【小ネタ】私の好きなテトラ
こんにちは!店長の小山です!
本日は小ネタなのですが、テトラポッドについてお話ししたいと思います。
皆さんには、お好きなテトラなんてありますでしょうか?
そんなことを聞かれたことなんてないかと思いますが、きっと釣り好きな皆さんの事ですから多かれ少なかれ、テトラの好みはあるのではないかと私は踏んでいます(笑)
テトラポッドとは
ちなみにご存知の方も多いかと思いますが、テトラポッドとは消波ブロックの一種で、これは商品名なんですね。
消波ブロックにも呼び方が3つありまして、消波ブロックのほかに「波消しブロック(なみけしブロック)」、「消波根固めブロック(しょうはねがためブロック)」という呼び名があり、どれで呼んでも良いようです。
この名前から分かります通り、消波ブロックの役目は、波の衝撃を消して岸辺の浸食を防ぐことや、根固めといって水の流れによって川底が削られるのを守るといったことがあるんですね。
その効果の度合いやコストの兼ね合いなどからか、様々な種類があります。
これはおそらくバス釣りをされる方が最も意識している種類のもので、「立体型」と呼ばれる種類のものです。
この他、「平型」や「階段型」などがあるようですが、ここでは割愛させていただきますね。
どうでしょう、こんなにも多くの種類と製造会社があるんですね。海と淡水で使い分けがあるかもしれませんし、地方によってシェア率が違うかもしれませんね。皆さんのご近所で見かけるブロックはどんなのでしょうか。
好きな消波ブロック、好きじゃない消波ブロック
ホントにどうでもいいかとは思いますが、ここで私の好きなのと好きではない消波ブロックと理由を挙げてみたいと思います(笑)
消波ブロックは基本的に好きなんです。どんな形であれバスが身を寄せるものであるわけで、嫌いになれるはずがありません。
そして、消波ブロックがあるということは、それだけでそこに水が当たる(川なら流れが当たる、湖沼なら風による流れや波が当たる)ということを裏付けている可能性があるので、はじめてのフィールドに立った時や、グーグルアースなどで釣れそうなポイントを探す時にいいターゲットになります。ただ、水の流れが以前とは変わってしまっている可能性もあるので、絶対ではありませんけどもね。
では、数ある消波ブロックのなかで、より好きになる理由はなにかといいますと、それは「歩きやすさ」と「ラインへの優しさ」に他なりません。
テトラが多数置かれている場所、いわゆるテトラ帯ですが、移動するにはどうしてもその上を渡り歩かねばなりません。そんな時、私のように体力の無いものは歩きやすさにどうしても魅かれてしまうんですよね(笑)
六脚ブロックA形なんて歩きやすそうに見えますが、普通、置くときはあんな図のように+プラス型に置かれません。×バツ型に置かれるんです。そうなるとホントに歩きにくいです。
そしてキャストして着底したラインが消波ブロック越しになった時、ラインが擦れてしまいやすいもの、リグやジグがすり抜けにくいものも、良くないですねえ。魚が掛かったら擦れてしまうのはどのブロックも同じですから仕方ないのですけども…。
皆さんは、どんなブロックがお好きでしょうかね。
テトラ帯の攻め方
ブロックが積んであるということは流れが当たる場所の可能性が高く、水の流れが当たることによって足元がえぐられて深くなっている場合が多いと思います。
私のイメージする川のテトラ帯の地形は次のような感じです。
これがすべてではないと思いますが、私の近所ではこういう感じになっていますので、どこへ行っても、テトラ帯があればまずこうなっていると仮定して攻めていくんです。私の場合はですけども。
その場合、状況によってだいたい①から④のような感じでバスがいることが多いような気がします。
- 活性が高い時ー①
- 通常時ー②&③
- 活性が低い時ー④
- 濁った時ー④
こういう風に考えて、普通はテトラから②に投げて、足元の③まで引っ張ってきます。
活性が高いかもしれないと思った時はもっと沖の方から探ります。
活性が低いと思った時は穴撃ちですが、なんとなく個人的にはあまりやりません…。
増水したり濁った時は④のバスを誘うイメージでクランクベイトをテトラと平行に投げてゴツゴツ巻いてきます。
これで、あとはテトラの上を移動しながら繰り返していく感じです。
テトラ帯のなかでもいい場所を探す
テトラ帯を見ていると、ものすごくきれいに並んでいる場合と、適当に並んでいる場合があります。ブロックを設置する建設会社さんの方針なのか、それとも重機を操縦される方の性格が現れるのか分かりませんが(笑)、きれいにならんでいる場合ほど、見つけやすいものがあります。
さっきから適当に作った画像ばかりで申し訳ないのですが(笑)、ご覧のようにすごく規則的に並べられてるテトラの中に、ひとつだけ沈んでいるのがあるとします(見づらいですが矢印部分のテトラのことです)。その下の水中のテトラも同じように沈んでいるようです。
これはどういうことかといいますと、そこだけボトムが深くなっているか、柔らかいボトムがあるということなんです。
こんな極端なことはそんなにないかもしれません。長いテトラ帯を広ーい視野で見て、数個だけ低くなっているとか、高くなっているとか、そういう変化をみつけて、それがそのままボトムの変化としてちょっと沖まで続いていると考えればいいかと思います。
並んでいるピッチが変わる(テトラ間のすきまが広い)場合も、そこに大きな岩があったりして、規則正しく置けてない場合があります。これも同じように、ここだけ狂っているのは何か理由があるかもしれないと、変化として考えていいと思います。
一見同じようなテトラ帯でも、こういうのを見つけられると、効率よく、集中して攻めることができると思います。
乱暴に適当に積まれているテトラ帯も、そう考えるとなんとなく変化が見つけられると思いますので、いままでテトラ帯をそのように見ていなかった方は、試してみてはいかがでしょうか。
新しいテトラ、古いテトラ
もうひとつだけ、テトラに関することがあります。
それは、新しいテトラに関することでして、以前、シーバスを釣っている時にある方から教えていただいたことなのですが、新しいテトラからはどうやら製造過程で使われたとみられる「アンモニア」が染み出しているそうなんです。
有毒ではありませんが、これが出ている間は魚が寄りつかないそうです。このアンモニアが出なくなるまでに2年ほどかかるんだそうです。
もしかしたら、その間は藻類が着かないから、魚類も着かないとかそういう話だったかもしれません。但し、未確認です。また、これは海で聞いた話ですが、淡水でも同じことが起きているかどうかは実際のところ、よく分かっていません。
全く未確認な情報で大変申し訳なくは思うのですが、これを尊敬している方に教えてもらったものですから、疑うことをしていませんでした。そして今でも、真新しいテトラを見ると避けて通るような体のままなのです(笑)
このあたりはもし、ご存知の方がいらっしゃいましたら、私を正していただけると大変ありがたく思います。よろしくお願いします。
テトラ大好き
さて、さすが小ネタというような怪しい情報ばかり流してしまいましたが、結局のところ、個人的にはテトラ帯が大好きなんです。
コンクリートでカチーッと出来ているものも、古いセメントでできていて、風化してきて小石がむき出しになってきているようなものも、どれも魅力的で仕方ありません。
そんな大好きテトラですが、濡れていたり、雪が乗っていたり、泥をかぶっていたりするときに乗ると非常に危険です。
大好きなものに裏切られるほど切ないものはないと思いますので、皆様におかれましても充分にお気を付け下さい。
その上で、テトラフィッシングライフを楽しみましょうね。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!