探す、見つけ出す、そして釣る

2018年8月22日

探す、見つけ出す、そして釣る

 

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”SEARCH, FIND, AND FISH”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:midwestoutdoors.com”SEARCH, FIND, AND FISH”By DAN GALUSHA, AUG 1, 2016(海外サイトです)

 

私たちが大好きなルアーフィッシングという釣りは、生きたエサなどを使って魚をおびき寄せ、針に食いつくまで待つような釣りではありません。

基本的にルアーというのは生きていませんから、生きているかのように見せかける必要がありますよね。

そして、待つ釣りではないということは、釣れる場所や魚を探す必要があります。

特に時間がない時や、初めて釣りをするようなフィールドでは、この探すという行為がものを言うと思います。いきなりよさげなところにダウンショットを入れていくような釣りをしていたら時間がいくらあっても足りませんものね。

ということで、私たちがバスを釣る場合、「探す」「見つける」「釣る」ということをしないと、バスをキャッチするのが難しくなってしまうということなのですが、この3つのことを同じルアーでやっていけるとすると、とても効率的ですよね。

この記事は、アメリカ中西部を中心としたルアーフィッシング専門メディア「MID WEST OUTDOORS」の記事で、記者のダン・ガルーシャ氏が「探す」「見つける」「釣る」それぞれを同じようなルアーで対応するということを解説してくれています。

ルアーもそうですが、この3つの行為がそれぞれ何を意味しているのかというのも気になるところです。

ちょっと読んでみてください。

 

探す(サーチ)

Faster-moving lures are the main source of searching. Three main ones are a Blitz Blade, Rat-L-Trap and spinnerbait. These can be used at different depths and speeds, but not in every condition. Heavy weeds can be a problem for all three types, and heavy wood cover will cause problems with the Blade and Rat-L-Trap. In the problem areas I will swim a Blitz Finesse Jig so that the lighter-weighted lure can find its way easier through the weeds and bounce over any wood.

Another lure I use in a “swimming” fashion is a Power Jerk Shad rigged on a Daiichi Bleeding Bait Copperhead or Butt Dragger hook. This is pulled along in a constant speed, which makes the jerkbait sway slowly from side to side. This is a slower way of searching, but not as slow as using the jerkbait in its normal retrieve.

速く動かすタイプのルアーは、主にサーチに使われます。 私の使うメインの3つを挙げれば、Blitz Blade(ブリッツブレード)、Rat-L-Trap(ラトルトラップ)、spinnerbait(スピナーベイト)です。 これらはさまざまなレンジやスピードで使用できますが、すべての条件で使用することまではできません。あまりにも濃いウィードはこの3つのルアーには難しく、ウッドカバーはブリッツブレードとラトルトラップには障害になります。 問題のあるエリアでは、軽量ルアーでウィードの中を通しやすくウッドカバーでも跳ねさせやすいBlitz Finesse Jig(ブリッツフィネススパイダージグ)をスイミングさせます。

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私が「スイミングスタイル」で使う他のルアーとしては、バークレイ・パワージャークシャッドにダイイチブリーディングベイトのコパーヘッドがバットドラッガーフックを付けたものです。 これは一定速度で引っ張ったとき、ルアーが左右にゆっくりと動くのです。 これは、より遅いサーチ方法ですが、普通のジャークベイトでサーチするほどは遅くはありません。

探す、見つけ出す、そして釣る

 

見つける(ファインド)

When more than one fish is hooked, it’s time to turn your attention to finding the fish, which is a bit slower. In fact, the carryover that the swimming Blitz Jig and Jerk Shad has is a big help. Also, this is where I like using a slow-rolled spinnerbait and TTI-Blakemore’s Casey’s Runner Head with a 3-inch Power Minnow. This minnow’s size makes it possible to move the Casey’s Runner along faster than with the recommended Fluke Jr., but still be fished on a slower presentation.

Once a few more fish are located, a pattern is formed to help locate fish in other parts of a body of water. For example, several fish caught along a riprap area will most likely carry over to other such spots, and in the same respect, heavy wood cover with or without current will be another pattern. It is also important to take a look at depth wind direction, current and temperature in these locations.

複数の魚を釣ろうとするときは、釣れる状況を見つけることに集中するように切り替えてください。これは少しスローになります。 ここでもまた、ブリッツジグのスイミングとジャークシャッドが大いに役立ちます。 またスピナーベイトのスローロールやバークレイ・パワーベイト3インチにTTI-Blakemore(TTI ブレイクモア)のCasey’s Runner Head(ケーシーランナーヘッド)を付けて使うのが好きです。 このミノーのサイズは、ケーシーランナーヘッドのおかげで評判のいいZOOMフルークJr.よりも速く動かすことができますが、より遅いプレゼンテーションでも釣ることができます。

探す、見つけ出す、そして釣る

さらに何匹かの魚を探そうとしたとき、このパターンはそのフィールドの他のエリアでもうまくいきます。 例えば、リップラップエリアに沿って魚をキャッチできた場合は、他の似たようなスポットでも同じようになる可能性が高く、流れがある中でのヘビーウッドカバーで釣れたのであればそれも同様です。 このように、その場所での風の向き、流れ、水温、レンジを見ておくことも重要です。

 

釣る

After the location is found it is time to turn your attention to serious fishing. This means continuing with what has caught the fish in the previous steps, but also going to slower lures and presentations.

A good example is fishing fast around the outer edges of a brush pile and picking up active fish. Inactive fish are located deeper in the pile, which requires slower, weedless lures. For this, I will flip/pitch Texas-rigged worms and tubes, using XGap XPoint hooks and jigs with trailers. Normally, I’ll use a Blitz Finesse with an Auger Frog or Pit Boss Jr. at first, and then up to a 3/8-ounce Spyder jig with Power Chigger Craw if fishing deeper in the cover.

These same follow-up lures will be cast along other areas such as rocks and weedlines—you are slowing down to concentrate and truly cover the fish in an area completely before moving on. Even if it slows down, you will also want to remember an area that has been very good and make a possible return pass later.

釣れる条件を見つけることができたら、本腰を入れて釣ることに注意を向けるべき時です。これは、前のステップで魚をキャッチした時のことを続けることを意味しますが、ルアーやプレゼンテーションを遅くすることも有効です。

例えば、オダのエッジを速い釣りでアグレッシブな魚を釣っていきます。活性の低い魚はオダのより奥に位置しているため、根掛かりしづらいルアーでゆっくりと釣ることが必要です。この場合はワームのテキサスリグやジグ&トレーラーでフリッピング/ピッチングをしていきます。通常、私はまずブリッツフィネスジグにバークレイ・バットウイングフロッグかピットボスジュニアを付けたものを使用してから、さらにカバーの奥を釣るときはスパイダージグの3/8ozにパワーチガークローを付けて使用します。

探す、見つけ出す、そして釣る

これらのフォローアップルアーは、ロック地帯やウィードライン沿ってという風に他のエリアでも同じようにキャストします。あなたは集中するためにスローダウンし、エリアを離れる前にそのエリアを完全にカバーして釣り切ります。それで釣りの効率が落ちるとしても、良いエリアを覚えておいて可能であれば後で入り直すのもいいでしょう。


 

いかがでしょうか、探すと見つけると釣る、これは考えようによってはどれも同じことをやっているとも言えます。

結局は釣りをしているんですよね。

しかしルアーごとに細かく役割分担をさせると、同じように見えて違うことをしているということなんですね。

流れをまとめてみると、

  1. 速いルアーでテンポよくバスが食ってこないか「探す」
  2. それで釣れたまたはバイトがあった場合は少しスローダウンしてもっと「見つける」
  3. なぜ釣れたのか、釣れた条件を「見つける」(水温、流れ、レンジ、風はどうだったか)
  4. わかってきたら同じ条件のところで本腰を入れて「釣る」

こんな感じですかね。

今は魚探の性能がかなり進化して、さらに値段も徐々に下がってきていますので、魚探だけでも短い時間で広く魚を探すことは誰にでも可能になってきました。しかしこの昔ながらの方法(?)ですと、アグレッシブな魚だけを探し当てられるというメリットがあるんですね。

これがハマれば確かに、効率よく大釣りにつなげられそうです。

 

しかし私の現実は、「ハードルアーで一周して反応のあったところを二周目に集中して釣ろう」というプランで挑んでも、一週目で反応がないことがほとんどです(泣)

そこでその日のプランの全てが崩れ、やることを見失ってしまうことになります。

この記事には具体的なルアーがいくつも例として出されていますので、そのまま似たような物で真似してやってみてもいいと思いますし、他にも早いルアーをいろいろ試したり練習して上達して、この記事のような立ち回りができるようになれたらいいなと思います。

皆さんはどんな立ち回りが得意なのでしょうか。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!