水野浩聡プロと短い夏休み:渓流のトラウト釣り
こんにちは!店長の小山です!
本日は2018年6月6月22日に水野浩聡プロと行った渓流トラウト釣行の様子をお伝えいたします。
水野さんと一足早い夏休み
水野さんと言えばご存知ジャッカルのプロスタッフとしてバス釣りを中心に活躍されていますが、バス以外にもいろんな釣りやアウトドアライフを楽しむことを広める活動をされているんですよね。
そして去年あたりからどうやら渓流のトラウトフィッシングがマイブームになっていたようで、色んな川へ出掛けていたようです。
私も渓魚は大好きですから、そんな話をしているうちに一緒に行こうということになり、とっておきの場所へ案内していただけることになったのです。場所は岐阜県の宮川水系。
この日はちょうど梅雨の中の晴れで増水もなく、いいコンディションで釣りができることになりました。
私は渓流や渓魚は大好きなものの、これまでの釣りは管理釣り場が中心でしたので、ウェーダーまで装備して本格的な渓流を釣るのは初めてでしたが、ガイド付きですので安心です(笑)
近所の道の駅で待ち合わせ、コンビニで魚券を買って、いざ、入渓です。
水野さん、お世話になります。
渓流の恐怖
川というのは不思議なもので、子供の頃は深さが肩まであるくらいの川で平気で泳いでいたのに、今になるととても怖いものです。
きれいな川ですよね。のどかで最高です。水温は体感ですがおそらく10℃ちょっとくらいでしょうか、とても冷たいです。ウェーダーを履いていると暑いので温度としてはちょうどいいのですが、転んだら危険な冷たさですよね。
写真のように川幅が広く、手前の浅瀬のような足場のいいところはいいのですが、川幅が狭いところは流れも強く、踏ん張っていないと足をもっていかれそうです。水に対してこんな恐怖を感じたのは久しぶりですが、逆に恐怖には慣れてしまわないことが肝心で、うまく付き合うようにするべきですよね。
膝までの水深ですが、流れが速いため、常に膝カックンをされているような感じで、下流を向いていると前へ前へと押されていきます。ひとつ前の石の向こうは急に水深が腰ぐらいになったりするので、偏光グラスをフル活用して慎重に釣り歩かなければなりません。
それから水の音が大きいので会話も届きづらいですから、水野さんの居場所を終始気にしていないといけませんし、熊などの野生動物が近くにいないかということも気にしていないと危ないですね。
しかしこういった環境は神経が研ぎ澄まされるのを感じます。魚が釣れると直感できるキャストが決まった時には、川の音すら聞こえなくなります。いろんなことが重なって集中力がマックスになるため、日常生活の嫌なことなどすべて忘れてしまいますね。
まあ日常の嫌なことなど、物忘れが激しくて楽天家の私にはほとんどないのですけどね(笑)
水野さんとの釣り
水野さんは今回は自分でも釣りを楽しみつつ、私のガイドに徹してくれていまして、いろいろアドバイスをいただきました。
こういったところに投げてみてくださいよ、ですとか
あそこに投げてこういうコースで通してみてくださいよ、といった感じで、先にアドバイスをくれたり、あとで答え合わせキャストを見せてくれたりします。自分も分かっているつもりでも、実際やってみるとうまく行かなかったので、非常に勉強になります。ありがたいことです。
上の写真なんか後光が差していますからね。
こういう川幅が狭いところでも、常に3カ所くらい撃つところがあって、特にああいうちょっとした淀み+シェードが怪しいということです。ただ、あんなところにキャストなんてできません。
しかし水野さんはいいところにヒョイっと一撃で決めていきます。足場の悪い中で軽いルアーをライトスピニングタックルで近距離で正確にキャスティングで撃つって、結構難しいですよね…。
分かってくれば、釣れます
そうしているとおかげさまで私も川の歩き方やキャストのコツを段々とつかんできまして、水野さんとも別行動がとれるようになってきました(笑)
幸い魚影は濃い川ですので、魚たちの反応はすぐに見えるのが最高にありがたいんですね。
スレてないためか、同じ魚が3度もチェイスしてきますが、実は3度もチェイスさせているようではダメなんですよね…。食う時は一発です。そして一発で食わせることができれば、同じスポットで連発ということもありました。そういう見切りも、慣れなければわかりませんでした。実に楽しい釣りです(笑)
エリアによって魚種の棲み分けがあるようでしたが、一番多く釣れたのがヤマメでした。
通称「渓流の女王」と呼ばれるほど美しい魚で、繊細です。
リリースするのであれば触るときは良く手を濡らして、なるべく触らないようにし、出来ればネット越しに触るのがベストです。
私と水野さんは今回は写真や動画に撮ったものはすべて持ち帰って食べました。あとの魚は素早くリリースするので、実際の数は結構釣ったのですが、証拠写真はありません(笑)
ヤマメの他、ニジマス、イワナ、ヤマトイワナを釣りました。障害物にタイトにルアーを落とすことができると、イワナ率がちょっと上がった感じですかね、なので、私はイワナが釣れると嬉しいのです(笑)
写真はヤマトイワナ。普通のイワナは白い斑点だけですが、ヤマトイワナにはオレンジ色の斑点が側線付近にあるんだそうです。確かに、釣って比べてみれば、違いがありました。それにしても、美しい色柄です。ルアーのお腹がオレンジが多い理由もよく分かります。美味しい色なんでしょうね…。
目にフックが刺さってしまって痛々しいですが、これも持ち帰って美味しくいただきました。すみません、最高です。
水野さんもジャンジャン釣ってます。
私が渓流歩きに慣れていないもので、水野さんが釣っても写真を撮りに行くことができず、水野さんの写真がなくてすみません…。私の写真ばっかりで…。本当に…すみません…。
やはり、良いところにズバッとキャストを決める水野さんはよく釣ります。気が付くと釣っています。
私と違うところはなんと言ってもキャストの正確さです。フォアハンド、バックハンド、アンダーハンド、フリップキャスト、すべてが正確。そしてキャスティング動作も小さいのです。それができるということは魚をスレさせないのはもちろんなのですが、私のようにキャストしやすい位置までわざわざ歩かなくて済むので体力の温存にもなりますし、その分転倒などの危険も回避できますし、キャスト数が減らせるので根ズレによるリスクそのものや、ルアーの結び直しの回数も減るということですよね。
キャストが上手いという「だけ」で、後からそれくらい大きな効率の差が広がってくるんですね。でもそのキャストが上手い「だけ」っていうのが、私には本当に難しい(笑)
動画、作りました
すみません、いつもの動画とは違って、ちょっとカッコよさげに作ってしまいました…せっかく水野さんがいるので、いつもの自分の動画とは違う感じに…私ごときが粋がってるみたいで本当にすみません…。
よろしければ、ご覧くださいませ。
いかがでしたか。
今回、流れの激しい川で釣りができたことで、渓流用のルアーのすごさが分かったり、流れの中でのチェイスがバスと違うところ、食うチェイスと食わないチェイスの違いなどが少しながらわかりました。
外から見ると分かりづらい川の水深の変化も、実際に川の中を歩いて体感したことで、すこしは外からでも深いところが見分けられるようになったと思います。
ウェーダーもフェルトタイプは滑らなくて素晴らしいのですが、大小の石の上を歩くので常に足裏のツボを刺激するマットの上を歩いているようでまあまあ痛いんだというのもわかりました(笑)
キャストが上手でない私でも、1日でこれだけ成長できたような気がするのは、新しい魚を新しい環境で釣ることができたおかげかと思います。
それも水野さんがいてくれたからというのが大きいのですが、新しいチャレンジというのはいいものですね。
しかし貴重な体験をさせていただき、足手まといでも嫌な顔一つせず付き合っていただき、ありがとうございました。お世話になりました。水野さんにはこの場を借りて御礼させていただきます。
持ち帰った魚はすべて塩焼きと時々レモンをかけていただきました。ありきたりな表現で申し訳ないのですが、美味しかったです(笑)
これを読んでおられる方はバス釣りがメインかと思います。私もバスがメインですが、ときどきは違う魚釣りもいいものですね。新しい発見がありますし、バス釣りにも活かせると思います。そして、美味しい思いもできますもんね。
よろしければ、別の魚にもチャレンジしてみてください。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!