バス釣りのスランプを克服する

2018年6月20日

バス釣りのスランプを克服する

Photo by scout.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”How to Break Free from a Fishing Funk”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:scout.com”How to Break Free from a Fishing Funk”ByTERRY BROWN Jun 11, 2018(海外サイトです)

 

皆さんは、釣りをしていて、「スランプに陥った」と感じたことはありますでしょうか。

スランプというのは一時的に調子が出ない期間というような意味だと思うのですが、長い間釣りをしていると、今年はどうも調子が出ない、ですとか、今まであんなに釣れてたこのルアーで釣れなくなった、といったようなことは起こるものですよね。

自分が成長して、釣りの技術が上がってくるからこそ、そういうことが起こるのであって、必ずしも悪いことではないのかもしれませんが、例えばトーナメントの世界など、もっともっと上のレベルになってくるとそうも言ってられません。事態は深刻でしょう。

ただ実際は、私のようなレベルであっても、実際にスランプかなという自覚があるときは不安になり、釣りに行くのが怖くなるような感覚になることもあります。まあ、私ごときがおこがましい話ではあるんですけどね(笑)

 

この記事は、アメリカのフィッシングメディア「Wired2Fish」の記者でありトーナメントにも参戦しているほどの釣りウマ、テリーブラウン氏が、自身のスランプ克服の経験を共有してくれたものです。

彼も釣りが仕事の一部となっている方ですから、深刻な問題だったはずです。

彼は解決のため色々な方面の方と話すと、「準備が足りないのではないか」という結論になることが多かったようですが、どうも腑に落ちないようで、そういった実務的なことや技術的なことではなく、態度の部分が大きいと感じているようです。

そこで彼は、「釣りメモ」を再びつけ始めることにしたそうです。彼がスランプを克服するために取り組んだこの釣りメモ、ここには良い時も悪い時も思ったことをどんどん書き込んでいったようです。一体どんな事が書かれているのでしょうか。

ちょっと読んでみましょう。

 

何かが常に変化している

No matter how consistent the days might seem, rest assured something is always changing. Tournaments used to be my gauge to better myself. Today, they are a drudgery and I keep finding myself questioning my intuition on the water and my past experiences are pulling me in the wrong direction.

It’s easy to fish history and focus on spots where you’ve caught ‘em before, but that can sink you like a brick. The fish are always changing and it’s incredibly difficult to rely on the same spots every single fishing trip. Instead of relying on what used to work and being bull-headed, maybe trying new areas and techniques is the answer.

何の変哲もない1日に見えたとしても、何かが常に変化していることを確認してください。これまで、トーナメントは自分自身の成長を確認するためのものさしでした。 現在、それは単調な仕事であり、水上での自分の直感を疑い続け、過去の経験は私を間違った方向へと導くものになりました。

釣りをした歴史の中から、あなたが以前に釣った場所にフォーカスするのは簡単ですが、それは自分自身を奈落の底へと突き落すことにもなりかねません。 魚は常に変化しており、毎回の釣行で同じ場所に頼るのは非常に厳しいです。 おそらく、これまで上手くいった方法に頑なにこだわるのではなく、新しいエリアやテクニックを試すことが答えなのでしょう。

 

ネガティブと仕事思考を切り捨てる

Let things happen and learn from the bad days on the water. You’re not going to catch them every time you hit the water. Some of the worst days of fishing can actually be the most important. Being out of the office and on the water is therapy; the doctors should prescribe it as a stress reliever. When you get in a rut like I’ve been in, fishing can become a stress creator if you’re not careful. Leave the work at work, commit yourself to the fish throughout the entirety of your fishing trip and stay positive.

調子の悪い日でもくよくよせず学ぶ姿勢でいましょう。 あなたは釣りに行ったからといって常に釣る必要ははありません。 釣りとしては最悪の日であっても実際は重要な日であったりします。 仕事を離れ、水上にいることは癒しです。 医者は釣りをストレス解消法として処方すべきです。 私が感じたようなマンネリ化に陥ると、気をつけなければ釣りそのものがストレスのもとになることがあります。 仕事は仕事、釣りは釣りということを自分自身に理解させ、ポジティブな態度でいましょう。

 

勝つためではなく、楽しむための釣り

Fishing free and easy always means fishing better. Only a very small percentage of human beings make a sizeable part of their livings by catching bass. It’s not the end of the world if you don’t catch ‘em or have a bad tournament.

We have to learn to enjoy the small things again—the camaraderie, the sunrises and the feel of the sun on our faces. If you win a tournament, that’s a nice bonus.

自由気ままに釣りをするときはなぜか良い釣りができるものです。 人類のなかのごく限られたパーセントの人たちだけが、バスを釣って生活しているに過ぎません。 あなたが釣れなかったり、トーナメントで悪い成績だったからといって、世界の終わりが来るわけではありません。

友情、日の出、顔に当たる陽射しなど、ささいなことを楽しむことを学ばなければなりません。 あなたがトーナメントに勝ったとしたら、それは素晴らしいボーナスということです。

 

スマホを切る

“The leash”, as I call it, is another way to get incredibly distracted. I seem to fish much better when it is turned off. Bringing it is probably a good idea, but turn it off or on vibrate and store it in your glove box for emergencies when on the water.

私が「鎖」と呼んでいるスマートフォンは、信じられないほど気を散らすものです。 私はそれをオフにしているときの方がよく釣れているようです。 持っていること自体は悪いことではありませんが、電源を切るかマナーモードにして、緊急の時に備えて(ボートの)グローブボックスに入れておきましょう。

 

コンディションを読み、空回りしないこと

The first thing I used to do when I got to the ramp was look at water color and wind direction. Lately, however, I have been looking at spots and who was on them. I haven’t been reading conditions well and I’ve also been ignoring a lot of the wildlife. All of the animals tell a story too, and can help you make quick on-the-water adjustments.

Instead of my recent stubborn approach of fishing what I have tied on and forcing the fish to do what I want, I need to be changing to the conditions. Sounds simple, doesn’t it???

私が湖に着いたときに最初にやっていたことは、水の色や風の方向を見ることでした。 しかし最近は、釣りたいポイントやそこに誰かが行きやしないだろうかということを見ていました。 私はフィールドコンディションもよく読まず、野生動物もたくさん無視してしまっていました。 すべての動物は何かを伝えてくれ、フィールドに素早くアジャストする手助けになります。

最近の私のようにアプローチにこだわりすぎたり、釣りたいルアーで釣れるように仕向けることよりも、自分がフィールドコンディションに合わせて変わる必要があります。 簡単に聞こえますが、そうでもないですかね???

 

バスはシャローか、ディープか、ミディアムか

Instead of trying to “make” the bass be somewhere, I need to spend more time behind my electronics and fish where they are. It sounds pretty dumb, but remember: We can’t make the fish be somewhere. They don’t care how you want to catch them.

バスをどこかに “作る"ことなどできるはずもないので、魚探を使って魚を探すことにもっと時間を費やす必要があります。 それはあまり面白くないことかもしれませんが、覚えておいてください:私たちは魚を作ることはできませんし、 魚はあなたがどれほど釣りたいかなんてことも知ったこっちゃないのです。

 

キャストし続ける必要はありません

We could all become better anglers if we learned to utilize our electronics better. It doesn’t matter if you have an old, black-and-white depth finder from a few decades ago. Idle and pay close attention to depth changes, current direction, wind direction and water temperature. You can cover water much quicker if you’re idling and not constantly casting.

魚探のことをより良く活用することを学べば、誰もがより良い釣り人になれます。 数十年前の古い白黒の魚探しかなくても問題ありません。 アイドリングで、水深の変化、流れの方向、風向、水温に細心の注意を払ってください。 あなたがキャストせずアイドリングしていることで、そのエリアを素早くカバーすることができるのです。

 

ポジティブな態度とポジティブな行動

After the last few tournaments, I just about scheduled a garage sale and sold it all. I was aggravated! But I kept going fishing for the next several nights after work. I went through every rod and reel I had and respooled it all. I put it behind me and made myself think positively.

And guess what? I’m starting to catch them again. Once I started enjoying myself and fishing for the right reasons, everything turned around. I’m close to being back in my groove and this fishing log really helped me expose the things I needed to work on.

If you’re in a rut, bring a pen and paper in the boat with you. I’m willing to bet it will open your eyes in ways you never imagined.

ここ最近のトーナメントの後、私はガレージセールでもやって、もうタックルをすべて売ってしまおうと思っていました。 もうイライラしていたのです! しかし私は数日間にわたって仕事が終わった後に釣りに行きました。 私は持っていたすべてのロッドとリールに対してすべてを考え直しました。 私は自分の経験をすべてひとまず置いておいて、自分自身を空っぽにしたのです。

そしてどうなったと思います? 私は再び釣れ始めているのです。 釣りが楽しくなってくると、釣りをする理由を思い出し、すべてが回り始めました。 私はピークの頃の自分にほぼ戻ってきており、釣りメモは私が働き続けるために必要なことを再確認するのに役立ちました。

あなたがスランプに陥っているようなら、ボートにペンと紙を持っていってみてください。 思いもよらぬ方法であなたは目を覚ますのではないかと思います。


 

いかがでしたか。

多分ですけど、メモにはこんなことが書かれていたのではないでしょうか・・・「今日も鹿を見た。最悪だ。鹿を見た時は釣れた試しがない」「今日は何も考えずにひとつのスピナーベイトだけを投げ続けた。そういう時に限って釣れる…」「ネストを探していたらヘビが泳いでいるのを3回も見た。ネストは無かった」みたいなことだと思うんです…。

こういう風に思ったことを書き続けてみると、なにかを閃いたりするものなんですよね。

思っただけではダメで、書いたり口に出したりするとなぜか今までの記憶がブワーッと横切ってきて、あれ?なんか今閃いたような気がするぞ…?みたいなことが起こってしまうんですよね!

 

釣りの仲間がいる場合、1人で釣りに行くとなかなか口には出さないことも、連れと行くととりあえずでも会話をしますよね。

例えば「おお、カラーを変えたら1発で食ってきたぞ」「お前、前にも同じこと言ってなかったか?」「そうだっけ…?ははーんそうか、カラーを変えれば釣れるのか」

みたいな感じです。

今のは自分の経験談なのでめちゃくちゃ低レベルな会話で申し訳ないのですが(笑)、何気なくやったことでも、口に出すことで思いがけない収穫があったりするものではないでしょうか。

ですので、スランプになったら誰かと一緒に釣りに行くのも良いかもしれませんね。

 

悩みは釣りのレベルに関わらずやってくるもの。そして悩みのレベルに関わらず、解決できればうれしいですし、また釣りが楽しくなるものです。

この記事が、今の釣りの悩みの解決に少しでも役立てば幸いです。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!