アフタースポーンのバス釣り:プロへの6つの質問

2018年4月16日

アフタースポーンのバス釣り:プロへの6つの質問

Photo by gameandfishmag.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Pro Q&A: Todd Faircloth on Post-Spawn Bass”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:gameandfishmag.com”Pro Q&A: Todd Faircloth on Post-Spawn Bass”by Game & Fish Online Staff  April 11th, 2018(海外サイトです)

 

アフタースポーンのバス釣りというと、皆さんはどんなイメージがありますでしょうか。

アフタースポーンにどんな釣りをするかという内容ならばそれぞれ色々あると思いますが、アフタースポーンのバスというと、これには2通りありますよね。

メスのバスは卵を産み落とした時の体力の消耗のため、ネストを守っていたオスのバスは数週間の断食を終えたため、どちらもガリガリになっている場合があり、釣るとなんとなく申し訳なく思ってしまうものです。これが、いわゆるアフター回復中のバス。

一方、そんなガリガリの体型を元に戻そうと、それこそ喰いに喰いまくり、目に映るものすべてに噛みついていく不良少年のようなバス、これがアフター回復と呼ばれるバスで、1年のうちで最も荒々しくよく引く時期のひとつでもあります。

できることなら、こっちのアフター回復のバスを釣ってみたいところなんですよね。ただし一般的には、アフターのバスは難しいと言われています。

 

この記事は、アメリカのアウトドアメディア「GAME&FISH」に寄稿されたオンラインライターからの記事で、バスマスター・エリートプロのトッド・フェアクロス氏に取材したものです。

トッド・フェアクロスは、これまで216戦を戦い、156回の賞金獲得圏内に入り、トータル220万ドル(2億3千万円)の賞金を獲得しているトッププロのひとりですが、これは、他のアングラーが苦戦している時でも、しっかりとリミットメイクしてくることを表し、他の選手が好調な時もまた、より太いバスを釣ってくるということでもあります。

彼がアフターのバスを釣る時、きっと例のアフター回復のバスを釣っているに違いありません。それならこのQ&Aは、アフター回復のバスを釣りたい私を助けてくれるものになる気がします。

それでは読んでみましょう。

 

質問1:バスが産卵を終えたら、どこを探せばいいのか

Following the spawn, bass are looking for secondary and main lake points. Those fish that spawned will be pulling out of the spawning coves and pockets and heading closer to the main lake. It is a time of transition.

産卵を終えると、バスは中規模な岬、またはメインレイクの岬を探します。 産卵したそれらの魚は、スポーニングエリアであるワンドやポケットを出て、メインレイクへと向かいます。 これが移行期間というものです。

 

質問2:アフタースポーン時に大事な道具はなんですか

I rely on my Lowrance HDS Sonar a lot during the post-spawn. Whether I’m following a grass line, tracking a certain depth or looking for submerged targets — it is my eyes under water.

アフタースポーン期間にはLowrance HDS 魚探に依存しています。 ウィードエッジをたどるにしても、特定のレンジを狙うにしても、水中のストラクチャーを探すにしても、これが私の水中の目の役割を果たします。

 

質問3:アフターのバスを釣る時のロッドとリールは

My go-to combo would have to be the Castaway 7-foot medium-heavy rod and Shimano Curado 7.2:1 gear ratio reel. With this combo, I can fish almost every post-spawn technique without the need of changing up combos.

私のコンビネーションは、キャストアウェイ社の7フィートのミディアムヘビーロッドとシマノ・クラドの7.2:1のギア比のリールでなければなりません。 この組み合わせだと、何も変更することなく、ほぼすべてのアフタースポーンのテクニックを使うことができます。

 

質問4:アフタースポーンで使うルアーをひとつに限定するとしたら、それはなんでしょうか

I’ve had tremendous success with the Strike King 5-inch Ocho — this soft bait is so versatile. I can fish it a multitude of ways to match the conditions. I can Texas rig it with or without a weight. I can rig it wacky style, put it on a shakey head or any number of other ways and it always gets bit.

ストライクキングのオチョ・5インチを使って私は大成功を収めました。このワームはとても用途が広いのです。 多くの条件に合った使い方で釣ることができます。 テキサスリグでもノーシンカーでも使えますし、ワッキーリグでもジグヘッドリグでも使える。さらに、どんな使い方をしてもしっかりとバイトが出るのです。

 

質問5:アフタースポーンで失敗しがちなこととはなんですか

The post-spawn is a time to downsize and finesse more. I think some beginners are using too big of baits and too heavy line. It’s better to be taking more of a finesse approach than a power approach as fish are finicky.

アフタースポーンはサイズダウンとフィネスの期間です。 私の意見では、初心者の中には大きすぎるルアーと太すぎるラインを使ってしまう人がいると思っています。 魚が気難しい時期なので、パワーアプローチよりもフィネスアプローチをとる方が良いでしょう。

 

質問6:あなたは他の人が釣らない時でも釣ってきます。そのために最も重要なのはなんでしょうか

I think to catch fish consistently, you have to believe in what you are throwing and where you are throwing it. So, I spend most of my time fishing those baits and techniques that I have confidence in. I spend most of my time in high-percentage areas too—places where the fish should be. You also have to believe that your next cast, pitch or flip is going to produce. It’s all about confidence.

着実に魚を釣ってくるには、なにを投げるのか、どこへ投げるのかを信じることができなければならないと思います。 ですから、私は自分の時間の大部分を、自分が自信を持っているルアーやテクニックに使っていますし、自分の時間を魚が高い確率でいる(であろう)場所で過ごしています。 あなたも次のキャスト、ピッチング、フリッピングで来るぞという風に信じることです。 これはすべて自信次第ということです。


 

いかがでしたか。これでアフター回復のバスを選んで釣ってくることはできますでしょうか。

なかなか難しいですね(笑)

ちょっとこれをさらにわかりやすく、いわゆる「5W1H」の形にまとめてみましょう。

  • When(いつ):バスが産卵を終えたら
  • Where(どこで):岬周り
  • Who(誰が):トッド・フェアクロスさんが
  • What(なにを):ストライクキング・オチョ5”
  • Why(なぜ):フィネスが効くから(自信があるから)
  • How(どのように):テキサス・ノーシンカー・ワッキー・ジグヘッドなど状況に合わせて

という感じだと思います。

ということは、ストライクキングのオチョもいいルアーですが、フィネスのアプローチができるもので、自分の一番自信のある物をライトリグで岬周りで使うこと。これがアフターのいいバスを釣る方法ということでいいのではないでしょうか。

この「自信があるもの」というのは実は非常に大事なことで、自信のある物を使って釣れないと、「ここにはバスがいないんじゃないか」という風に考えることができますので、早い段階でエリア移動のことを考えます。

この繰り返しのパターンはバスとの出会いを早めてくれると私は思います。

いくら新製品で釣れると評判のルアーでも、難しい時にそれを使ってしまったんじゃあ、釣れない時にそれが正解かどうかもよく分からないんですよね。

それでバスのいないエリアで時間を使ってしまう。

これが、まさに私の実態です(笑)

 

自信を持って使えるルアーというのもそれほど多くあるわけではないのですが、なんとなく、ずっと使っていられるルアーとなんとなく使ってられないルアーというのはあるもので、まずはそういう使っていられるルアーをずっと使うのがいいのかもしれません。

ずっと使っていると、なぜ釣れないのか、なぜ釣れたのかが分かってきますもんね。

 

頭で考えて、それを体で表現して、正解ならバスから返事がかえってくる。これが楽しくてやめられないんですよね。

まだまだ、使い続けていない、使いこなせていないルアーがタックルボックスに山ほどあります。

まだまだ、自分のバス釣りには終わりが見えません。

皆さんもきっとそうでしょう(笑)

 

いっぱい投げて、使いこんで、自身の持てるルアーを増やして、難しいアフターを攻略しましょうね。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!