マイク・アイコネリ:フロッグの使い分け

2018年8月20日

マイク・アイコネリ:フロッグの使い分け

Photo by scout.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”The Method to Ike’s Froggin’ Madness”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:scout.com”The Method to Ike’s Froggin’ Madness”ByALAN MCGUCKIN Jun 23, 2015(海外サイトです)

 

トップウォータールアーの中でおそらく最もロストしづらいルアーのひとつ、中空フロッグ。

薄いビニールでできた中空のボディはバスが噛むとぺしゃっと潰れ、フックがむき出しになるシステムになっているため、バイトがあるまではフックポイントは隠されたままですので、どこにも引っ掛かってしまう心配がいりません。

おかげでトレブルフックの付いたプラグではどうしても投げ入れることができないひどいカバーの中にも臆することなくバンバン投げ入れていくことができます。しかも、フロッグ自体がそこそこ重いルアーのため、キャストも楽で狙ったところにビシバシ決まりやすいですよね。

狙ったところに臆することなく投げられるというのは釣り人にとっては非常に有利なことで、普段は警戒心の強いバスも濃いカバーに隠れて安心しきっているからか、難なくトップに出ることも多いんです。そういう意味で、フロッグというのはとてもよく釣れるルアーだと、私は思っています。

半面、太いフックが2本も突き出ているため、バイトがあったときに強いフッキングパワーとそれをルアーに伝える事ができるタックルでないと、フックが刺さらず「乗らない」「バレやすい」という事態になりやすいルアーでもあります。

しかしそんなデメリットよりも、メリットの方がはるかに強力なルアーですし、カバーの中から突然「ガバッ」と出てくる強烈なバイトも大好きで、フロッグの季節が待ちきれないという方も多いのではないでしょうか。

この記事は、アメリカバスマスター・エリートプロのマイク・アイコネリ氏が、市場にあるいくつかのタイプのフロッグの使い分けを解説してくれています。

これからフロッグの釣りを始めてみたいという方、またご自身の持っているフロッグの特徴をあらためて知っておきたいという方は、ぜひ読んでみてください。

 

マイク・アイコネリ:フロッグの使い分け

Photo by scout.com

 

凪の時の水生植物まわり

“The walking frog is probably the most popular style and for good reason,” Iaconelli said. “It’s extremely buoyant and it’s great for skipping docks. Also, when you’re fishing around scattered vegetation in really calm water, its subtle action tends to elicit a few more bites than noisier frog models.”

「フロッグのドッグウォークはおそらくもっとも一般的なスタイルであり、それには理由がります。非常に浮力が高く、桟橋の下へスキッピングさせるのに最適です。 また、凪の時に水生植物の周りを釣っていくとき、その控えめなアクションは、派手目なアクションのフロッグよりもバイトが出やすい傾向があります。」

 

そよ風が吹き波立つようなとき

“Notice the cupped mouth of a popping frog,” Iaconelli said. “This is also great for fishing around scattered vegetation, but if there’s a heavy ripple or light chop on the water’s surface, this frog will cause a better disturbance. If there’s any wind at all, this will get more bites than a traditional walking frog. Plus, compared to the walking frog, it tends to stay in one place without moving forward real fast with each twitch of the rod tip. This helps bass find it better and attack it with more accuracy.”

「ポッパーフロッグの口のカップに注目してください。これも水生植物の広がるエリアでの釣りに適していますが、水面に結構な波や軽いさざ波があるとき、この手のフロッグはいい感じの騒動を引き起こします。 風が全くなければ、これは通常のウォーキングフロッグよりも多くのバイトが得られるでしょう。 さらにウォーキングフロッグと比較したとき、ロッドティップでトゥイッチしたときの移動距離が少なく、1カ所に留まる傾向があります。 これによりバスからよりよく発見されやすく、より正確にそれを攻撃させるのに役立ちます。」

 

チーズフロッグ

“This frog, which I call a ‘pushing frog’, not only has more realistic legs, but more importantly the weight of the legs and the design of the butt tends to push downward on the surface,” Iaconelli said. “This is the ‘cheese frog’. I use this whenever I notice those thick, carpet-like layers of vegetation on the surface that are common at the Potomac River, Lake Guntersville, the California Delta and any other places where it looks like you could nearly walk across the water. You gotta have a frog that bass can track from beneath that barrier, and this is it.”

「私が「プッシングフロッグ」と呼んでいるこの手のフロッグは、リアルな脚を持つだけでなく、足の重さとお尻のデザインによりその部分が水面より下になる傾向があります。 これは「チーズ(逃げる)フロッグ」です。 私は、ポトマックリバー、ガンターズビルレイク、カリフォルニアデルタ、そしてどんなフィールドにもあるような、ぶ厚い、カーペットのようなウィードの層が水面まで伸びてきたときに、これを使用します。 バスがそのバリアの下から密かに追跡して狙うことのできるフロッグを持っている必要があります。そして、これがそれです。」

 

ダイビングフロッグ

“This is probably the most uncommon frog design because it has a diving bill,” Iaconelli said. “It makes a great “to a more common crankbait anytime you have submerged vegetation growing 1 or 2 feet short of the surface to create sort of an open window—or layer—of water between the weeds and the surface.”

「これはリップが付いているというところで、おそらく最も珍しいフロッグのデザインです。 これは、ウィードトップが水面から30~60センチほど下にあり、ウィードと水面の間に水がある状況を攻略するときに、いつも使うクランクベイトの優れた代用品となります。」


 

この記事は2015年のものですが、現在(2018年)までにフロッグはさらに多くのデザインと機能的な多様性が出てきましたね。

フロッグの太さ、長さ、厚み、素材、それからノーズのカップやテールの形状、カラーリング…。そのすべてにメーカー側の意図がありますから、スペシャリストルアーである半面、それをちゃんと理解して適材適所で使うという難しさもあります。

またフロッグは水温で言うと20℃くらいの春ごろから30℃にもなる真夏の間じゅう有効なルアーでもありますので、自分の持っているフロッグの正しい使い方、そしてどういった場面で一番性能が発揮されるのかを知るのはとても重要だと思います。

そんなことを言うととても気難しいルアーのように聞こえてしまいますが、実際はそうでもりません。ラインさえ丈夫なものを使っていれば、とにかくロストすることが少ないルアーですから、経済的にも優しいですので、ある程度のタイプとカラーを持っていれば適当に使ったとしてもかなり楽しめると思います。

ウィードやその他の植物が多くなる季節、フロッグしか投げられるルアーがないという場面は結構ありますし、逆に言うとフロッグを持っていれば何の心配もありません。誰もが嫌がるシチュエーションでのバスフィッシングを楽しみましょう。

当店には少ないですがこんなタイプのフロッグがあります。

珍しいリアルなギル型フロッグです!

マイク・アイコネリ:フロッグの使い分け

ライブターゲット・サンフィッシュホローボディ 3インチの売場へ行く

 

フローティングワーム的な使い方が効果的

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ティムコ・野良ガエルの売場へ行く

 

ぜひ、お試しくださいね。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!