バイブレーションで効果的にバスを釣る3つの使い方

バイブレーションで効果的にバスを釣る3つの使い方

Photo by Shop Karl’s.com

こんにちは!本日は海外サイトより、”3 Ways To Use Rattling Baits To Catch More Bass”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:shopkarls.com”3 Ways To Use Rattling Baits To Catch More Bass”

※この記事は2016年12月15日の記事を再編集しています

 

バイブレーションというルアーは基本的にはラトルが入っていて、見た目のほかにその振動とラトル音で誘うものですよね。

人間のような耳はバスは持っていないのに、なぜルアーの音や振動が必要なのか。そこに疑問を持つ方というのは非常に鋭いと思います。

どうやらバスには「内耳(ないじ)」という器官が頭の中にあり、それが主に高周波(高い音)を受信しているようです。

もうひとつが「側線(そくせん)」といって、体の両脇の真ん中あたりに点々の線がエラから尻尾の方に通してあるのですが、この側線で低周波(低音)を感知していると言われています。

さらに、水中では空気中よりも5倍も音が伝わりやすいという特徴がありますので、人間よりもむしろバスの方がより多くの音を聞いてるという話もあるくらいです。

そのうえ、水中の視界は空気中よりもずっと悪いですし、特にバスは障害物周りを好む生き物ですから、沢山の音や振動を伝えるバイブレーションがよく釣れるという理由になるのは納得のいくことです。

では、ただバイブレーションプラグを投げて巻いていればいいかと言えば、そうでもないようです。より効果的な使い方というものがあるようですね。

この記事は、アメリカのタックルショップ「Karl’s bait&tackles」のブログ記事で、バイブレーションプラグの効果的な使い方が3つ、紹介されています。

効果的な使い方を知れば、季節やシチュエーションに合わせて使い分けることで、もっとバスが釣れるようになるということですよね。

ぜひ読んでみましょう。

 

1.バンク際の高速リトリーブ

The thin body of lipless crankbaits makes these lures ideal for high-speed retrieves. Burning these sinking lures triggers reaction strikes when the crankbaits bang off of rocks along a riprap bank or logs and stumps on a mud flat. This retrieve is ideal for covering water quickly while searching for bass in the shallows (less than 5 feet deep). The best seasons for burning lipless crankbaits are summer and fall fishing when bass are actively chasing shad.

薄いボディのバイブレーションプラグというルアーは、高速リトリーブで使うのが理想的です。これらのシンキングルアーを高速リトリーブすることで、リップラップの岸沿いの岩や泥底フラットの木やスタンプに当てて跳ね返るときにリアクションバイトを誘発します。このリトリーブは、1.5m以内のシャローエリアを素早くサーチして行くのに理想的です。またこのリトリーブで釣る最適な季節は、バスが積極的にベイトフィッシュを追っている夏と秋です。

 

2.ウィードエリアでのリッピング

During spring and fall, bass congregate on weedy flats where a lipless crankbait really shines for its ability to tear through the vegetation. By controlling the retrieve speed, you can run the lure at various depths of the weed columns. Slowing down the retrieve allows you to fish the lure over deeper weeds while speeding up crankbait lets you fish higher in the vegetation. Ticking the top of the grass works best for luring bass out of the cover, but if the rattle bait starts bogging down in the vegetation, a quick snap of the rod will rip the lure through the weeds to trigger strikes.

春から秋の間、ウィードフラットに集まるバスにはバイブレーションがウィードを切り裂いて進む能力が有効になります。リトリーブスピードをコントロールすることにより、様々なレンジのウィードで使うことができます。リトリーブスピードを遅くすればよりディープを、速くするとより高く伸びたウィードの上を通すことができます。ウィードトップ(ウィードの先端)を通すことはカバーの中からバスをおびき出すのに最適です。しかし、ウィードに引っ掛かったかなと感じた時に、ロッドを素早くあおってウィードを引き裂く(リッピングする)こともバイトのきっかけとなります。

 

3.リフト&フォール

Hopping lipless crankbaits off the bottom in a yo-yoing fashion is an effective way to catch inactive bass throughout the winter and early spring when the water is cold. After the lure settles to the bottom, slowly lift your rod so the rattle bait rises a foot or two and then let it fall again on a semi-taut line. Strikes usually occur on the fall so watch for any line movement indicating a bite.

バイブレーションをヨーヨーのようにボトムでリフト&フォールさせることは、水温の低い冬から春の間、活性の低いバスを釣る効果的な方法となります。ルアーがボトムに付いたら、バイブレーションを30センチから60センチ上昇するようにゆっくりとロッドを持ち上げ、そして張らず緩めずの状態で再びフォールさせます。バイトは通常、フォール中に来ますので、バイトによるラインの動きに集中しましょう。


 

いかがでしょうか。

バイブレーションプラグの使いどころと、その季節によって使い分けることでより効果的にバスを釣ることができるということが分かりましたよね。

ここで少し補足になるのですが、「リッピング」という釣り用語は、日本とアメリカではその使われ方がちょっと違うようなんです。

日本ではロッドでプラグを上方向に引っ張る「ジャーク」に近い意味で使われることが多いような気がするのですが、アメリカでは「Rip=割る・引き裂く・切り裂く」という意味で使われており、リトリーブ中に引っ掛かったウィードを切る時のような鋭いロッドの動かし方、そのロッド操作のことを指しています。

ですので、「プラグをこう動かす」ですとか「ウィードを外して食わせる」といったなにか特定のテクニックのことを指しているわけではないんですね。

おそらく、はじめにアメリカの人にリッピングの説明を受けた日本人が、引っ掛かったウィードを外す動作を見たとき、水中が見えずロッドをあおっている姿だけを見て、それがリッピングというテクニックだと思ってしまったのではないかと思います。

まあひとまず、どうでもいいことだと思いますので(笑)、変なうんちくのひとつとして覚えておいてもいいかなという方は覚えておいてください。

 

さて、バイブレーションプラグの3つの使い方なんですが、この記事では一応、季節ごとに合った使い方ということになっていますので、よく覚えておいて、その季節に合った使い方をしていきたいなと思います。

バイブレーションは急にガツーンと来て、ランディングするとルアーを丸呑みにされていることが多いのでたまりませんよね。

そんなルアーですので、季節や自分のよく行く釣り場に合った使い方をマスターして、楽しみたいところです。

皆さんの使い方はどんな感じでしょうか。

 

それではまた。

 

毎度ありがとうございます!