プロのラバージグチューン

2017年10月9日

プロのラバージグチューン

Photo by scout.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”How the Pros Modify Skirted Bass Jigs”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:scout.com”How the Pros Modify Skirted Bass Jigs”By David A. Brown – Sep 14, 2016(海外サイトです)

 

ラバージグというルアー、スモラバまで含めると非常に多くのウエイト、カラー、スタイルがあり、使い方もズル引き、リフト&フォール、スイミングなど、あらゆる使い方があるルアーです。

また普通は単体で使うのではなく、トレーラーワームを付けることで完成形となりますので、それこそ無限のバリエーションを持つことになりますよね。

さらに言うとお値段がお安い!ラバージグ単体のお値段もそうですし、たとえばダウンショットやテキサスリグで使ってしまったワームをちょっと切ればリサイクル的に使うこともできますので、そういう意味でもお得なものではないでしょうか。

そんな無限の使い勝手があるラバージグですが、さらにバリエーションを増やす方法があります。

そうです。チューンアップですよね。

状況に応じてチューンのある/なしを使い分けることで、さらに倍の使い勝手を得ることができるわけですよね。

さてそれではそのチューンとは一体、どんなものがあるのでしょうか。

この記事は、アメリカB.A.S.Sエリートプロのマイク・アイコネリ氏が、バイトに直結するラバージグチューンを紹介しています。

気になる方も多いかと思います。ぜひ読んでみてください。

 

食べているものに合わせる

Bass are not complicated creatures. Sometimes conditions — cold fronts, tides, etc. — deepen the calculations, but at the end of the day, appetite drives a whole lot of their decisions.

“When it comes to jig color, I think of one thing — forage,” Iaconelli said. “If you look at my jig box, everything in there is designed to mimic something natural in the environment.

“If it’s shad, I want white; if it’s bluegill, I want the greens and watermelon; if it’s crawfish, I want the browns.”

Indeed, the K.I.S.S. approach works well for ideal scenarios, but when bass are picky — heavy fishing pressure, weather changes, abundant forage — getting specific with jig skirt colors can make a big difference. A few strands of orange or purple, maybe something with a banded look — it doesn’t take much to alter a skirt for advanced impersonation.

バスは複雑な生き物ではありません。 寒冷前線や潮汐の影響を受けるような状況では、計算が深まることもありますが、結局は食欲が彼らを大いに動かします。

「ジグの色に関しては、考えることはひとつ、ベイトです。私のジグボックスを見ると、その中のすべてが自然のなかにいるものを模したものばかりになっています。」アイコネリ氏は言います。

「例えばシャッドなら白がいい。 ブルーギルならグリーン&ウォーターメロン。 ザリガニの場合なら、ブラウンです」

実際、K.I.S.S アプローチ(Keep It Simple Stupid の略。成功のためには単純に考えろ、という原則)はバスが選り好みしないような理想的なシナリオではうまくいきますが、厳しいフィッシングプレッシャー、天候の変化、多くの種類のベイト…それに合わせたジグのスカートの色は大きな違いを生むことがあります。 オレンジやパープルのラバーを2、3本巻いただけでそれらに見えることができ、高度なモノマネをするために多くの改造を必要とするわけではありません。

プロのラバージグチューン

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バスの獲物を見つける

“Every now and then, take a peak in your live well or down a fish’s throat for signs of crawfish,” said pro Stephen Browning. “There are several different shades of crawfish with any given area, so if you take a pair of pliers and pull a crawfish out of a fish’s gullet when you see those antennae, you can go back into your tackle box to mix and match a few skirt color variations to try to pinpoint that particular color.

“The same goes for bluegill or sunfish — there are a lot of color variations and if you can get a sense of what that fish is eating, it will help you match the hatch. That’s a key deal to getting those extra bites; and especially those quality bites.”

「時々、ライブウェルにいるバスを持ち出しては喉の奥を見て、ザリガニの触覚がないか見てください」と、ステファン・ブラウニングプロは言いました。 「ザリガニは特定のエリアごとに色の違いがあります。したがって、バスの喉の奥に触覚が見えたらプライヤーを使って、魚の喉からザリガニを引っ張り出せば、その色を特定でき、タックルボックスにあるいくつかのカラーの中からそれに合ったものを使うことができます。」

「ブルーギルなども同じです。色のバリエーションが多く、魚が何を食べているのか知ることができれば、マッチザベイトさせることに役立ちます。 それはより多くのバイトを得るための重要なことです。 とくにビッグバスに対しては。」

 

お腹をアクセントにする

When legendary flip master Denny Brauer fits his jig with a skirt bearing a strip of accent colors, he’ll make sure those eye-catching strands align with the jig’s hook shank.

“The accent color is always a lighter or brighter shade than the main skirt,” Brauer said. “Everything that swims in the water has a lighter colored bottom, or belly.

“Aligning the accent colors with the hook shank makes the jig look more natural.”

フリッピングのレジェンド、デニー・ブライアーがアクセントカラーの帯を持つスカートをジグに付けたときは、その目を引く部分がジグのフックの下側と一直線になっているかどうかを確認します。

「アクセントの色は常に、メインスカートよりも明るく、派手な色合いです」とブライアー氏は言います。 「水の中で泳ぐものはすべて、腹のほうが明るい色になっています。」

「アクセントの色をフックの下側に合わせると、ジグはよりナチュラルに見えるということです。」

 

スカートをカットする

Nothing wrong with a full jig skirt, but trimmed-down versions also have their place in the playbook. Iaconelli bases his selection on two factors:

  • Food sources
  • Fall rate

“If you’re in a place with big forage like tilapia, use a full length skirt. In a place with little tiny bluegill, I want to trim that skirt down. While, the longer and bigger the jig skirt, the slower the rate of fall. The shorter the jig skirt, the quicker the fall rate and the more likely it is to get a reaction strike.”

Jason Christie, the Elite pro from Oklahoma, likens skirt trimming to hair cuts. It’s all about precision, so a consistent trim starts with a measured grip.

“I’ll hold the skirt between my first two fingers (forefinger and middle) like a barber holds holds your hair when he trims it,” Christie said. “I’ll keep it nice and even so I can cut right above my fingers and keep all those strands the same length.”

For a flaring look, Christie holds the jig by its head, so the skirt dangles freely, and then he trims each side at an upward angle.

ノーマルのラバージグでも間違いではありませんが、短くカットされたバージョンもボックスに入っています。 アイコネリ氏はその選択を2つの要素に基づいています。

  • ベイト
  • フォールスピード

「ティラピアのような大きなベイトを食べている場所にいる場合は、ノーマルの長いスカートを使用してください。小さいブルーギルのいる場所なら、スカートは短くカットしたい。ジグスカートが長く太くなるほど、フォールスピードは遅くなります。ジグスカートが短くなればなるほど、沈下率は速くなり、リアクションバイトを起こす可能性が高くなります」

オクラホマ州のエリートプロ、ジェイソン・クリスティは、スカートのカットを髪を切ることに例えます。それはすべて正確に行われるべきことなので、安定したカットのためにしっかりした持ち方から始まります。

クリスティは、「カットするときは美容師さんがそうするように、最初は2本の指(人差し指と中指)の間にスカートを持ちます。 そのままうまく保ち、その指に沿ってカットし、スカートの長さをすべて同じ長さに保つようにします。」

それからよく広がるように、クリスティはジグの頭を持ってスカートをぶら下げ、上向きの角度で両側のラバーをカットします。

プロのラバージグチューン

Photo by scout.com

スカートを間引く

While weight-conscious anglers invest significant planning and effort into maintaining diet and exercise goals, slimming a jig’s profile is far less complicated. The key is understanding when and why this may be appropriate.

“In cold water, I want a bulkier, thicker skirt,” Iaconelli said. “In many scenarios, I’m even going to use a skirt with Living Rubber because I want a slower fall, a bigger profile in that colder water.

“In warmer water, when I want to make a fish react, I actually want a thin skirt. Along with trimming down the skirt to right behind the bend of the hook, I’ll actually pull strands of skirt material right out of that band. A lot of times, I’ll remove up to 30 percent of that skirt material to increase the rate of fall.

Brauer, who follows a similar preparation regimen, offers this handy tip for quickly recognizing which jigs are ready for action: “Once I’ve finished preparing my jig, the last thing I do is cut the top edge of my weed guard at a 45-degree angle toward the hook point.

“This doesn’t affect the weed guard’s ability to protect the hook point, but it allows me to instantly identify which jigs in my box I’ve prepared.”

体重を意識したアングラーはダイエットや運動の目標を維持するために重要な計画と努力を費やしていますが、ラバージグの輪郭をスリムにすることはずっと簡単です。重要なのは、いつ、そしてなぜこれをするのかを理解することです。

「冷たい水の中では、私はより大きく、より厚いスカートが欲しい」とアイコネリは言います。 「多くの状況では、私はリビングラバーのスカートを使用しています。なぜなら、冷たい水の中ではスローフォールのためのより大きなシルエットが必要なためです。」

「暖かい水の中で魚を反応させたいときは、細いスカートがいいと思います。フックが曲がっている部分の後ろでスカートをカットするだけでなく、そこからスカートのラバーを引き抜きます。多くの場合、スカートの30%を除去してフォールスピードを上げます。」

ブラウアーは、同様の準備をしていますが、(ボックスの中にある)どのジグがチューン済みなのかをすぐに見分けるためのヒントを提供しています。「ジグの準備が完了したら、最後にウィードガードの端をフックポイントに対し45度の角度でカットするのです。」

「これによりウィードガードがフックポイントを守る能力には影響しませんが、自分が準備したのがボックス内のどのジグかを即座に識別することができます。」

プロのラバージグチューン

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いかがでしたか。

もしかしたら、上級者の方にとっては当たり前のことばかりだったかもしれませんね。

失礼ながら、アイコネリという派手なキャラクターにしては、かなりシンプルなチューンばかりだと思ってしまいました。

全国をトーナメントで駆け回るプロだからこそシンプルな基準でスカートのカラーや量を決めるのでしょうかね、たしかに、その湖の釣りに特化したいわゆる凄腕のロコアングラーさんほど、その湖ならではのカラーや形を発見したりしますもんね。

しかし、これによりラバージグはさらに膨大な量のバリエーションを持つことになったわけですので、冒頭でラバージグのいいところは安いところ!なんて言いましたが、予算に限りのある私などは、やはりカラーはシンプルに考えて控えめに揃えていった方がいいかもしれませんね(笑)

 

最近、ラバージグで釣ってないので、釣りたくなってきました(笑)。頑張りたいと思います…。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!