春のバス釣り、2つのシークレット
Photo by World Fishing Network.com
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”2 Dynamite Tactics for Spring Bass: Lizards and Fast-Moving Jigs”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:worldfishingnetwork.com”2 Dynamite Tactics for Spring Bass: Lizards and Fast-Moving Jigs”By: Keith 'Catfish’ Sutton(海外サイトです)
バス釣りには、シークレットがつきものです。
バス釣りだけではありません。対戦相手がいるスポーツにはおよそすべてのものにシークレットがあるのではないでしょうか。
対戦相手が有利になってしまうような情報は極力知られたくないものでしょうし、そういうことがあることがまた、見ている私たちがより楽しめる部分にもなります。
バス釣りに絞って言えば、例えばあるルアーや釣り方についてシークレットになっていることがあります。
その秘密を知られてしまうと、そのフィールドで使う人が多くなり、効力が落ちてしまうということからなのですが、これはバスが好奇心旺盛で、見たことのないものに強い興味を示すことの裏付けでもあり、目にする回数が増えれば自然と反応が悪くなっていくということを避けるためにシークレットにするということですよね。
特にトーナメンターの方々にとっては死活問題ですから、もっともな話です。
これとは逆に、そういう新たなテクニックや有効なルアーなどを自分で発見すると、すぐに共有したがる方々もいます。楽しいことはみんなで共有していこうじゃないか、みんなにもいい思いをしてほしい!という感じです。
この記事は、北アメリカを中心とするフィッシングメディア「World Fishing Network」に掲載されたもので、テネシー州のスモールマウスハンターのスティーブン・ヘッドリック氏とアーカンソー州のバスプロ、ミッチ・ルーパー氏という、楽しみをより分かち合おうというタイプの2人が共有してくれたものです。
あまり知られていない春のテクニックだということです。これは読んでおきたいものですね。
対スモールマウス:ダンシングリザード
On Tennessee’s Dale Hollow Lake, Headrick uses an unorthodox method to entice big bronzebacks.
“In clear waters like Dale Hollow that get heavy fishing pressure, smallmouth bass may avoid lures they’ve seen repeatedly,” says the Celina native, president of Punisher Lures. “Big smallmouths—those 5 pounds and up—are especially wary.”
To coax strikes from these fussy fish, Headrick uses 6- to 7-inch soft-plastic lizards or salamanders he rigs using a “secret” style favored by local anglers.
“First, I push an empty .22 bullet cartridge into the nose of the lizard to remove a plug of the plastic,” he says. “In the hole I’ve created, I insert a 1/16-ounce bullet weight. Then I seal the hole by melting the plastic with a lighter or match.”
A shallow, lengthwise incision is then cut in the belly of the lure. After tying a No. 6 panfish hook to the main line, the hook is run through the lizard’s tail, leaving the barb exposed, then the line is inserted into the incision.
“Cast the lure and let it sink to the bottom,” says Headrick. “The weighted nose stays down and the tail with the hook in it stands straight up. Now, if you shake your line a little, the tail dances, attracting the attention of any smallmouth nearby. The lure looks more natural because the weight is hidden in the nose and the hook is small. So wary smallmouths are more likely to strike. Nine times out of ten, the bass will grab the tail of the lure first. With conventionally rigged lizards, you’ll miss these short strikers. But with the hook in the tail, you’ll connect more times than not.”
テネシー州のデールホロー・レイクでは、ヘッドリックはビッグスモールマウスを誘うためにちょっと変わった方法を使用しています。
「デールホローのようなフィッシングプレッシャーが強いクリアレイクでは、スモールマウスは良く見かけるようなルアーを避けることがあります」と、パニッシャールアーセリーナ・ネイティブ代表は言います。 「5ポンド以上の大きなスモールマウスは特に注意が必要です」
これら警戒心の強い魚からバイトを得るため、ヘッドリックは地元のアングラーが好んで「シークレット」として使っている6〜7インチのリザードやサラマンダーワームをリグに使います。
「最初に、空の.22弾丸カートリッジ(空の薬きょう)をトカゲの頭から押し込み、抜いてくり抜きます。 「できた穴の中に、1/16オンスのバレットシンカーを入れます。それからライターなどを使ってワームを溶かしてその穴をふさぎます。」
次に、ワームの腹部に浅いタテの切り込みを入れます。メインラインに#6の小さなフックを結んで、フックポイントを出すようにリザードのテールに刺し、切り込みにラインを入れて隠します。
「ルアーをキャストしたらボトムに沈めるようにしてください。 重い頭の方が下につき、テールの方は真っ直ぐに立ちます。このとき、ラインを少し振ると、テールは踊り、近くにいるスモールマウスの注意を引き付けます。ルアーは、シンカーは隠してあり、フックも小さいので、よりナチュラルに見えます。これにより、警戒心の強いスモールマウスでも攻撃してくる可能性が高いというわけです。 10回のうちの9回はバスは最初にルアーのテールを咥えるでしょう。通常のリグのリザードでは、このショートバイトを見逃してしまいます。しかし、テールにフックがあることで、あなたはより多くバイトをモノにすることができるでしょう。」
対ラージマウスバス:早巻きジグ
Catching trophy largemouths is the specialty of bass pro Mitch Looper of Dayton, Arkansas. He has caught scores of bass from 9 to more than 14 pounds, but he rarely catches them using conventional tactics.
“I typically retrieve my lures a lot slower or a lot faster than other anglers,” Looper says. “This helps me catch more and bigger bass because the fish aren’t conditioned to avoid lures that are fished the way I fish them.”
Case in point: Looper’s style of fishing jigs.
“When targeting largemouths, I cast a jig into thick emergent vegetation and reel it back as fast as I can,” he says. “As bass cruise the weeds, they scare bluegills and other bait animals, which swim quickly to escape. The fast-moving jig mimics one of these frightened forage animals. Strikes are explosive, and bass rarely avoid the jig like they will other lures. Many times I’ve fished behind anglers who were flipping, spinnerbaiting or buzzbaiting and caught big bass just minutes after the other anglers moved on.”
Almost any bass jig can be used for this technique, but Booyah’s Swim’n Jig, specially designed for this tactic, may be the best. It has an arrowhead shape, a flattened bottom and an in-line line tie, which keeps the jig from gathering loose weeds. The lure weighs 1/2 ounce, so it stays under the surface and pushes through thick weeds.
Looper prefers a baitcasting reel with a 6.3:1 retrieve ratio for this tactic “because this type of reel has a big spool that brings in more line per crank.” He suggests using line that is at least 25-pound-test.
“Crank fast and keep the jig swimming about an inch under the surface,” he advises. “And hold your rod tight. If you’re not prepared for the smashing strikes of big bass that dart out to grab the jig as it zooms by, your tackle could get snatched from your hands.”
デカラージマウスをキャッチするのは、アーカンソー州デイトンのバスプロ、ミッチ・ルーパーの得意技です。彼は9から14ポンドまで多くのバスを捕まえてきましたが、彼が従来の戦術で釣ったのをあまり見たことがありません。
「私は通常、他のアングラーよりもずっと遅くかずっと早くルアーをリトリーブしています。」とルーパーは言います。 「これは、私の釣り方で動くルアーをバスたちは見慣れていないので、より大きなバスを捕まえるのに役立つためです。」
例:ルーパーのジグフィッシングスタイル。
「ラージマウスをターゲットにするときは、ジグを濃いウィードに投げ、できるだけ早く回収します。 バスがウィードエリアを回遊することで、ブルーギルや他のベイトとなる生き物は恐れ、逃げるために素早く泳ぎます。ファーストムービングジグは、これら怯えるベイトを模しています。バイトは爆発的で、他のルアーを見切るようなときでもジグを避けることはめったにありません。何度も私はフリッピングやスピナーベイトやバスベイトで釣りをしている人の後に入って釣りをしましたが、その釣り人が移動してからものの数分後にはビッグバスを釣りました。」
ほとんどすべてのラバージグをこのテクニックに使用することができますが、ブーヤーのスイミングジグは、この戦術のために特別に設計されているため最適かもしれません。それは、尖った形、平らな底と直線上にあるラインアイを持っています、これによりジグにウィードが絡まりつかないようになっています。ルアーの重さは1/2オンスで、水面下にとどまりつつ、濃いウィードを押し分けて進みます。
ルーパーは、このテクニックにはギア比6.3:1のベイトリールを好みます。「なぜならこの手のリールはビッグスプールで、ハンドル1回転あたりで多くのラインを巻き取るからです」彼は少なくとも25ポンドテストのラインを使用することを提案しています。
「早巻きをして、水面下数センチをキープしてジグを泳がせてください。そしてロッドはしっかりと握っていてください。ジグをひったくっていくビッグバスのバイトへの準備ができていなければ、ロッドはあなたの手から奪い取られる可能性があります。」
いかがでしたか。
スモールマウスバスのダンシングリザード、テールにフックをチョン掛け、頭に1/16ozのシンカーを埋め込むということは、極端にテール寄りにフックのついたネコリグということかと思ったのですが、ラインはボディに隠すということですので、ちょっとややこしいといいますか、キャストの時にボディに隠したラインが出てしまうのではないかと思うのですが…バレットシンカーにラインを通すのであれば、ライターでふさげないですし…ううん、どうなんでしょう(笑)
しかし、リザードワームが立ってテールを振っている姿などイメージすることはありませんでしたので、面白そうです。スモールはテールを噛むということも覚えておかなければいけませんね。
ラージに使う早巻きジグもまた、トレーラーのことに触れていないということは、トレーラーなしで使うのでしょう。それだけで、変わっていますね。
ウィードレイクは本当にサーチに時間が掛かりがちですから、そんな中でいかに効率よくバスを探せるかというのはとても大事なことだと思います。
琵琶湖発祥のウィード対策されたスイミングジグなど、いくつか思いつきますもんね。
ややもすると変人扱いされがちなこれら特殊な使い方をするルアーやその使用方法ですが、釣れるということはやはり非常に理にかなっていて、発想が素直なことが多いと思います。
私も自由な発想でルアーやリグを使うのが好きで、いろいろ試してみるのですが、たまに釣れることはあっても、大ヒットしたことはありません(笑)
きっと自己満足レベルで止まっていて、理にかなっているものではないのでしょうね。
シークレットというといかにもまだ発売されていないような秘密のルアーだとか、自作のルアーのようなイメージもありますが、今あるルアーやその使い方などがそうなる場合もあるということがわかりました。
自己満足でもいいので、思いついたことは今後も色々試していこうと思います(笑)
それでは、また。
毎度ありがとうございます!