チャターベイトでバスを釣る季節とポイント:グレッグハックニー
Photo by wired 2 fish.com
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Why to Tie on a Bladed Jig Every Time You Fish”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:wired2fish.com ”Why to Tie on a Bladed Jig Every Time You Fish”By David A Brown •Apr 12, 2019
チャターというルアー、このブログにも何度か登場しておりまして、私個人的にはあまり使っていない苦手な部類のルアーです。
記事を読むたびに使ってはみるのですが、残念ながらまだチャターで釣ったことがありません。悔しいー。
https://nojiriko-fishing.net/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%99%E3%82%A4%E3%83%88%EF%BC%9A%EF%BC%93%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%88/
https://nojiriko-fishing.net/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%99%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%AE%E3%83%90%E3%82%B9%E9%87%A3%E3%82%8A%E3%83%BB5%E3%81%A4%E3%81%AE%E8%AA%A4%E8%A7%A3/
私はアメリカのバストーナメントの試合を見るのも好きで、眠くなければ観ることにしているのですが、ここ最近(2月~4月)の試合を見ているとチャターで釣っているプロが多いことに気づきます。
理由としては、この時期の試合は春の濁りが入るフィールド(もともと濁りが強いことも多いです)で開催されることと、プリスポーンのナーバスなバスを相手にしていることが、チャターの出番が増えるのかなと思うのです。アメリカの試合を観ているからかもしれませんが、チャターには春のイメージがあります。
しかし苦手なルアーというのは厄介でして、良い時期に使えば釣ることができるからその時にガンガン使って、釣って、その後はいいイメージで使えるのではないかと思うのですが、結局いい時期にはそのときに釣れるルアーで釣りたくなってしまうので、結果として苦手なルアーの出番というのはどんどん少なくなってしまうという悪循環になります。
私は弱い人間なんです(笑)
そんな時、私の背中を押してくれるのがこういった記事です。
このルアーはこうすれば釣れるよ、という記事を読むことで好奇心や探究心や釣りたい欲つまりモチベーションが高まり、私をフィールドへ駆り立ててくれます。
今回もまた、私の苦手なチャターベイトの記事ですが、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Wired 2 Fish」がアメリカメジャーリーグフィッシングのプロ、グレッグ・ハックニー氏に取材した記事をシェアしてくれています。
チャターが苦手な方も得意な方もぜひ読んでみてください。
チャターベイトを見直す
Greg Hackney’s appreciation for a bladed jig’s effectiveness goes well beyond the commonly expected prespawn bass fishing applications. In his view, this bait has nearly year-round application.
Favoring the new Strike King Thunder Cricket these days, the Louisiana stick notes that winter is about the only time he might not have a bladed jig on his deck unless he finds water warmer than 50 degrees. Simply put, anytime the water is that warm, Hackney will fish a vibrating jig sometime during the day.
“This bait has the visual appeal of swimming a jig, which is a very natural look, plus vibration," Hackney said. “It doesn’t have rattles, so it’s more subtle than a lipless crankbait.
“The other cool thing about a bladed jig is that you can fish it in 6 inches of water or you can fish it in 20 feet of water. You can make it look like a crawfish, a bluegill, a shad — anything that a bass eats.
チャターベイトの有効性に対するグレッグハックニーの評価は、よく言われるようなプリスポーンでの釣りに使われるルアーという範囲をはるかに超えています。 彼の見解としては、このルアーはほぼ一年中使えるということです。
ストライクキングの新製品のチャター、サンダークリケットが最近のお気に入りというこのルイジアナのプロは、水温が10℃以上にならない真冬を除いて、デッキの上には常にチャターベイトがあると言います。 簡単に言えば、水が温かければいつでも、その日のうちのどこかで、ハックニーはチャターを使うのでしょう。
「このルアーはスイミングジグ的な見た目の魅力を持っています。その非常にナチュラルな見た目、プラス、バイブレーションです」とハックニーは言います。 「ラトルが入っていないので、バイブレーションよりもフィネスです。」
「チャターのもうひとつ素晴らしいところは、水深10センチでも、6メートルでも釣りになるということです。それをバスが食べているであろうザリガニ、ブルーギル、シャッドのように見せることができます。」
Photo by wired 2 fish.com
各パーツと微調整
Hackney’s favorite non-prespawn bladed jig uses aside for the moment, consider his straight forward rigging and tweaking advice.
Colors: Hackney likes painted blades in most scenarios, especially in clear water because it gives him the ability to leverage the vibration without the big flash. Adjusting jig and trailer colors lets him ideally match water clarity — natural colors for the super-clear stuff, or “doll it up" with something more ambitious for dirty water.
Trailers: His go-to is a Strike King Blade Minnow, followed closely by a Strike King Rage Swimmer. Both create his preferred baitfish profile, but in dirty water when the fish are often shallow, he’ll often switch to a Strike King Rage Bug or Rage Craw.
“Not only do these trailers change the action, they change the action of the lure," Hackney said. “If I’m wanting to fish that bait deeper, the blade minnow will make it do that, whereas, a creature style bait will hold the lure higher. When I want to hold the bait up and fish it at an extremely slow rate of speed in cold water, I’ll put the 4.75-inch Rage Swimmer on the back.
“What makes a bladed jig so (beneficial) is that you can manipulate it so much, just by changing trailer and not even changing the jig weight. For example, a 3/8-ounce jig runs shallower than a half, but a lot of times, I’ll stay with the 1/2-ounce and just change my trailer. I still have a heavy lure that casts good into the wind, but I’m able to fish it shallower."
Skirt: In super clear water, or anytime the fish are particularly shad-focused, Hackney removes his bladed jig’s skirt to maintain a streamlined profile.
ハックニーの言うプリスポーンのチャターの使い方についてはひとまず置いておいて、彼の単純な考え方や微調整のやり方のアドバイスを見ていきましょう。
カラー:ハックニーはほとんどの状況、特にクリアウォーターでは、強いフラッシュを出さずに波動が出せるカラーブレードを好みます。ヘッド部とトレーラーのカラーをアジャストすることで、その透明度に合った理想的なもの、たとえば超クリアウォーターにはナチュラルカラー、濁りが入っていればもっと派手なものに望みを託します。
トレーラー:彼はストライクキングのレイジスイマーを使い、フォローとしてストライクキングのブレードミノーを使います。どちらも彼の好みのベイトフィッシュの見た目をしていますが、濁りの強いシャローを釣る場合は、彼はストライクキングのレイジバグまたはレイジクローに替えています。
「これらのトレーラーはアクションが違うだけでなく、チャターそのもののアクションも変えます。 もし私がそのルアーでもっとディープを釣りたいのなら、ブレードミノーにするでしょう。一方、クリーチャー系のトレーラーはルアーをより表層をキープできるでしょう。低水温でかなり遅いスピードで使いたい場合は、4.75インチのレイジスイマーを付けます。」
「チャターの非常に素晴らしい点は、トレーラーを変更するだけで、ジグの重さを変更しなくても、非常に多くの使い方ができるということです。たとえば、3/8オンスのチャターの多くはシャローで使いますが、 1/2オンスのチャターでトレーラーを交換して使ってもいいのです。1/2オンスですので風にも強くなりつつ、シャローで使うこともできます。」
スカート:超クリアウォーターのときや、特にバスがシャッドを追っている場合、ハックニーは見た目を合わせるためにチャターのスカートを外します。
Photo by wired 2 fish.com
いつ、どこで使うか
No question, the bladed jig is one of the top choices for prespawn fish, but Hackney also trusts its wiles to these scenarios:
Spawn — You need wind and/or clouds to relax wary fish, but it’ll get 'em mad for sure.
Shad Spawns — Fish it slow and high in the water column to mimic the buffet.
Summer Ledges — Rigged skirt-less, with a Rage Swimmer, the bladed jig runs as deep as Hackney needs to reach. Crawling along the bottom presents a profile similar to the common lead head swimbait deal, but with a motion and vibration the offshore fish seldom see.
Blueback Herring Lakes — Matching these neurotic baitfish requires a slim profile and a tight action. Dropping a Strike King Caffeine Shad on the back of his Thunder Cricket gives Hackney a convincing option.
Shallow Smallies — When smallmouth are up roaming flats, Hackney finds them highly receptive to the bladed jig’s performance.
“This is a good bait for covering water when the fish are chasing shad on mud flats," Hackney said. “A smallmouth will run 50 feet to get bladed jig."
プリスポーンを釣るための選択肢としてチャターベイトは疑いようがありませんが、ハックニーはまた、次のような状況でもチャターを信頼しています。
スポーニング中 – 警戒心の強い魚をリラックスさせるには風や雲が必要ですが、それでも彼らを狂わせてしまいます。
シャッドスポーン(ベイトフィッシュの産卵時期) – オイシイ魚を演じるためには、ゆっくりと、そして表層を釣ります。
夏のディープストラクチャー – スカートを取ったチャターにレイジスイマーを使用することで、ハックニーが必要とするディープレンジに手が届きます。ボトムに沿って泳がせることで、一般的なジグヘッド+シャッドテールワームに似たような見た目にはなりますが、アクションとバイブレーションが加わるため、沖の魚は見慣れていません。
ブルーバックヘリング(淡水ニシンの一種)のいる湖 – こういった神経質なベイトフィッシュにマッチさせるにはスリムな見た目にタイトアクションである必要があります。 サンダークリケット(チャター)にストライクキング・カフェインシャッドを付けることで、ハックニーの言うとおりになります。
シャローのスモールマウス – スモールマウスバスがフラットエリアの表層付近を回遊しているとき、彼らはチャターへの反応がいいとハックニーは感じています。
「ソフトボトムのフラットエリアでシャッドを追っているときには広い範囲をカバーするのに向いているルアーであり、スモールマウスは15メートルもルアーを追ってきます。」ハックニーは言います。
Photo by wired 2 fish.com
アプローチ
For any of these scenarios, Hackney has a few basic presentation tips. First, increase retrieve speed with water clarity. The better a fish can see, the faster and more erratic he wants his bait to move.
Around grass, try to make contact, but don’t sweat the occasional snagging. In warm water, he’ll snap the bait free, while a slower pulling motion’s best in chilly temperatures.
“It’s a pretty simple lure to fish with," Hackney said. “Sometimes they want it faster or slower, but for me, it’s hard to beat a medium retrieve. A missed bite will tell you a lot; maybe you need a different color or a different trailer. The best way to figure it out is to just keep the bait wet."
先に挙げたような状況下のどれについても、ハックニーにはいくつかの基本的なアプローチのやり方があります。 まず、透明度が高いときはリトリーブスピードを上げます。 魚からよく見えるほど、彼はルアーを速くそして不規則に動かそうとします。
ウィードの周りでは、ウィードに接触させようとしますが、たまに引っ掛かってしまっても気にしないでください。 水温が高い時はプンッと外し、水温が低い時はゆっくりと引っ張るようにして外してください。
「このルアーでの釣りはいたってシンプルなんです。」ハックニーは言います。 「時には速くしたり遅くしたりもするでしょうが、私にとってはミディアムリトリーブに勝るものはありません。ミスバイトがあったときこそ、多くのことを教えてくれます。違うカラーや別のトレーラーが必要なのかもしれません。 正解を探すなら、とにかくルアーを投げ続けることです。」
Photo by wired 2 fish.com
チャターというのは本当、誰が考えたのかわかりませんが、よく出来た代物だと思います。
元々はラバージグから派生した亜種的なルアーだと思うのですが、ラバージグはそもそもボトムを這わせる使い方がメインで、そこからスイミングジグというテクニックが生まれ、そのスイミングジグをさらに発展させて振動を加えたものがチャターという感じで生まれたのでしょうか。
そして存在感という意味では、スイミングジグよりアピールが強く、バイブレーションやサイレントクランクよりも弱い。そして幅広いレンジで使えるということで、いい感じにニーズの隙間を埋めていますし、トレーラーとの組み合わせで無限のアクションが出るでしょうから、考えれば考えるほど釣れそうなルアーです。
なぜ私のチャターにはバイトがないのか。
きっとハックニーが最後に言ったとおり、正解を知りたければ投げ続けるしかないのでしょう。私にはそれが足りないのでしょうね。
そうでした。
今まで私が苦手なルアーを克服してきたときというのは、だいたいが釣れていないとき、もういいやと思って苦手なルアーの練習時間と割り切っていたときなんです。
釣れないだろうなー、でもこんな感じかなーといってひたすら投げている時に、不意にヒットするんですよね。
そして「あれ、今どんなスピードだったかな!?どのレンジだったかな!?」となって、なんとなく分かってくる、そんな感じです。
絶対に釣って楽しいルアーだと思いますので、今シーズンこそは釣ってみたい。そんな目標をもってやってみようと思います。
それではまた。
毎度ありがとうございます!