アラバマリグで冬のバスを釣る7つのヒント

アラバマリグで冬のバスを釣る7つのヒント

Photo by Wired 2 Fish

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”7 Tips on How to Fish for Bass with Umbrella Rigs”という記事を引用してご紹介致します。

引用先:wired 2 fish”7 Tips on How to Fish for Bass with Umbrella Rigs”JASON SEALOCK01/17/2013(海外サイトです)

※この記事は2016年11月22日の記事を再編集しています。

 

みなさんはアラバマリグでバスを釣ったことがありますでしょうか。

最初にアラバマリグが話題になったのは2011年ごろだったと思うのですが、その頃はリグの見た目のインパクトと、想像以上の釣果に驚きました。業界全体が一種のお祭り騒ぎになるとともに、賛否意見が飛び交っていました。

当時もいくらアラバマリグとは言えしっかり使いどころや使い方を分かっていてこその釣果ではあったのですが、それよりもルアーの品薄感が強く、とにかくまずは商品を手に入れることが先決みたいな風潮がありました。

今ではそういったことはなく、バスもアラバマリグ自体を学習した感が出てきたのか、使うワームや使い方や使いどころを理解していないと釣果には結びつかないルアーだと思います。

ルアーというのは大抵、そういうものですので、それでいいのだと思います。

しかしそうなってくると、このルアーそのものの値段、それからジグヘッド、ワームと、いっぺんに投げるものの金額がまあまあ大きくなってくる部分もありますし、しっかりと釣果に結び付けたいところであります。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Wired 2 Fish」の記事で、記者のジェイソン・シーロック氏によってアラバマリグを効果的に使うための7つのヒントが書かれています。

この元記事が書かれたのが2013年の1月だということにご注意いただき、当時を振り返りながら、今でも使えるヒントかどうか、見極めていきましょう。

 

1.ルアーのサイズと形を試す

In 2012 when the Alabama Rig hit the scene, I honestly think you could put five of anything on an there and catch the heck out of bass for the first couple of months. But now the baits you choose really seem to matter. Fishing recently with some good umbrella rig anglers, there were definitely smaller baits that produced well on certain days and colors of water. And there were also times where one big bait in the middle with 4 little ones around it caught bigger fish.

Five big swimbaits still catches fish, but it seems like the bites are a lot less compared to last year. I actually keep a Plano box of 4 complete rigs all with different baits so I can mix it up constantly. One might have 5 grubs. One holds 5 hollow bodied swimbaits and one I lace with 5 shad tails to keep experimenting with profile and color.

2012年にアラバマリグを初めて使ったとき、最初の数ヶ月は5つ何かを付けていればバスが手っ取り早くキャッチできると正直、考えていました。 しかし今、選ぶべきワームは本当に重要です。最近、アラバマリグの上手な使い手と釣りをしたとき、特定の日や水の色によってはより小さなルアーにした方が良いということがありました。そして中央に大きなルアー、周りの4つを小さなものにした方がビッグフィッシュに有効だったということもありました。

大きなスイムベイトを5つ付けていても魚をキャッチすることはできますが、これまでよりバイトの数は減ってきたように思います。いつでもその使い分けができるように、タックルボックスには違うタイプのルアーを常に4つずつ入れています。あるときはは5つのグラブかもしれません。あるときは5つの中空スイムベイト、シャッドテールなど形や色を試し続けています。

 

2.ブレードを使う

Like with any other rig or lure, multiple variations of umbrella rigs exist, but one variation, umbrella rigs with willow leaf blades, produces especially well. Deep, cold-water bass seem especially susceptible to spinners. When you’re catching bass 20-30 feet deep, a spinner can help slow the rig down and help lock the bass on its target.

他のリグやルアーと同様に、色々なバリエーションのアラバマリグが存在しますが、その一つであるウィローリーフブレード付きのアラバマリグが特に優れています。ディープの冷水にいるバスはスピナーの影響を受けやすいようです。水深6mから9mのバスをキャッチしたいとき、スピナーはリグをゆっくり使うことができ、バスをロックオンするのに役立ちます。

 

3.ディープを釣る

When the water was a lot warmer just running the bays and flats and chunking and winding umbrella rigs worked well. But as the water quickly got colder, bass dropped off the side of channel breaks and stayed deep with the massive schools of shad trying to insulate against the freezing temperatures. For this reason an angler needs to get off the bank and focus more on the bottom of drops and deep flats.

まだ水温があたたかい時は、ワンドやフラットで投げて巻いていればよく釣れました。しかし急激に水温が下がってしまった時、バスは冷たい水を避けるようにチャンネルブレイクの横のディープエリアまで落ちていき大規模なベイトフィッシュの群れに付きます。この理由で、アングラーは岸際から離れ、ブレイクやディープフラットのボトムに注目しなければなりません。

 

4.カーブフォールさせる

Folks assume you have to emulate trolling when fishing a castable umbrella rig. But truth be told, letting the rig pendulum down a drop is highly effective. I’ve seen and taken several bass this winter letting the rig pendulum down a deep break and before it gets into the school, a fight has already ensued.

アラバマリグを投げて釣っている時、人々はトローリングのように巻いてこなければならないと考えています。しかし実はそればかりではありません。カーブフォールで落していくことも非常に効果的です。この冬、ディープのブレイクにカーブフォールさせていくことでいくつかのバスを釣りましたが、群れに届く前にファイトが始まりました。

 

5.つんのめりアクション

The stutter step with a crankbait, a spinnerbait and even a topwater can prove deadly. Guess what? It works well with umbrella rigs too. Try to envision what the bass sees when you fish an umbrella rig. Five little shad go easing by, so he decides to follow it slowly behind. Not sure if he really wants to run it down. Then for no reason all the shad just sort of stop and collide and act frantic for a split second, then take off again. It’s the trigger that fish needed to push him over the top.

クランクベイト、スピナーベイトやトップウォーターを使ってのつんのめりアクションは効果的ですよね。いいでしょうか、これはアラバマリグでも同じく効果的なのです。アラバマリグで釣るとき、バスからどう見えるか想像してみましょう。5匹のベイトがスイスイと泳ぐので、後をついていくことにします。まだバイトしようかどうかは決めていません。それがふいに止まって、ぶつかり合い、一瞬取り乱し、再び泳ぎ出す。それはバスが襲い掛かろうとするトリガーとなります。

 

6.バスはカバーの近くにいる

There is at least $30 tied up in one umbrella rig in most cases, and losing one nauseates most anglers. But that also means bass around cover aren’t going to see as many. This is a little harder to master. But you need good lineups on your dead grass edges, brush piles, stumps, etc. You want to be able to run over or next to without being stuck. I’ve taken and seen some mighty big bass recently in deep water near large stumps and brush piles. It’s worth the extra effort for a really big bass.

ほとんどのアラバマリグはルアー、ジグヘッド込みで少なくとも3,000円くらいしますので、ロストすることは嫌です。しかしそれはまた、カバーの周りにいるバスを見て見ぬふりをすることを意味します。これをマスターすることは少し難しいです。しかし枯れたウィードエッジ、オダ、スタンプなどは必要となるでしょう。根掛かることなく中を通すかすぐ際を通したいと考えますよね。私は最近、ディープのスタンプやオダの近くにいるビッグバスの撮影をしてきました。それは本当に大きなバスだったので、練習する価値があります。

 

7.ゆっくり巻く

When the water is warm and the bass are schooled and competitive and willing to chase, winding the rig in at a good clip will produce some bites. But in cold water those bass are waiting for something to just creep in and out of their zone. You want to wind it just fast enough to keep it off the bottom and the blades turning and the tails kicking. Much faster than that and you’re drastically reducing your bites in the winter.

水温があたたかく、バスが群れを作り、活性が高い時は、リグを巻いていればバスがすっ飛んできて何度もバイトしてくるものです。しかし冷たい水の中では、バスは自分のテリトリーに入ってくるものだけを待っています。ボトムに触らないように、ワームのテールが動き、ブレードが回るギリギリの速さでゆっくり巻いてみてください。それより早く巻いてしまうと、冬のバイトは大幅に減ってしまうでしょう。

アラバマリグで冬のバスを釣る7つのヒント

Photo by Wired 2 Fish


 

いかがでしたか、アバマリグの釣り。

この記事を読んでいると、冬ですとか冷水というキーワードが多く出てきたことに気付きます。

記事が書かれたのが1月というのもあるのでしょうけども、基本的にアラバマリグは秋から春までのルアーという風に位置づけられているんですね。

その頃はベイトフィッシュが群れを大きくしていて、それを追うビッグバスが多くなるためだということなのでしょう。

また、記事内ではカバーに付くバスをアラバマで狙うことも勧めていますが、これは確実に効果的です。ただ、もしカバーに引っかけてロストしてしまった場合、自分へのダメージも大きいですし、釣り場に大きなゴミを残すことにもなり、それが原因で釣り禁止になってしまうなど、ロストする以上のダメージになる可能性もあります。

アラバマリグという賛否あるルアーなうえに、ゴミ問題にも繋がるとなると本当にデリケートな問題ですので、アラバマリグでカバーを狙う場合はオフセットジグヘッドフックを使用し、使用ラインは太くフックもやわらかめで、引っ掛かってもフックを伸ばして回収できるくらいのヘビータックルで挑戦していただければと思います。

実際、カバーの中に入れて食わせるというよりは、カバーの中のバスを寄せて食わせることができるリグですので、せいぜいでもカバー周りで使うという考えでいいと思います。

ちゃんとした使い方をすれば依然として効果の高いアラバマリグ。こういう面でも、正しく使うべきですよね。

ぜひこの低水温期、挑戦してみてください。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!