バス釣りは風を味方に付けよう

バス釣りは風を味方に付けよう

Photo by shopkarls.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Fishing In The Wind: How To Use The Wind To Your Advantage”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:shopkarls.com ”Fishing In The Wind: How To Use The Wind To Your Advantage”

 

風が吹く中での釣りをすることがお好きという方は、どれくらいいらっしゃいますでしょうか。

個人的なイメージでは、風が好きという方、風なんか気にならないという方は上級者の方に多いと思います。

一般的に風というのは、吹けば魚の活性を上げてくれるといわれていますから、それだけで私たちにとっては味方になるはずです。

しかし実際は、そうなのかもしれませんが、おかっぱりでは風のせいで波をかぶってしまったり、キャストも思うように行きません。ボートで釣りをしていればボートコントロールがむずかしくなり、キャストどころかリグチェンジしている間にも岸に寄り過ぎてしまったりいつの間にか流されてしまっていたりと、気の休まる暇がありません。

これでは味方に思えなくなってしまうんですよね。

ですので、風の中でも平気で釣りができる方と言えば、風が吹いても正確なキャストができる方、ボートコントロールが上手な方(一度にエレキ操作+キャスト、エレキ操作+リグチェンジなど、何通りかの行動ができる方)なのではないかということで、上級者なんだろうなと思ってしまうんです。

風が吹く状況でも、その風をうまく味方に付けていく方法を知り、そのためのキャストや操船ができるようになることで、バスを手にしていき、結果としてトータルで上手になっていくんだと思うんです。

大事なのは、風が吹いたときはどのように釣ればいいかという考え方を知ることですよね。

この記事は、アメリカのタックルショップ「Karl’s Bait&Tackle」のブログ記事で、強い風が吹いた中でのボートフィッシングでの考え方や釣り方を紹介してくれています。

ぜひ読んでいきましょう。

 

岸に向かって風が吹くとき

If you are keying on a laydown or other visible cover, move your boat up to the target on the downwind side. Make sure not to move up too fast to the cover so that you get too close to it and have to backwash with your trolling motor. That will spook the fish. By fishing downwind from the target if you catch a fish the wind will blow you away from the cover rather than right on top of it.

Then you can move back upwind to catch another fish. Heading with the wind when fishing open water on blustery days, you can point your boat in the same direction as the wind to cover water quickly. You can use fast-moving lures such as crankbaits and spinnerbaits to throw down a windy bank and drift with the wind. The only time you will need your trolling motor is when your boat drifts too close or too far away from the bank or if you want to slow down the drift of your boat.

You can even pitch heavy jigs into bushes while keeping your boat a safe distance from the cover. If the wind pushes you too close to the cover, you can swing your boat away from the target and circle around to pitch to it again.

レイダウンなど目に見えるカバーを狙おうとしているのであれば、そのカバーがボートの風下側になるようにしてください。カバーに近づきすぎてしまうとエレキの水流がカバーに当たってしまい魚を警戒せてしまううため、カバー付近では速く移動しすぎないように注意してください。もし風下側の魚が釣れたら、そのカバーから風上側へ遠ざかりつつランディングし、その調子で続けてください。

もっと風上側から釣っていく方法もあります。晴れた日のオープンウォーターで釣るときなどは、風の方向にボートの先端を向け、風と同じ方向を向きつつ広い範囲をカバーすることができます。クランクベイトやスピナーベイトなどのファーストムービングルアーを使って、ボートを風でドリフトさせつつ風の当たるバンクを撃っていくことができます。エレキ操作が必要になるのは、ボートがバンクにあまりにも近付きすぎたり、遠すぎたりしたとき、またはボートのドリフトをもっと遅くしたい場合だけです。

ボートをカバーから安全な距離に保ちながら、重めのジグをブッシュに入れていくのもいいでしょう。風でカバーに近づいてしまったら、そのブッシュにピッチングしてから、ボートの向きを変えてそのカバーから遠ざかればいいのです。

バス釣りは風を味方に付けよう

Photo by shopkarls.com

 

横風が吹くとき

Sometimes fishing in a crosswind requires you to position your boat at a certain angle If you are fishing structure such as channel breaks, ledges or weedlines, you might have to position your boat a certain way no matter which direction the wind is blowing.

When the structure you are fishing runs in a crosswind direction, you should continue to follow the contour of the structure and ignore the wind direction. If you are fishing a drop-off, move your boat onto the lip of the drop and cast parallel to the lip. Whether you are fishing ledges, breaklines or weedlines, move your boat close to the edges where you can cast parallel to the structure and try to hold your boat against the crosswind.

風がどの方向から吹こうとも、ボートポジションは正しく取らなければならないのですが、横風での釣りでは、ボートを狙った角度に進ませる必要がある場合があります。チャンネルライン、レッジ(棚状の段差)、ウィードエッジなどのストラクチャーを釣る場合です。

釣りをしているストラクチャーが吹く風の方向に通っているときは、そのストラクチャーのエッジをたどっていきやすいため、風が吹いていても大丈夫でしょう。 ブレイクを釣る場合は、ボートをブレイクのショルダーの上に移動し、ブレイクラインと平行に投げます。 とにかく、レッジ、ブレイクライン、ウィードエッジなどのストラクチャーを釣る場合は、ボートをそのストラクチャーのエッジ近くにつけ、横風が吹いてもストラクチャーと並行キャストができるようにボートポジションをキープするようにしてみてください。

バス釣りは風を味方に付けよう

Photo by shopkarls.com

 

風を避けつつ釣れる場所

There are going to be days when it is so windy you have to search for a calmer area where you can still fish effectively. The key is to move your boat out of the wind but still have it close to the turbulence.

Howling gusts can drive anglers off flat reservoirs, but you can still find areas to catch bass even on the blustery days. Look for points where wind is crashing on one side but the inside of the point has calmer water. You can position your boat on the sheltered side of the point and cast into the choppy water breaking around the corner of the structure. That is a classic spot for a bass to sit and ambush any baitfish being swept into it by the waves.

Eddies on the downwind side of the point are another hotspot to try for bass. The fish will congregate in any area whey they can find a calmer spot to sit in ambush and rely on the current to wash food in front of them.
Grassbeds can also serve as wind breaks and a buffet area for bass. Fish the lee side of the cover because bait will be blown into the grass. Positioning your boat on the protected side of the grass allows you to cast into the calmer waters and retrieve your lures along weed pockets and points without being hampered by the wind.

さらに風が強い日に当たってしまうこともあるでしょうから、それでもできるだけ効果的に釣りをするためには穏やかなエリアを探す必要があります。重要なのは、ボートを風から逃がしながらも、風の中を釣ることです。

ものすごい風は平地のリザーバーなどに釣り人を寄せ付けないほどですが、そんな強風の日でもバスをキャッチできるエリアを見つけることができます。片側は風が吹いて荒れていても、片側は穏やかになっている岬を探してください。ボートはその岬の穏やかな側に置いて、その地形変化の角の荒れているところへキャストします。そこはバスが波によって流されてくるベイトフィッシュをじっと待ち伏せている典型的なポイントです。

岬によってできた風下側の渦は、バスを釣るための別のホットスポットです。バスは穏やかな場所を見つけて静かにじっと待ちながら、目の前に食べ物が流されてくるのが期待できるような場所ならどこでも集まるでしょう。
ウィードエリアもまた、バスにとっての風よけと食事エリアとして役立っています。エサはウィードに向かって流されるので、カバーの風下側を釣ります。ボートをウィードによって保護されている側に置くと、風に邪魔されることなく、穏やかな水面のウィードポケットやウィードの岬にキャスト~回収することができます。

バス釣りは風を味方に付けよう

Photo by shopkarls.com


 

いかがでしょう、風に対する嫌なイメージは拭うことができましたでしょうか。

当たり前のことを言うようですが、風というのはとかく自分の思う通りに吹いてくれないものです。

もっと強く吹いてくれれば、もうちょっと弱ければ、もっとこの角度で吹いてくれれば…といったように、私たちに試練を与えますよね。

きっと多くの方がそのように思っておられると思うのですが、裏を返せば、それほど思うようにならないものならば、私たちが変わるしかありませんもんね。

強い風はボートコントロールも難しくなり、思うようなキャストができなくなり、ルアーの操作感も落ち、バイトも取りづらくなる…それでも魚の活性は上がり、現に釣っている人はいるのですから、対応するしかありません。

私の好きな野尻湖も、いつも風が強いイメージがあり、釣ってて心が折れそうになることが何度もあります。

しかし風と戦い、風に打ち勝つことで手にしたバスもいっぱいいます。

映画やドラマやRPGゲームなどでよくある、敵とケンカをした後は仲良くなるあの感じと似ています。あれほど憎い相手だったのに、打ち解ければ親友になるんです。

釣り人にとって風とはそんな相手なのかもしれません。

今シーズンもきっと強い風が吹くと思いますが、風と戦いながら、風と仲良くしていこうと思っています。

風は苦手だなあ、という方も、野尻湖にお越しの際はぜひ風と仲良くしてみてください。

 

それではまた。

 

毎度ありがとうございます!

この記事は強い風でもボートを出そうということを推奨するものではありません。強い風は危険を招き、命にかかわります。ボートで釣りをする際は気象状況に注意し、安全第一でお願いします。