マイク・アイコネリ:時には遅く、小さくしてみるバス釣り

マイク・アイコネリ:時には遅く、小さくしてみるバス釣り

Photo by bassmaster.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Think small and slow, sometimes”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com”Think small and slow, sometimes”by Michael Iaconelli February 28, 2018(海外サイトです)

 

マイク・アイコネリ。通称アイク。私と同い年でありながら、年齢を感じさせないキャラクターを持ち、家族を愛し、若手プロを育てることに尽力し、募金活動などの社会貢献も欠かさないという、バスプロとして、人間として尊敬している、私が好きな選手のひとりであります。

この記事は、アメリカバスマスターサイトより引用したアイクの記事ですが、彼は毎週ほぼ欠かさずバスマスターサイトにコラムを投稿している数少ない一人です。こういうところにも彼の真面目さがにじみ出ています。こういうブログをしている私も助かります(笑)

そしてこの記事の内容ですが、2018年のバスマスターエリートシリーズ初戦、レイクマーティン。日本の大森選手が優勝したこの試合で、アイクは残念ながら33位という結果に終わってしまいました。でも賞金100万円ゲットおめでとうございます。

この33位という結果の中にも、アイクは何か発見があったようです。それが今回のコラムなのですが、振り返れば2月10日、まだ寒さの残る試合で、彼はどんな試合をし、何が起きたのでしょうか。

ぜひ読んでみて下さい。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

時には遅く、小さくすることも考える

I had an interesting experience at the 2018 Bassmaster Elite at Lake Martin presented by Econo Lodge that I thought I’d share with everyone. Maybe it’ll help you catch more bass somewhere along the line.

There were some good fish out, near the bottom at the end of a long point. They were really deep, anywhere between 35 and 45 feet. They were important to me so I threw everything in my tackle box at them trying to get them to bite. They ignored all of my offerings.

Out of desperation I tried a 1/4-ounce hair jig but that didn’t work any better. As I was sitting in my boat in desperation I remembered something I’d seen another angler do when I was on a foreign trip. Tiny lures with a painfully slow fall when nothing else seemed to get the job done. I dug around in my boat and found a handful of 1/8-ounce hair jigs. They were leftovers from an old smallmouth trip.

It was hard mentally to tie one on and then cast it. It takes a long time for that size lure to get down to the fish. We fish on the clock. Waiting a minute or two for your lure to fall is something that seems like a waste of time to most of us. It isn’t a waste of time, though, when we catch fish that help us qualify for the 2019 GEICO Bassmaster Classic presented by DICK’S Sporting Goods and earns us a check in the process. And that’s exactly what that little hair jig did for me.

About half the bass I weighed in were caught on a Rapala # 8 Shad Rap. That’s old school but the bass didn’t know that. The other half were caught on tiny hair jigs. That’s old school, too. But, once again, the bass didn’t know that.

There are a couple of things about that experience that are worth noting and worth remembering. The first is that you don’t have to have every new, fancy lure that comes out to catch bass. Don’t throw out your old stuff in favor of the new. Use them all.

The next is to think outside the box when things get tough. Fish don’t always respond the way we think they should. They may not have big brains, but they know what they want and they can be very picky.

The last thing is that sometimes small and slow is the best way to fish for bass. My Lake Martin bass didn’t want any of the standard baits I tried for deep bass. They didn’t even want a 1/4-ounce hair jig. They wanted something falling very slow and right in front of their nose.

We all need to keep in mind that regardless of what we read or hear about at the dock it’s important to think creatively if the bite goes slow. We can’t keep doing keep the same things over and over until we’re exhausted. Sometimes we need to go stupid.

2018年バスマスターエリート、レイクマーティンで、私は面白い経験をし、これはみんなと共有したいと思っていました。きっとこれはあなたのどこかの場面でより多くのバスをキャッチするのに役立つはずです。

長い岬の先端のボトム付近でいい魚がいくつか見えていました。バスは本当に深く、大体10から13メートルの間にいました。その魚は私にとって重要だったので、なんとかそいつらを釣ろうと努力すべく、タックルボックスにあるすべてのルアーを投げました。しかし彼らは私のすべての努力を無視しました。

1/4オンスのヘアジグまで試してみましたが、うまくいきませんでした。絶望感にさいなまれてボートに座っていたとき、私は海外旅行に行ったときに他の釣り人がやっていたことを思い出しました。他に何のとりえもないような痛々しいほどスローフォールする小さなルアー。私はボートじゅうを探し、1/8オンスのヘアジグを少しだけ見つけました。それは昔のスモールマウス釣りの時の残り物です。

これを結んでキャストするのは精神的にきつかったです。このサイズのルアーが魚のいる場所までフォールするには長い時間がかかります。私たちは時間との勝負をしています。ルアーが届くまでの1〜2分を待つことは、ほとんどの人にとって時間の無駄だと思われるはずです。たたし、これで魚をキャッチすることができ、来年のバスマスタークラシックへの切符を手に入れるための助けになったなら、それは時間の無駄ではありません。そして、それはまさに私の小さなヘアジグがもたらしたのです。

私がウエイインしたおよそ半分のバスはRapala Shad Rap8(ラパラ・シャッドラップ8)で釣りました。古くからある手段ですが、バスは知らなかったようです。もう半分は小さなヘアジグに来ました。これも使い古された手段です。しかし、それもまた、バスは知らなかったのです。

注目すべき経験や、覚えておく価値がある経験というものがいくつかあります。ひとつは、バスをキャッチするために発売された、新しく派手なルアーをすべて持っている必要はないということです。新しいものを追いかけてばかりで古いものを捨てないでください。それらすべてを使いこなしてください。

次に、厳しい場面に直面した時、既存の枠にとらわれないでください。魚は必ずしも私たちが思うように反応するとは限りません。バスは大きな脳を持っていないかもしれませんが、バスにはバスが望むものがあり、そして彼らは非常に選り好みをすることがあります。

最後に、時には小さくてゆっくりとバスを釣るのがベストな方法になるということです。私の釣ったレイクマーティンのバスは、ディープのバス用に作られたどんなルアーも欲しがりませんでした。1/4オンスのヘアジグすら欲しくないと。彼らは非常に遅く、鼻の前まで落ちてくる何かを望んでいたのです。

我々は、ボート店などで得た情報のあるなしに関わらず、バイトが遠のいた時にはなにか創造的に考えることも重要であることを心に留めておく必要があります。自分が疲れきってしまったら、同じことを何度もやり続けることはできません。時々、私たちは愚かになる必要があるのです。


 

いかがでしたか。

アイクのコラムには時々出てくる言葉があります。それは、「We go to stupid.」バカになれ。という言葉です。

バカになれ、と言われても…。型にハマらないのはアイクのキャラクターそのままに見えますが、これがなかなかできることではありません。

釣りに限らず、大人になってしまうとなんでもありがちなのですが、過去の経験ばかり持ち出して、「こういうときはこれでいいはずだ、あの時がそうだった」なんていう風に型にはめようとしてしまいます。私が特にそうで、つい良かった時の思い出を優先させて、結果失敗してしまうのですが、釣りの上手な方はこういうことがあまりないように感じます。

私は頭が固いといいますか、そういう部分があり、それも困ったものなのですが、まあ、幸いにも私はかなり楽天的な性格の持ち主のようで、釣れなくても全く機嫌が悪くならず、誰かほかの人が釣ると「すごいな、なんでだ、やっぱ正解があるんだ!」と考え、そこに楽しさを見出すタイプです…。どうです、ドMでしょう(笑)

頭の固いドMだからなかなか上達しないのでしょうか、今頃気づいてしまいましたが(笑)、遅いということはありません。

アイクを見習って、時には型にはまらない考え方も実践してみたいと思います。

 

皆様も、アイクのように型にはまらず、水深10メートルから13メートルで1/8オンスのヘアジグを使ってみませんか…?いやあ…考えただけで本当に辛い釣りですよね(笑)

 

でも、バス釣りは面白いですね。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!