アフタースポーンのバス釣りへの心構え

アフタースポーンのバス釣りへの心構え

Photo by scout.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Tips for Fishing Early Post Spawn Bass”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:scout.com”Tips for Fishing Early Post Spawn Bass”Apr 15, 2010(海外サイトです)

 

冬の間、ひとまずオフシーズンとして過ごしていた方は多いことかと思いますが、釣りができない、釣りをしても望むような釣果に恵まれない冬ですから、春は待ち遠しかったものですよね。

ようやくプリスポーンだろうと思われるシーズンがやってくると、まだ少し寒い思いをしつつもフィールドへ出かけ、冬が終わったことを実感し、嬉しくなるものです。例え釣れなかったとしても桜や他の草花を写真に撮り、SNSにアップするとたくさんのいいねをもらえて、同じような心境でいる方が多いことに安心したり、次の釣行への活力になったりするものです。

しかし私のようなサンデーアングラーからすると、せっかく待ち遠しかった春が来ているのに、釣りをする時間を作るのにもたもたしているとあっという間に時間は過ぎ、釣れる期間も残りわずかなんていうことにもなってしまうんですよね(泣)

気が付くとタフと言われるアフタースポーンの時期になってしまうじゃないか…どうしよう…

こうなってしまうと、頭の中の整理がつかなくなり、ただフィールドに出てあてのない時間を過ごしてしまうことになってしまったりするんです。

意外と早く過ぎてしまうこのベストシーズンを長く楽しむためには、タフと言われるアフタースポーンの時期をうまく立ち回ることが私には必要なんです。

この記事は、アメリカのフィッシングメディア「Wired2Fish」の記事で、アフタースポーンの時期をネガティブに捉えず、いい釣りができるように導いてくれるものになっています。

スポーニングの状態がどんな状況であろうとも対応できるように、アフタースポーンの釣りを学んでおくことにしましょう。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

ポストスポーンのバス

The warm up of spring always brings about one of the favorite times of the year for many fishermen, the spawn. The bass move from their wintertime haunts up to the shallows to nest. This migration brings about a big feeding frenzy for bass before they hit the nests, then once again a week or two after they are done. This period can be tough initially after the bass get done with their spawn, but once they recover, they are ready to feed.

Since not all bass spawn at the same time in a body of water, I’m usually going to start looking for the bass in the areas that look like spawning grounds. These vary in different parts of the country and in different types of lakes or rivers but share common characteristics of some type of hard bottom and calmer waters.

When the females are done on the nest they will move out of the area, but the males will stay around and guard the beds and fry. These are pretty easy fish to catch since they are naturally aggressive in the protection frame of mind. Just fish around any cover where you may see clouds of fry swimming, the males will be right under them.

For the larger females, I will first start fishing around the nearest cover or structure to the nesting area. These may be creek channels, vegetation, docks, whatever is nearby. A couple of my favorite baits for these fish are Zara Spooks and Strike King “King Shad”. These are great for getting those big females. Expect these bass to be suspended around any cover, not very active but you can get them to bite.

Many times the post spawn comes at the same time as the spawning time for the shad. This is can be some phenomenal fishing. Keep an eye out for shad causing commotion up near the shore to signal their spawning activity. It is now time to get out the spinnerbait. You know the shad are spawning if you are reeling in the spinnerbait and the shad are crashing into the blades of the bait. When this happens, it is on. Your topwaters and crankbaits can also be awesome now.

After I feel like the bigger females have made a move towards their summertime areas, it is time to begin fishing the points and ledges. The exception to this is when there are flooded willows or bushes in the water. This may be my favorite situation to fish, when the lake has flooded bushes, those fish will stay there all summer.

Without the bushes, I love to pick up a 10-inch worm and a Strike King Touchdown Jig and then head out to some structure. These may be main lake points, channel ledges, road beds, shell beds or whatever the lake has to offer. Not every place will have the bass stacked up, but this is the time of year when you can get on one spot and catch a boat load.

Keep in mind that there may be fish in all stages of the spawn at one time, and by fishing some of the transition areas, you may catch both prespawn and post-spawn bass in the same area. Once those bass are done on the nests, start heading toward the summer stuff, with the exceptions of flooded vegetation and dirty water. Both of those situations will keep the bass shallow. This is not a great time to catch huge weights of fish, but it is a great time to catch huge numbers of quality bass.

春が来て水温が上がってくると、多くのアングラーの大好きな季節がやって来ます。そう、スポーニングシーズンです。バスは越冬場所からネストを作るためシャローへ上がってきます。この移動が起こると、ネストを作る前には激しいフィーディング合戦が繰り広げられ、それから1週間か2週間経つと止まります。この期間はバスがスポーンを終えた直後でタフになりますが、回復したらまたすぐにフィーディングする体勢にあります。

そのフィールドのすべてのバスが同時に産卵するわけではないので、私は通常、スポーニングをする場所の周辺からバスを探し始めています。これは地域や湖や川などフィールドの種類によって異なりますが、ハードボトムと穏やかなエリアという点で共通しています。

メスはネストでの産卵を終えると、そこから移動してしまいますが、オスはその周りに残り、ベッドや稚魚を守ります。彼らは本能的に積極的に守るようにプログラムされているため、釣るのはかなり簡単です。シャローカバー周りで群れを成して泳いでいる稚魚を見つけたら、オスはまずその下にいるはずです。

大型のメスを狙うには、私はまず、ネストから最も近いカバーや地形変化のまわりで釣りを始めます。クリークチャンネル、ベジテーション、桟橋、近くにあるものなら何でも構いません。これらの魚を狙うための私のお気に入りルアーは、ザラスプークとストライクキング・キングシャッドです。これらは、大きなメスを釣るのに最適です。これらのバスがカバーの周りにサスペンドしていることをイメージしてください。それほどアクティブではありませんが、バイトさせることはできます。

ポストスポーニングは多くの場合、シャッドの産卵時期と重なります。このときは驚異的な釣りになることがあります。シャッドが岸の近くで産卵活動により騒いでいるそのサインを見逃さないでください。ここはスピナーベイトを出すときです。スピナーベイトを巻いてきたとき、ブレードにシャッドがぶつかるのを感じたとしたら、それはシャッドが産卵していると見ていいです。こうなったらこっちのものです。トップウォーターやクランクベイトも素晴らしくなる可能性があります。

アフタースポーンのバス釣りへの心構え

大きなメスが夏のポイントに向かって動いたように感じたら、岬や棚を釣りましょう。例外としては水中に沈んだ柳やブッシュがある場合です。これは私の好きなシチュエーションの釣りなのですが、湖に沈みブッシュがある場合、この魚は夏もそこにとどまるのです。

ブッシュがなければ、10インチのワームとストライクキングのフットボールジグを持って地形変化へ向かうのが好きです。メインレイクにある岬、チャンネルの段差、道路跡、シェルベッドなど湖が持つものならどんなものでも大丈夫です。これらすべての場所にバスが溜まるわけではありませんが、1か所で多くのバスを釣ることができる時期です。

プリ、ミッド、アフターすべてのスポーニングの段階の魚がいる可能性があることを覚えておいてください。移動ルートで釣った場合は、同じエリアでプリとアフターの両方のバスを釣ることができます。バスがネストでの産卵を終えたら、沈みブッシュがある場合などの例外を除いて、夏のポイントへ向かいます。いずれの場合もバスはシャローにいます。巨大な重量の魚を釣るというには最適な時期ではありませんが、いいバスをたくさん釣るのには最適な時期です。


 

いかがでしたか。

スポーニングを終わった後、オスは稚魚を守っていますが、大きなメスバスの行動は大きく分けて3つということでしょうか。ブッシュに入るもの、シャッドスポーンにつくもの、地形変化につくもの、ですね。

日本にはシャッドがいませんので、これは当てはまりません。そのかわりウグイなどの産卵がありますので、そのせいでしょうか、ウグイカラーのビッグベイトに反応が良くなったりするなんて話を聞くことがありますよね。

よく行くフィールドにはどんな魚がいるのか、その魚の産卵期はいつか、なんて調べておくと良いかもしれませんね。

 

あとは、岬やブレイクの段差、道路跡などの地形変化、それとシェルベッドという言葉が出てきましたが、シェルベッドというのは二枚貝や巻貝の抜け殻がボトムに大量にたまっている場所のことで、貝の墓場的なものでしょうか、木﨑湖にも砂地のボトムに貝殻がびっしりと詰まっている場所があったりしますが、それをハードボトムとして捉えているという感じですかね。

そんな地形変化やハードボトムを探してみよう、という記事でした。

ひとまず、デカいと言われるスポーニングの第1陣を含め、スポーニングのピークは過ぎたころの話ですから、卵を抱えて腹パンパンのバスが釣れるという時期ではないのでしょう。しかし体力を回復してコンディションのいいバスが多く釣れる時期ではあるということですので(私はナイスバスの数釣りなどできた試しがありませんが)、地形変化で釣れたらしばらくそこで粘ってみるような展開を目指してやってみようかと思います。

 

皆さんの次の釣行はいつなのでしょうか。楽しみですね。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!