秋のビッグスモールマウスを追う!

秋のビッグスモールマウスを追う!

Photo by flwfishing.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”HOW TO CATCH BIG FALL SMALLMOUTHS”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:flwfishing.com”HOW TO CATCH BIG FALL SMALLMOUTHS”September 24, 2015 by Matt Stefan(海外サイトです)

 

秋のスモールマウスバス釣り。野尻湖や桧原湖は一般的に秋になると減水し、バスの付き場が沖になるため、釣りが難しくなるとされています。

実際に今まで賑わっていた湖上も、秋になるとボートの数はガクンと減ることから、これまでスモールマウスバスフィッシングを楽しまれていた方の多くはターゲットを変えたり、釣り場を変えたりして、別の楽しみ方をしておられるようです。

しかし、この時期になってもまだ野尻湖や桧原湖に通ってらっしゃる方はみなさん、「難しいけど、楽しい」とおっしゃいますよね。

そしてこの時期のトーナメントを見ると、難しい中でも釣ってこられる方はハイウエイトなことが多く、非常にエキサイティングな試合展開になってるようです。

これらのことを見ると、やはり釣りというのは楽しみ方が人それぞれ。それぞれが楽しんでおられるので、いいことだとは思うのですが、釣れないのは切ない、やっぱり釣りたい。

「自分ももっと秋のスモールマウスバスフィッシングを楽しみたい!」と思われている方はきっと多いことかと思います。

一般的に言われていることは、水温が21℃を下回る頃から深場に移動し始め、水温が最低になる4℃の頃までディープで過ごし、冬を乗り切ると言われていますが、特に日が短くなってくるにつれ、1日の移動パターンも早くなってくることから、この移動プロセスを理解することがスモールマウスバスを釣るうえでの近道だとされています。

この記事は、アメリカFLWのトップアングラー、マシュー・ステファン氏が、そんな足の速い秋のスモールマウスバスを捉えるため、特に重要な5つの項目について解説してくれています。

早速読んでみましょう。

 

1:ボディーウォーター

Smallmouths in rivers behave differently than smallmouths in lakes. River fish will continue to stay in heavy current as long as they have big eddies or slack water nearby. Wing dams, islands, sand drops and mouths to backwaters all provide excellent areas for baitfish balls to group up and create ambush points for schools of smallmouths. Those same large eddies become wintering locations for smallmouths so they don’t have to move much and are often found in water less than 10 feet deep. Smallmouths in lakes, however, will use the entire water column to feed throughout the fall before eventually settling on deep wintering locations. The water depth where you will find the most action is usually dependent on the type of forage available in each body of water.

川のスモールマウスは、湖のスモールマウスとは異なった行動をします。 川の魚は近くに大きな渦や水が溜まっているところがある限り、流芯に居続けます。 堰、島、砂のブレイク、そして逆ワンドはすべてベイトフィッシュが群をなし、スモールマウスバスのスクールの待ち伏せポイントを作るための優れたエリアとなります。 それらの渦は、スモールマウスの冬の場所にもなるので、あまり移動する必要はなく、深さ3m以下の水系によく見られます。 しかし、湖のスモールマウスは、秋にはベイトフィッシュをフィーディングするためにボディーウォーター全体を動き、最終的にディープの冬の場所に定着します。 どの水深にいるかを探すために最も重要なアクションは通常、その水域にいるベイトフィッシュの種類によります。

 

2:水温

The water temperature may be the single most important factor in determining the location of smallmouths during the fall. It tells us where the fish should be and what they should be eating. As a general rule of thumb, as the water gets cooler the fish will move deeper. Additionally, you must be aware of the seasonal migration of the forage the smallmouths are feeding on. For example, crayfish become dormant as the water cools off into the low 50s. This means they become unavailable as a primary forage for the smallmouths, which will begin feeding on other prey. It requires a pattern change on the angler’s part if he hopes to continue to be successful.

水温は、秋のスモールマウスの居場所を決定する際の最も重要な要因の1つである可能性があります。 それは、魚がどこにいなければならないか、そして彼らが何を食べなければならないかを我々に教えてくれます。 一般的な経験則として、水がより冷たくなるにつれて、魚はより深く移動します。 さらに言うと、スモールマウスがフィーディングしているベイトフィッシュの季節的な移動パターンを知っておく必要があります。 例えば、ザリガニは水温が10℃まで下がると活動休止状態になります。 これは、ザリガニがスモールマウスバスの主な食糧源ではなくなることを意味します。 いい釣りをしていきたいのであれば、釣り人側がパターンを変更していくことが必要になります。

 

3:ベイト

It’s important to understand the forage base of the lake you’re fishing. We don’t have many lakes with shad in them in the northern part of the United States, but we do have alewives, ciscoes, shiners, and panfish – to name a few. All of these baitfish relate to different depths so finding the bait will result in finding the smallmouths. Remember, the only thing smallmouths care about at this time of year is fattening up for the winter. They don’t wait and ambush as much as they stalk and capture.

あなたが釣っている湖の基本的なベイトを理解することは重要です。 アメリカ北部では、シャッドの多い湖はありませんが、例を挙げるとすれば、エールワイフ(ニシン)、シスコ(コクチマス)、シャイナー(鯉科の魚)、パンフィッシュ(ブルーギル系)がいます。 これらのベイトフィッシュはすべて異なる深さに位置しているので、ベイトを見つけることはスモールマウスを見つける事につながります。 覚えておいてください、この時期にスモールマウスがいちばん気にかけているのは、冬に向けて太りたいということです。 彼らは待ち伏せのためじっとせず、忍びよっては捕まえようとしているのです。

 

4:水質

I have found that water color is an important factor in catching fall smallmouth bass. I’m not referring to finding clear water in a stained lake, but rather making the point that fishing is generally better in clear, deep natural lakes than it is in stained, shallow lakes. Therefore, unless I’m river fishing, I tend to stay away from off-colored water.

私は水質が秋のスモールマウスバスを捕まえる上で重要な要素であることを発見しました。 私は濁っている中できれいな水を探したほうがいいと言っているのではなく、マッディシャローレイクよりもディープクリアナチュラルレイクで釣りをする方が一般に良いという点を主張しています。 したがって、私が川の釣りをするときでない限り、いい感じの水質でない湖から遠ざかる傾向があります。

 

5:気温

Every fall we have those fluke warm days and drastic cold days that can change the fishing in a hurry. It’s not uncommon to have a warm fall day push a bunch of smallmouths into the shallow flats where they are easily susceptible to topwater baits. Vice versa, if there are a few consecutive days of frigid temperatures, the school of smallies you were catching in shallow water might quickly relocate to much deeper water. It’s important to keep an open mind and realize that the fish might move faster than the water temperatures rise or fall.

その秋ごとに、暑いくらいの日やかなり寒い日があり、私たちは急いで釣りを変える必要に迫られます。 暖かい秋の日には、簡単にトップウォータールアーに出やすいシャローフラットにスモールマウスバスが上がってくることは珍しくありません。 その逆もあり、数日間連続して寒い気候が続く場合、シャローエリアにいるスモールの群れは、よりディープにすばやく移動します。 常に偏見をなくし、魚が水温の上昇や下降を感じるよりも速く動く可能性があることを理解することが重要です。


 

いかがでしたか。

これはプロの意見ですので、いとも簡単なことのように書いてありますが、実際は広いエリアから探さなくてはならないので、結構時間はかかると思います。

バスがいる、いないがハッキリしているこの季節、バスがいない場所で釣りをする時間が増えてしまうことほどまずいことはありません。

釣りをしたい気持ちをグッとこらえ、魚探に集中し、ベイトとバスを見つけることが重要ですので、時間はかかってもその作業をまずやることが、一番ではないかと思います。私も釣りをする前に30分くらい魚探掛けをすることがあります。

さらに、この時期のバスは非常にエサを追っていると記事にも書かれていますが、なぜかルアーへの反応が良くありません。ベイトやバスを見つけてからも、地獄のような時間が続きます(笑)

ところが、不思議なことに、ルアーなのか、水深なのか、リグなのか、何かがピタッと合うと、ベイトフィッシュで腹パンパンにしたでっかいスモールマウスが連発したりします。

秋のスモールが好きという方は、おそらくこれが好きなのではないでしょうか。私はめったに経験することはありませんが(笑)、最高の瞬間ですよね!

ぜひ、いつもよりもルアーチェンジを頻繁にしてみて、何が好みなのか、バスに聞いてみてください。

それから、「カメラ」と「我慢の心」を忘れずにボートに積んでくださいね(笑)

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!