秋の寒冷前線とスモールマウスバス

2018年9月16日

秋の寒冷前線とスモールマウスバス

 

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Smallmouths and fall cold fronts”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com”Smallmouths and fall cold fronts”Stephen Headrick October 18, 2013(海外サイトです)

 

釣り人にとって、最も大切で、最も気になることのひとつに、お天気というものがあります。

皆さんは、どんな天気の時に釣りをするのがお好きでしょうか。

天気は、魚や釣りそのものに影響することもありますし、その人の釣りのスタイルによっては、どの天気が向いているということもあると思います。そして、魚が釣れるかどうかということのほかに、人間が釣りやすいかどうかということも加わって、天気の好き嫌いには多くの意見があるものですよね。

台風やカミナリが発生している時などはもちろん釣りはダメですが、気象状況の中には他にも色々と嫌な響きを持つものがあります。例えば、放射冷却、長雨、ゲリラ豪雨、濃霧、などなど。こういった言葉を釣りの前日に聞くのは、あまりいい感じがしませんよね。

では、「前線」という言葉はどうでしょうか。例えば、寒冷前線、温暖前線をはじめ、梅雨前線、秋雨前線など特定の季節ならではのものもあります。

この前線という気象用語を聞いた時も、おそらく、「いいね!」と思う方と「ええー!?」と思う方、または、「前線ってなに?」という方に分かれるのではないでしょうか。

この記事は、アメリカバスマスターサイトの記事で、パニッシャールアー社のオーナーであり、アメリカのバスフィッシング界では「スモールマウスの教祖」とも呼ばれている、ステファン・ヘッドリック氏が、秋のスモールマウスと寒冷前線の関係について解説し、共有してくれています。

特定の天気の状況がスモールマウスにどういう影響を与えるのか、勉強していこうと思います。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

スモールマウスと秋の寒冷前線

To hear a lot of anglers tell it, cold fronts are about as bad as anything can be as far as bass fishing is concerned. That might be true (maybe) with largemouth and it might be true (sort of) for spring smallies. It is not true, however, when it comes to fall smallies. In fact, fall cold fronts actually turn them on.

Exactly why is something a lot of us disagree about. I think it’s because sudden cold weather triggers a response in them that says it’s time to feed up before winter arrives. If I’m right, that means all the talk about frontal bass wanting small, subtle, slow moving baits isn’t true. What they really want is something to eat — a lot of something to eat — and they’ll do whatever it takes to make that happen.

So anyway, there’s a cold front that’s supposed to blow across much of the country this weekend and early next week. We need to take advantage of it.

The bait I like the best for the conditions we’re experiencing right now is a hard jerkbait. There are several good ones around. I’d say you should pick the one you have the most confidence in and go for it. Natural colors seem to work best for me, but if the water has a little stain to it you might want to consider something with chartreuse or red on it.

It’s important to keep your jerkbait moving. Slow pulls and long pauses are usually not the ticket in October and early November. Short, sharp jerks followed by very short pauses are much better. These are feeding fish. There’s no reason to tease them. Force them to make a decision.

I also like spinnerbaits for fall cold front fishing. Double bladed models are good but so are single spins with big, hammered Colorado blades. Again, keep them moving.

Nothing I’ve said means that you shouldn’t try a jig, especially if there are a lot of crayfish in your lake or river. Jigs have always been a staple for me, and I suspect they always will be. Browns, green pumpkin as well as peanut butter and jelly are always good. That said, black and blue works darn near anywhere.

When you’re picking a spot to fish, it’s important to pay attention to the shad or whatever other forage is in your lake. In some places around the country they’re already back in the creeks. In other places they’ve just started to move and you’ll find most of them still in open water, but near the creek mouths.

The importance of analyzing your local conditions cannot be overstated. In some of our northern states there’s already been a hard frost and guys are wearing long underwear when they’re out on the water. Here in Tennessee, however, we haven’t even come close to having a frost. That makes a big difference.

Right now is the time to get going. If you wait more than a couple of weeks, you’ll probably miss some of the best smallmouth fishing of the year.

多くのアングラーが言うことを聞いていると、寒冷前線はバス釣りに関しては良くないと言われています。確かにラージマウスの場合はそうかもしれませんし、春のスモールマウスにとってもその通りかもしれません。しかし、それが秋のスモールマウスということになると、それは真実ではありません。実際、秋の寒冷前線は魚たちのスイッチを入れるのです。

何故かと言われれば多くの意見があるとは思うのですが、私は、突然やってきた寒さが、冬が来る前にフィーディングしておかなきゃ、という反応を引き起こすからだと思っています。私の考えが正しいとすれば、前線に直面したバスにとって小さく、繊細で、ゆっくり動くルアーを望んでいるというのは全く持って真実ではないということです。彼らが本当に欲しいものは、何でもいいから食べられるものであり、 そして、そのために必要なことは何でもします。

ですので、とにかく、今度の釣行時に寒冷前線とぶつかるようであれば、私たちはそれを活用する必要があります。

経験上、この状況で最高だと思われるルアーは、ハードジャークベイトです。皆さんもいくつか持っていると思います。私は、あなたが最も信頼しているものを選んでそれを使うべきだと言いたいと思います。私はナチュラルカラーが良いと思いますが、水がやや濁っている場合は、そこにチャートや赤が入ったものにするかもしれません。

ジャークベイトは動かし続けることが重要です。スロージャークやロングポーズは、通常は10月から11月初めまでは必要ありません。短く、鋭いジャークの後に非常に短いポーズが有効です。相手はフィーディングフィッシュです。彼らをもてあそぶ理由はありません。彼らに強制的に口を使わせてください。

秋の寒冷前線ではスピナーベイトの釣りも好きです。ダブルブレードのものがいいのですが、ハンマードコロラドブレードのような大きなシングルブレードもいいでしょう。ここでもやはり、動かし続けてください。

特にその湖や川に多くのザリガニがいる場合は、ジグを試してはいけないとは言えません。ジグは常に私の一軍ルアーで、いつでも釣れそうな気がします。ブラウン、グリーンパンプキン、ピーナッツバター&ゼリー(PB&J)カラーはいつでも有効です。とはいえ、ブラック/ブルーもほぼいつでも有効ですけどね。

釣りをするエリアを選ぶ場合は、シャッドまたはその湖にいるその他のベイトフィッシュに注意を払うことが重要です。国内の多くのフィールドではこの時期、彼らはすでにクリークに移動しています。そうでないフィールドでも、彼らは動き始めており、彼らを見つけるには、クリークの入口の近くのオープンウォーターエリアになります。

自分の行くフィールドの状況を分析することが重要ということは、決して大げさな言い方ではありません。国内の北の地方ではすでに霜が降りており、水上にいるときに長袖シャツを下に着ていることもあれば、テネシー州などでは、霜さえ降りていないということもあります。ここには大きな違いがあります。

今はまさに動くときです。数週間も待ってしまったら、一年で最高のスモールマウスフィッシングを見逃してしまうかもしれませんよ。


 

秋の寒冷前線とスモールマウス、いかがでしたでしょうか。

私たちは、晴れそうだとか、雨が降りそうだとか、天気そのものは気にしていると思うのですが、それが前線によるものかどうかまでは、あまり気にしていなかったかもしれません。

この記事では、理由ははっきりとは分からないとしたうえでですが、寒冷前線によってスモールたちは非常に活発になると言っています。ですので、秋の寒冷前線は期待できると考えて、強気に攻めたほうがより良い結果に繋がりやすいということでした。

私は正直なところ、秋の寒冷前線がいい結果をもたらしたことがあるかどうかは、実感したことがありません。これまでその恩恵を受けたことはあったのかもしれませんが、前線の影響かどうかは意識していませんでした。

また最近では釣行ごとに動画の撮影をするようになりましたので、水濡れに弱い機材を守るために雨を避けて釣行日を決定することが増えてしまっていることも、より実感できていない理由だと思います。

釣果を取るか撮影を優先するか…釣り人として非常に悩ましい選択になりますが(笑)、皆さんはどうでしょう、秋の寒冷前線はスモールが釣れるのでしょうか。

もしよろしければ、そんな情報交換といいますか、体験談などあれば教えていただけると嬉しいです。

そんなにいいのでしたら、私も寒冷前線を狙って釣りに行ってみたいものですからね(笑)

 

しばらくは、天気予報の天気図と、ボート屋さんの釣果情報とを見比べていこうかなと思います。何か傾向がつかめましたら、どこかでお知らせすることができるかもしれません。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!