もし、1本しかロッドを持てなかったら?

2017年9月11日

もし、1本しかロッドを持てなかったら?

Photo by scout.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”If You Could Only Have One Fishing Rod”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:scout.com”If You Could Only Have One Fishing Rod”By David A. Brown – May 30, 2016(海外サイトです)

 

もしあなたがトーナメンターだったとして、試合前日に事故や盗難にあってタックルが全てなくなってしまったとします。そんななか、1本だけ好きなタックルを貸してくれるという人が現れたら、あなたはどんなロッドとリールを選びますか?

こんな風な質問はたまーに出てきますよね。

私たちが置かれている状況的にはもっと身近に考えて、オカッパリでタックルを1つだけに絞るだとか、ある事情でタックルを1セットだけ残して全部売らなきゃならなくなっただとか…そんなことはあると思いますがそんな状況の時、果たしてどんなタックルを選ぶのが賢明だと考えればいいのでしょうか。

この記事は、アメリカのメディア、Wired2Fishの記者デビッド・A・ブラウン氏がアメリカのプロ5人にこの質問をし、回答とその理由をまとめたものです。

質問はまさにタックル1つでトーナメントを戦うにはどうしますか?というかなりヘビーな質問ですが、アメリカのプロたちの回答はどういったものなのでしょうか。気になりますよね。

早速読んでみましょう。

 

ケビン・バンダム

Four-time Bassmaster Classic champion from Kalamazoo, Mich.

Tackle: Quantum Tour KVD 6-foot, 10-inch medium-heavy rod, 6.6:1 Quantum KVD baitcaster, 17-pound fluorocarbon

Reasoning: “I use this for spinnerbaits around targets, swim jigs, topwaters, and jerkbaits,” VanDam said. “I always have several of these on my deck.”

ミシガン州カラマズー出身、バスマスタークラシックで4度のチャンピオン。

タックル:クアンタム ツアーKVD 6フィート10インチのミディアムヘビーロッド、6.6:1クァンタムKVDベイトキャスター、17ポンドフロロカーボン

理由:「ターゲットの周りで、スピナーベイト、スイミングジグ、トップウォーター、ジャークベイトに使用します。 私はいつもデッキにこれらのルアーをいくつも置いていますので。」

 

テリー・スクロギンス

Bassmaster Elite Series pro from Palatka, Fla.

Tackle: 7-foot, 1-inch medium-heavy Duckett White Ice rod, 6.3:1Team Lew’s LITE reel, 15-pound fluorocarbon

Reasoning: “This set up is very versatile; I can fish a Texas-rigged YUM Dinger, a Carolina rig, Chatterbaits, spinnerbaits, crankbaits and buzzbaits,” Scroggins said. “You can get a lot done with this one combination.”

フロリダ州パラトカ出身、バスマスター、エリートシリーズプロ

タックル:7フィート1インチ ミディアムヘビー Duckettホワイトアイスロッド、6.3:1Team Lew’sのLITEリール、15ポンドのフロロカーボン

理由:「このセッティングは非常にバーサタイル(多用途)です。 YUM Dingerのテキサスリグ、キャロライナリグ、チャターベイト、スピナーベイト、クランクベイト、バズベイトで釣ることができます。この1つの組み合わせで多くのことを達成することができます。」

もし、1本しかロッドを持てなかったら?

Photo by scout.com

J.T.ケニー

FLW Tour pro from Palm Bay, Fla.

Tackle: 7-foot, 6-inch medium-heavy Halo rod, 7:1 Ardent casting reel, 14-pound Sunline fluorocarbon

Reasoning: “I’ll use this to fish a 1/2-ounce Nichols jig in JT’s The Best Color Ever, which is a combination of green pumpkin and black and blue, with a Gambler Burner Craw in green pumpkin/black and blue,” Kenney said. “With this setup, I can flip/pitch shallow cover, swim (the jig) through shallow cover, fish mid-depth or even deep in any water color except super muddy, and be productive

フロリダ州パームベイ出身、FLWツアープロ

タックル:7フィート6インチ ミディアムヘビー Haloロッド、7:1Ardentベイトリール、14ポンド・サンライン・フロロカーボン

理由:「私はこれを使って、JT’sのニコルズジグの1/2オンス「超釣れ線カラー」を使って釣ります。これはグリーンパンプキンと黒と青のジグに、グリーンパンプキン/ブラックまたはブルーのギャンブラー・バーナークローの組み合わせです。このセッティングでは、シャローカバーのフィリッピング/ピッチング、スイムジグ(またはジグ)をシャローカバーに通すことができ、ミディアムレンジからさらにディープまで釣ることができ、またあらゆる水質からスーパーマッディウォータ―まで釣ることができます。

 

マット・リー

Bassmaster Elite Series pro from Guntersville, Ala.

Tackle: 7-foot medium-action Quantum PT Smoke spinning rod, Quantum Smoke Speed Freak 25 series spinning reel, 10-pound braid and 8-pound fluorocarbon leader.

Reasoning: “I use this for dropshotting and I love the braid because I don’t get line twist and tangles,” Lee said. “Also, you can use high-vis line so you can see it well and the fluorocarbon leader keeps you from spooking fish.

“I can catch everything on that setup — smallies, largemouth and spots in 3-35 feet.”

アラバマ州ガンターズビル出身、バスマスター・エリートシリーズプロ

タックル:7フィート ミディアムアクションのクァンタム PT Smokeスピニングロッド、クァンタム Smoke Speed Freak 25シリーズスピニングリール、10ポンドPEライン、8ポンドのフロロカーボンリーダー。

理由: 「私はこれをダウンショットに使用し、ラインのヨレが少ないPEラインがお気に入りです。ただ、視認性の高いラインですのですので、魚に見切られないよう、フロロカーボンのリーダーで魚から警戒されないようにしています。」

「このセットアップですべての魚を釣ります、スモール、ラージ、スポッテッドを水深1メートルから10メートルまで。」

もし、1本しかロッドを持てなかったら?

Photo by scout.com

イッシュ・モンロー

Tackle: 7-foot, 2-inch medium-heavy Daiwa Tatula rod, 6.3:1 Daiwa Tatula CT reel, 12-pound Maxima monofilament, and a River2Sea Bling spinnerbait

Reasoning: “The spinnerbait is the most versatile bait out there. You can buzz it like a topwater, you can fish it in the mid-range and you can slow roll it on the bottom like you would a jig. It’s going to catch fish in all those scenarios.

“It imitates shad, it imitates bluegill, it imitates baitfish of any sort. You can fish it in dirty water, clear water, muddy water, stained water, tannic water. That rod, reel, line and bait combo is what I want to fish anywhere, anytime if I can only have one.

“The line complements the rod, but it also complements the bait. Twelve-pound test Maxima monofilament is heavy enough to catch fish on top, light enough to fish it on the bottom and it’s also effective for fishing the mid-range.

“If you get a medium-action rod, it can be too light for throwing worms and jigs. If you decided to go too heavy, you couldn’t throw crankbaits and spinnerbaits with it. But a medium-heavy rod would cover all the bases.

カリフォルニア州ヒューソン出身、バスマスター・エリートシリーズプロ

タックル:7フィート2インチ ミディアムヘビー ダイワ・タトゥーラロッド、6.3:1ダイワ タトゥーラCTリール、12ポンドMaximaナイロンライン、River2Seaブリングスピナーベイト

理由:「スピナーベイトは最も多目的なルアーです。トップウォーターのバジングに使うこともできますし、ミドルレンジのボトムをジグのスローロールで使うこともできます。すべての状況で魚を捕まえることができるのです。

「シャッドを模倣し、ブルーギルも模倣し、どんな種類のベイトフィッシュでも模倣します。ステインウォーター、クリアウォーター、マッディーウォーター、タンニンウォーター(しょうゆ色の水)などどんな水質でも釣ることができます。このロッド、リール、ライン、ルアーの組み合わせは、いつでもどこでも釣りができるのです。」

「ラインはロッドをサポートし、またルアーをサポートします。 12ポンドのMaximaナイロンラインは、表層の魚を釣るには十分強く、ボトムの魚を釣るには十分軽く、ミッドレンジの釣りにも効果的なのです。」

「ミディアムアクションロッドだと、ワームやジグを投げるには柔らかすぎるかもしれません。ヘビーロッドだと、クランクベイトやスピナーベイトを投げることができませんでした。しかし、ミディアムヘビーロッドはすべてを使うことができるでしょう。」


 

いかがでしたか。

さすがプロというべきなのでしょうか、自分の最も得意とする戦略があって、そのタックルを重視して適応するエリアを探して戦うか、多用途性を重視してあらゆる状況に対応して戦うか、という2つに分かれましたね。

私などは試合に出ることはありませんのでその苦労を察することはできませんが、タックルを絞らなければならないことはしょっちゅうあります。

なぜなら、「予算に限りがあるから」です(笑)

なるべくお金を掛けずに、あらゆる釣りに対応できるようなのが理想的ですので、やはりこういった記事はありがたいものです。

まあ、予算が少ないと言っても、「このロッドはあれとあれに使って、こっちのロッドはあれとあれに使って…」なんて考えるのもまた楽しいんですけどね(笑)

 

そんな風に、この記事を参考にされてみてはいかがでしょうか。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!