリートプロ、ブランドン・レスター氏が初秋の山上湖におけるスモールマウスについて解説したものです。

ブランドン・レスターは、今年(2018年)のエリートのセントローレンスリバー戦、レイクシャンプレーン戦で表彰台とシングル入賞を果たしているスモールマウスのエキスパートのひとりです。

彼が初秋の山上湖のスモールマウスバスについてどんなことを語るのか。ぜひ、読んでみましょう。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

初秋の山上湖のスモールマウスバス

This is the time when smallmouth fishing starts to get underway in the mountains of Tennessee and the surrounding areas. It’s a great place to have some fun on the water but, to be honest with you, it’s also when things can be tough.

Most of the fish will still be deep and hard to target. They tend to school, feed erratically and move with little or no notice. When I fish for them — not often — I usually tie on a spoon. If you’re really hardcore and willing to spend more time looking than catching you can catch a few but…

At the same time I say that, I’ll tell you that there are a few up shallow, but they are few. When I say shallow I’m talking about right up next to the bank taking advantage of whatever cover they can find and chasing baitfish. If you like that kind of fishing, you can probably catch two or three a day.

The best way to get them right now, based on my experience, is to target laydowns and brush that’s on the main lake or about halfway back in the pockets. It seems like they use the wood as an ambush point and to protect them from the midday light.

The best wood will have green leaves on it, and it’ll be located on a flat or gently slopping bank that runs out into deep water. It seems like steep banks and hard bluff walls aren’t as good. I don’t know why but that’s the way it is most of the time. And, I never go all the way back in the pockets and hollows. Smallmouth stop about halfway back. They aren’t largemouth.

Now, here’s the crazy part: The best way to catch them is with a topwater lure. You can use just about anything — a buzzbait, walkin’ stick, popper, prop bait, balsa minnow — but my strong preference is a River2Sea Whopper Plopper. There’s something about that sound that drives bass crazy when they’re in the treetops. I like the 110 or 130 size in bone.

I make long and repeated casts around and through the laydowns and bring the lure straight back to the boat. I’ll vary the speed of the lure until I find what works at the time. And, I don’t just fish like that early and late in the day. I do it from whenever I launch my boat in the morning until I come in at night, all through the middle of the day.

Now, here’s another crazy part: I don’t use any other bait. I never change to anything else or even switch colors for that matter. It’s all about covering water. Just throw and throw, and then throw some more.

Final note: I am not sponsored by River2Sea. In fact, I don’t have a hard bait sponsor. My recommendation is truly objective.

This column might sound a little different from most, but I’m telling you this is the way to go in late September and through October if you’re looking for mountain smallmouth. Give it a try.

さて、テネシー州周辺の山々でスモールマウスバスフィッシングがスタートする時期になりました。水上は過ごしやすさを求めるには最適な場所ですが、正直なところ、釣りには厳しいとも言えます。

ほとんどの魚はまだディープにいるため、狙うのが難しいでしょう。彼らは群れを成し、不規則なフィーディングを起こし、予告もなしに動いてしまう傾向があります。私がそういった魚を釣るときは(ほとんどの場合)、スプーンを結びます。あなたがハードコアなアングラーであれば、すでにこの釣りに多くの時間を費やして、いくつかをキャッチしていることと思います。しかし…

それと同時に、言いたいことがあります。数は少ないながらも、シャローに上がる個体もいるということです。私が言うシャローの魚というのは、ベイトフィッシュを追って、バンクの付近にあるカバーを利用している個体のことです。そのような釣りが好きな人であれば、おそらく1日2〜3本を釣ることができます。

私の経験に基づいて彼らを釣るための最善の方法は、メインレイクやワンドの途中にあるレイダウンやオダをターゲットにすることです。彼らは、木を隠れ家として使用し、太陽の光を避けているように思えます。

一番いいウッドカバーは、まだ緑色の葉がついていて、フラットエリアにあるか、なだらかな斜面のバンクで深いほうに向かって横たわっているようなものです。急なバンクや崖のようなところにあるものはあまり良くないようです。なぜそれがいいのかは分かりません。しかし、そんな場面を良く見るのです。そして、その隠れ家に戻っていったのを見たことがありません。スモールマウスは途中で止まったりしません。彼らはラージマウスではないのです。

さて、ここからはちょっとクレイジーな話になるかもしれません:彼らをキャッチする最善の方法は、トップウォータールアーです。バズベイト、ペンシルベイト、ポッパー、プロップベイト、バルサミノーなど、何でも使えますが、私のお気に入りはRiver2 Seeの Whopper Plopper(ホッパープロッパー)です。どうやら彼らが木の中にいるときにでもバスを狂わせてしまうようなサウンドを発生させているようです。私はボーンモデルの110または130サイズが好きです。

レイダウン周りへのロングキャストを繰り返し行い、ルアーをボートまでストレートリトリーブします。その時に有効なスピードが見つかるまで、ルアーのスピードを変えていきます。そして私はこの釣りを、朝や夕方にやるのではありません。私は朝にボートを出してから夜に帰着するまで、一日を通して真剣にやっています。

さて、ここにもうひとつクレイジーな部分があります:私は他のどのルアーも使用しません。決して他のルアーに変えることはありませんし、カラーを変えることすらありません。すべては広い範囲に投げ続けるだけです。投げて投げて投げまくり、さらにもうちょっと投げてみてください。

最後の注意:私はRiver2Seaのスポンサードを受けていません。実際、私にはハードルアーのスポンサーがないのです。私のおすすめしていることは本当に客観的なことなのです。

このコラムに書いてることはほとんど聞いたことがないようなことかもしれませんが、山上湖のスモールマウスを探しているなら、これは9月末から10月に効く方法だとお伝えしたいのです。ぜひ試してみてください。


 

ブランドン・レスターの初秋の山上湖のスモールマウスバスフィッシング、いかがでしょうか。

ディープには目もくれずシャローでホッパープロッパー1本勝負とは…野尻湖などに通い慣れたアングラーさんほど、かなりクレイジーな釣りだと思われるのではないでしょうか(笑)

実は私も、秋の野尻湖のスモールマウスを釣るのに、ヘビーカバーの釣りがあるというのを聞いたことがないわけではありません。

しかしそんなことをしている方を見たことがありませんし、それで釣ったというリアルな情報を見たこともなかったため、試してみることもなく、ひとまず頭の隅の方に置いておいた釣り方でした。

まさに、このような状況のことを指している話だったのでしょうか。

確かに野尻湖には、秋にベイトフィッシュが集まるフラットエリアに、いくつかレイダウンがあります。葉っぱが付いているようなものは今はあまりなかったかもしれませんが、今度はダメ元でトップウォーターをロングキャストで投げ込んでみようかなと思いました。

ブランドン・レスターのように1日中投げ続けるような鉄の意志は残念ながら私は持ち合わせてないのですが、もしバスがチェイスしてきたら、それだけでも充分楽しそうです(笑)

このように、意外なスモールマウス話は聞く人に聞けばまだまだ出て来そうですよね。

そういう話を信じたり、疑ってみたりして、日々の釣りを楽しんでいこうと思います。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!