バス釣り:スクエアビルクランクを科学する

2018年7月11日

バス釣り:スクエアビルクランクを科学する

Photo by fish code studios from YouTube

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外Youtubeチャンネルより、”Squarebill crankbait fishing: the science of the wiggle”という動画を引用してご紹介いたします。

引用先:fish code studios”Squarebill crankbait fishing: the science of the wiggle”2018/07/01

スクエアビルクランクベイト。以前の私の個人的なイメージとしては、アメリカのバス釣りというのは広大なエリアの中からバスを探し出すことが最も困難で、バスを見つけてしまえば割とイージーに釣れると思っていました。人的プレッシャーがあまりかかっていないためバスはシャローに多くいるというイメージです。

日本の場合はフィールドが狭いため、バスの居場所は突き止めやすい半面、人的プレッシャーを受けやすく、プレッシャーを避けるためにバスのいるレンジが岸から遠く、深くなりがちで、そこにいる魚に口を使わせることが最も困難だというイメージがあり、ここに日本とアメリカのバス釣りの違いがあると思っていました。

そういう理由で、シャローランニングクランクの一種であるスクエアビルクランクはあまり日本には向いていない、魚のいるレンジに届かない、あまり釣れない、というイメージをこのルアーに対して持っていました。

しかし実際は、そんなことはありませんでした。

実際に30センチしか潜らないようなスクエアビルクランクを使ってみると、それほど水深のない場所で使っているにもかかわらず、どこからともなくバスが突然現れ、ルアーがいつの間にか水中へ激しく引きずり込まれていくのです。

30センチしか潜らないルアーですので、バスが接近して来れば見えそうなものなのですが見ることができず、バイトの瞬間だけ見えるといった感じです。

その日初めて、私のイメージはすべてひっくり返り、スクエアビルクランクには魔法のような力があると感じました。

さてこの動画は、アメリカ・フロリダ大学のゲイネスビル研究所のジミー・リョウ准教授のYouTubeチャンネルで、魚の生態学や神経学の観点から魚の行動メカニズムを研究し、釣り人にフィードバックしているといった感じのチャンネルなのですが、以前、フロッグのフッキングを科学するということでこのブログでご紹介させていただいたのをご覧になった方もいらっしゃると思います。

https://nojiriko-fishing.net/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B0%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%92%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%99%E3%82%8B/

今回はスクエアビルクランクを生態力学の観点から分析し、バイトに至るきっかけや、そこから学ぶ注意点について触れています。

今回も動画(しゃべり口調)の翻訳ですのでいつもより誤訳が多い可能性が高いのですが、面白い動画だと思いますのでぜひご覧いただきたいと思います。

 気になるところだけ読んでもOKです 

サイエンス・オブ・ウィグル

if you’re not throwing a square bill crankbait these days, you’re not catching as many bass as you ought to be.

Jimmy Liao from fish code studios, today we’re going to talk about the magic of a square Bell crankbait.
now ever since the days of Rick Clunn and the cotton Cordell Big O,has there ever been a bait that can get you 20 pounds in the boat as easily when the conditions are right.
the lip of this bait actually any crank bait causes a nice side-to-side action.
as you can see here in these two synchronized views, the side view on your left and the bottom view on your right.
notice there’s a substantial rolling motion in paddle.
this is where the magic of a square bill happens.
just look at the eye of the space to convince yourself of this rolling complex motion.
by rolling this bait can deflect off logs and rocks.
coming through cover better than any other crank bait out there.
also by rolling, it introduces some flash getting the attention of bass.
now like any crank bait if you reel it in steadily, it’s going to get ignored or at best it might catch you some aggressive fish.
what you want to do, is in part a start and stop action.
now one way you can do this is deflect it off a piece of wood, the pros swear by this technique and its deadly.
but is it the deflection off an object, or just a direction change.
to find out, let’s go to the slow-mo videotape.
now one way to change the direction is simply stop the bait, this will cause an inactive bass, to trigger a strike.
so you have to pay attention when you do this though because vast feed by suction feeding.
that means they can inhale your bait without you even feeling it.
more importantly, a bass can spit out your bait hooks off, faster than you can blink your eye, 0.12 seconds to be precise.

so in fishin square bills, think direction change, not just deflection.
and pay attention, to that pause.
I’m Jimmy liao, from fish code studios. if you like what you saw show the love and subscribe until next time!

最近、スクエアビルクランクベイトを投げていないなら、それほど多くのバスを釣っていないのではないでしょうか─。

フィッシュコードスタジオのジミー・リョウです。今日はスクエアビルクランクベイトの魔法について話をします。
リック・クランとコットンコーデルのビッグ・オーの時代から今日まで、これほどまでに正しい条件下において容易に多くのバスを釣ることができるルアーが今まであったでしょうか?
このルアーについているリップは実際にどんなクランクベイトでも良い横揺れアクションを引き起こします。
ここにの2つの画面があり左側が横から見たもの、右側が上から見たもので、シンクロしています。
水を掻きながらかなりのローリングモーションがあることが分かります。
これがスクエアビルの魔法に起因するところです。
この複雑に回転する動きをより理解するためには、ラインアイの周辺を見てみてください。
このルアーのローリングによって、丸太や岩石から逸らすことができます。
これは他のクランクベイトよりも優れたカバー回避能力があります。
ローリング中に、バスの注目を集めるフラッシュも発生しています。
これを一定スピードでリーリングしたとき、どんなクランクベイトでも、だいたいそれは無視されるか、せいぜいアグレッシブなバスがバイトしてくるくらいでしょう。
やるべきことは、時々行うスタート&ストップアクションです。
それをやるための1つの方法はカバーから逸れた時です。プロはこのテクニックにはそれが効果的だと信じ切っています。
しかしそれでは、何かに当たった時だけ、または方向が変わるだけです。
もう少し調べるため、スローの動画を見てみましょう。
方向を変える1つの方法は単にルアーを止めることです、これは活性の低いバスに対しバイトを誘発します。
あなたがこの時に注意しなければならないことは、広い範囲を吸いこむようなフィーディングをしているということです。
止めている時のルアーを吸い込むバイトはあなたが感じないことがあるということです。
もっと重要なことに、バスはフックが掛かる前にあなたのルアーを吐き出すことができるということです。あなたの目の瞬きよりも速く、正確には0.12秒の間にです。

スクエアビルクランクで釣る時は、カバーから逸らすことだけでなく、方向の変化のことも考えてください。
そしてポーズの時に注意を払うことです。
フィッシュコードスタジオのジミー・リョウでした。この動画を気にいったら、お気に入り登録してまた次回にお会いしましょう!


いかがでしたか。

ちょっと翻訳があやふやで(すみません)、文章が掴みずらいものになってしまっていますが、この動画で言いたいことはカバーに当たった時だけバイトチャンスがあると思わず、何もない時でもルアーを止めたほうがいい、ということなんだと思います。

水槽の実験でも、カバーに当てず、ただ単にポーズしたときに、バスが思いついたようにバイトしていましたよね。まさにうっかりバイトしてしまう系のリアクションバイトです。

また、このルアーは実験用だからかフックカバーが付いた状態ではありますが、バスはルアーを素早く吐き出すところまで映されていました。

この狭い水槽の中で、止めて浮上中のルアーにバイトしたところからわずか数センチ離れたところでもう吐き出していますので、ラインはたるんだまま、手元にはバイトが伝わってきていないと思います。

何かのカバーなどに当たって止めた時、意図的に何もない時に止めた時かにかかわらず、ポーズ中はしっかりラインを見ておくことが非常に重要なんですね。

巻きモノ系ルアーは巻いている時はバイトがあるとほぼ向こう合わせ状態ですから、特に油断してしまうかもしれません。基本的にはバイトは掛けるものという意識をもっておきたいものですね。

水面からほんの数十センチの狭い世界のルアーですが、やることは多く、そして魔法のような効果もあり、非常に楽しいルアーですね。スクエアビルクランクをいまいち信用できていない方でも、この動画を見たらちょっと巻いてみたくなるのではないでしょうか。すごく、わかります(笑)

ぜひ楽しんでみましょう。

それでは、また。

毎度ありがとうございます!