バス釣りでラインにやってはいけないこと!

2018年11月26日

バス釣りでラインにやってはいけないこと!

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”10 Common Mistakes in Fishing Line Care”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:wired2fish”10 Common Mistakes in Fishing Line Care”By Jason Sealock •Dec 27, 2011(海外サイトです)

※この記事は2016年10月16日の記事を再編集しています

釣り糸が重要な釣り道具のひとつであるということは、誰もが認めることだと思います。

例えばSNSなどにラインの商品名を出して評判を伺うと、たとえどのメーカーのどの商品であっても、賛否両論が飛び交います。その意見の真相は別として、それだけ、釣り人それぞれがラインに対して思い入れがあるということですよね。

全くバイトもない1日を過ごしていて、最後の最後に大物がヒットしたものの、ラインブレイクで魚を失ってしまったなどという出来事は考えたくもありません。

そうなりますと、ラインの品質へのこだわりを持つことはいいとしても、普段からのラインに対する扱いというものも重要になるのですが、例えば急いでポイント移動をするとき、例えばボイルを発見して投げるタックルをすぐさま取り替えたいときなどなど、意外と雑な扱いをしてしまうこともあるのではないかと思います。

この記事は、アメリカのルアーフィッシング専門メディア「Wired 2 Fish」の記事で、記者のジェイソン・シーロック氏が、普段から何気なくやっていることがラインへダメージを与えているよ、という事柄をいくつか共有してくれています。

意外と自らやってしまっているかもしれないラインブレイクへの原因、これを読んで対策してみてください。

きちんとガイドに通す

This seems like such an easy one to overcome but we’ve found with the emergence of microguides that the frames have small gaps between the frame and the actual eyelet. And the eyelet itself is very minuscule. The combination has lead to several rods we’ve seen over the last few months actually have the line running between the frame and the eyelet rather than through the eyelet. We don’t have to tell you how scraping on the sharp edge of those frames can damage your line.

これは簡単に克服できることではあるのですが、マイクロガイドの出現により、ガイドリングとフレームの間の小さな隙間の重大さが浮き彫りになりました。 ガイドリングそのものが非常に小さいのです。 このリングとフレームの組み合わせにより、ここ数ヶ月にいくつかのロッドについて、ガイドリングを通ってなく、ガイドリングとフレームの間を通してしまっていました。 フレームの角に触れることによってラインがどうなってしまうかというのは説明するまでもありませんよね。

ルアーを強く留めない

Adding a hook hanger to rods really gave anglers a way to store their rods neatly with baits already attached. However we’ve seen a lot of rods stored in this manner with big kinks in the line. The reason is they attach the lure to the rod and then ratchet down the reel as tight as possible. The top eyelet is pinching a groove in the line as the rod is stored. The longer it is stored, the worse the kink can be, and now there is a weak spot in the line. The solution is to simply not fasten the line down so tight. With the advent of Rod Gloves you really don’t have to tighten everything down so much. Even if the lure pops loose, the Rod Glove keeps it in place

フックハンガーがロッドにあることで、ルアーを結んだままロッドに掛けておくことができます。しかしこれはラインに折れ目が付いてしまうことになります。ルアーをロッドにかけて、強くリールを巻いてしまうことが原因です。ロッドを置いてある間、トップガイドのところでラインが潰れてしまっています。その時間が長くなるほど、ラインの折れによって弱い部分ができていきます。解決するのは簡単です。そんなにきつく留めないことです。ロッドグローブの登場によって本当にその必要がなくなりました。ルアーがちょっと暴れたとしても、ロッドグローブがそれをキープしてくれます。

バックラッシュ

It’s no big deal, but as you pull and pick it at, it often pulls loops in the line into points, and the pull against them again creases the line and makes a weak spot. It also will lead to further backlashes as that crease has a tendency to resist as it goes through the line guide. Obviously reels have a lot of mechanisms to control backlashes, but nothing works better than your thumb. The tendency to let the reel handle the line is what leads to backlashes. Train your thumb to be more sensitive and be mindful of changing situations like turning into the wind when casting to avoid more overruns.

バックラッシュ自体は大したことではありません。しかし、それを直そうとつまんで引いたりしているうちにできてしまったループを引っ張ることでラインに折れ目ができ、それが弱点になります。その折れ目がラインガイドを通るときに抵抗になり、またバックラッシュが起きやすくなります。リールにはバックラッシュを抑えるメカニズムが搭載されていますが、自分の親指よりも効果があるものはありません。リールにラインを処理させるということはバックラッシュに繋がるものです。より敏感に親指を訓練し、キャスティング時には風向きなどに注意するべきです。

急いで結ばない

This is one place a lot of compromises in fishing line occur. A lot of anglers will get in a hurry to get a new lure tied on or the same lure retied (which is good practice) that they don’t wet the knot and cinch it down quickly causing a friction and burning that can break down the strength of the line. When tying your knots, avoid twisting or overlap in your knots, pull them tight slowly to avoid friction and always wet your line before cinching it.

これは多くの釣り糸に対する妥協のひとつです。新しいルアーに替えるときや同じルアーを結びかえるとき(それ自体は良いことなのですが)、急いでいるため結び目を濡らさずに固く結んでしまい、摩擦熱による強度の低下を引き起こします。ラインを結ぶときは、ねじれを避け、摩擦を回避するため、締める前には常に濡らしてからゆっくり強く締めていくようにしてください。

結び直すこと

We have a tendency when the fishing is fast and furious to just keep casting without ever checking our line. That can be a real problem when the bigger fish are biting. The deeper a fish takes a lure in its mouth, the more the line has opportunity to rub on the rough teeth. Just pinch the line between your fingers and run it from the lure up a foot or two and check for nicks after every fish to avoid that errant break off.

速く強い釣りをしている時、ラインをチェックすることを忘れてしまう傾向があります。より大きな魚がバイトした時こそ、本当の問題が起きるのです。魚の口の中深くにバイトするほど、ラインはその鋭い歯に擦れてしまうことになります。魚が釣れた後にはラインの30センチから60センチくらいまでを指でつまんで滑らせてみて、ラインブレイクを回避するための確認をしてください。

ラインを替えていない

Fishing line doesn’t last forever. That mono from last season is not going to be as good as it was last season. The cheaper the line, the more you need to change it too. Today’s more advanced lines like braid don’t have to be changed as much as fluorocarbon and monofilament. The weather, heat and light can all have effects on the line. If your line is feeling brittle, breaking easily and not casting smoothly you need to put fresh line on before you have a costly mishap.

ラインは永遠ではありません。昨シーズン使っていたものは、昨シーズン使っていた時ほどよくありません。安いラインを使っているほど、交換する必要があります。PEラインの場合はナイロンやフロロほど交換する必要はありません。天気や熱や光がラインに影響を与えます。なぜか飛距離が出ない、なんだか切れやすいような気がすると感じるならば、後悔をする前に新しいラインに巻き替えておく必要があります。

ライトの当たる場所に保管しない

heat can have effects on fishing line, but studies have shown that light seems to do even more to breakdown fishing line. If at all possible, try to store all your fishing line in a cool dark space. That will prolong its life and keep it fishing like new.

熱がラインに影響を与えることはわかっています。しかし調査によると、光もラインに悪影響を及ぼすことがわかっています。もし可能ならば、全てのラインは暗い場所に保管するようにしてください。それはラインの寿命を延ばし、新品の性能をより長く持続させます。

リールにフックを掛ける

This is another one of those quick fixes we do when we’re running around on the lake. Not only will the lures scratch your reel, but they digs and nicks in the reel can compromise fishing line. Not to mention a hook swiping back and forth against your spool of line and line guide has the potential to knick your line as you bounce down the lake. Use the hook hanger on the rod. A scratched rod is better than a nicked line.

これは湖上をボートで移動するときにやりがちなことのひとつです。ルアーのフックはリールを傷つけるだけでなく、ラインを突いたり刻んでしまったりしてラインを傷つける可能性があります。湖上の波でバウンドした時などにフックがスプールやラインガイドを傷つけてしまう可能性があるということです。ロッドのフックハンガーを使ってください。それによりロッドに傷が入ってしまう可能性があるのですが、ロッドにキズが入るよりラインにキズが入ってしまった方が重大なのです。

トップガイドに当たるまで巻かない

Nothing will damage a top guide more than reeling a lure into and running down the lake. With advances in weights like Tungsten, a very hard object like tungsten rattling against ceramic as you run down the lake is a recipe for cracking, chipping and breaking of the top guide on your rod. And nothing cuts line like a damaged top guide.

トップガイドにつくまでルアーを巻き取ってしまうのであれば、湖上を走っているほうがまだトップガイドにダメージを与えません。タングステンシンカーの登場によって、タングステンのような硬い物体はセラミック(SIC)のトップガイドに当たると壊れたり傷を付けたりしてしまいます。そして、傷のついたトップガイドはラインブレイクを起こしてしまいかねません。

根掛かりの後

Then when you wrench it down under the weight of a heavy fish or snag, the line digs into itself making creases and kinks that compromise the line. Try to keep even tension on the line when spooling and keep your tension centered on your rod to get a nice even spool on your reel.

重い魚を釣った後や根掛かりを外した後などは、スプールのラインにラインが食い込んでしまいます。一度冷静になって、ロッドの方へラインを出し、一定のテンションを掛けながら再びリールにラインを巻いて行ってください。


ラインにやってはいけないこと、いかがでしたでしょうか。

まず、マイクロガイドの話が出てきましたが、「そんなバカな」と笑ってしまった方も多いかもしれませんが、人間、年は取りたくないもので、老眼が進むととんでもないところにラインを通してしまうことがあるものです(笑)

ルアーを結ぶときも、アイにラインを通せたと思って手を放すと実は通ってなくて、自分の脚の上にルアーが落ちてズボンにフックが刺さってモタモタしてしまうというダメっぷりを発揮したことは1度や2度ではないのです…。

特に40代後半を超えるアングラーさんは、お互い気を付けましょうね。

それから、意外と気にしていないのが紫外線劣化です。

ナイロンラインは特に紫外線に弱く、日光の下に数日さらしておくだけですぐに切れやすくなります。これは、家の中で保管する時も同じです。日光が入る窓際がよくないのはもちろんですが、蛍光灯からも紫外線が発せられていますので、リールにカバーをかけておいたり、予備のラインは引き出しの中に入れたりして、蛍光灯の光も当たらないようにしてください。

これはフロロラインにも同じことが言えます。フロロは紫外線劣化しないと言われていましたが、ナイロンに比べてはるかに紫外線に強いというだけで、実際は紫外線劣化はするようです。

釣具店に行くとたまにあるラインのワゴンセール、非常に安いのは魅力的なのですが、長年、蛍光灯の下に陳列されて売れ残ったものがさらにワゴンに並べられて入り口近くの日光が当たりやすいところに置かれたようなものは、本当に心配です。

売られているラインスプール(ボビン)にUVカットテープなどが巻かれたものもありますが、0.1ミリでも隙間があれば、その部分のラインが劣化してしまい、ラインブレイクするには充分です。ラインのワゴンセールには充分注意してくださいね。

部屋の電気を紫外線を発しないLEDにするのも良いと思います。これは私もやっているのですが、今はLED電球もすごく安いですから、電気代の節約にもなりますね。

いろんなメーカーさんのいろんな商品にこだわる前に、もしかしたらまだ自分でもやれることはあるかもしれません。

こういった注意事項を気にしてみて、そのうえで自分に合ったラインを見つけるのが良いかもしれませんね。

それでは、また。

毎度ありがとうございます!