【小ネタ】バス釣りのステップ

【小ネタ】バス釣りのステップ

こんにちは!店長の小山です!

本日は小ネタで、バス釣りのステップについて語らせていただこうと思います。

 

ステップというのは段階という意味でして、私がこれまでバス釣りを含む釣り生活を送ってきた中で、ひと皮むけた瞬間というものが何度かありました。

そのときにすぐピーンと来て、「あ、なんかわかっちゃったかも」と思ったり、そのときはあまり気付いていなくて、なんとなく身についていてあとで気付くこともあったり、重大なことも些細なことも合わせると、何度かにわたってステップアップしてきたような気がします。

そこで、これまで私が体感してきたステップアップをかなり大雑把に挙げてみようと思います。

皆様にとってはごく当然で、かなりどうでもいいことかもしれませんが、よろしければお付き合いください。

 

ステップ1:自分目線で釣る

まずバス釣りを始めた初期段階では、タックルは釣具屋の店員さんに聞いたもの、ルアーも見た目とかで適当に買ったもの、釣り場も評判の釣り場があったらそこへ出かけるというスタイルで、「こういうところにバスはいる」という知識だけはあったものの、そこに向かってただただ投げていました。

「俺が投げてるんだから釣れろや」という感じの俺俺スタイルで、自分の目に見えているものだけがすべてなのです。

これでも釣れる条件は揃っているもので、釣れないことはないのですが、バスをキャッチしたとしてもそれは明らかに「釣れた魚」でした。それでも魚が釣れることだけに喜びを感じていましたから、これはこれで満足だったと思います(笑)

 

ステップ2:客観的目線で釣る

次に、客観的目線ということですが、これはどういうことかというと、自分が投げた「ルアー」が今見ているであろう水中の景色をイメージするようになったりですとか、自分が見てる視点をずらして自分の釣りをイメージするようになったというものです。

たとえばクランクを投げたら、巻く・・・。その時の水中映像はなにもないお庭の池を潜っていく感じで、そのまま巻いているとボトムを突っつきながら進んで、ゴリッという硬い感触があったとすると、イメージの中でもお庭の池から急に岩が出現したイメージになって、そこにバスが付いているイメージが浮かぶようになりました。

それで釣れなくても、今度はそのゴリッとしたあたりにワームを投げ込んでいくんです。すると、バスが食いつくことがあります。これが私が思うところの「ルアー目線」です。

他には、例えば野尻湖では水深8メートルをダウンショットで釣るのは割と当たり前のことなのですが、8メートルというと地上では3階建てのビルの屋上に相当します。そこから数メートル先の地上に置いた水槽の中にいる45センチのバスに向かってリグを投げ込む、というイメージをしつつ、キャストから回収までを横から他人が見ているというイメージでできるようになりました。そうすると、リグが水の抵抗で浮いてしまったり、根掛かりの瞬間がわかりやすくなり、ということはバイトがあるかも、という期待ができたりと、釣りの精度が上がった感じがします。

こういう流れでバスが食った時は、自分の中でも「釣れた」から「釣った」に変わった瞬間で、この頃からさらに釣りが楽しくなりました。

そのかわり、考えすぎて釣れなくなることもありました(笑)。そして、ボーズの日があると納得がいかず、悔しくて眠れないこともあったほどでした。

 

ステップ3:バスの目線で釣る

次は、バスの目線です。

今の水の状況だと、バスはどこにいて、どっちの方向を向いて、何を食べていて、何が嫌いなんだろう…みたいなことを考えるようになりました。

これは現在の自分の位置です。

ステップ2ではまだバスの存在はひとつのスポットにつき1匹しか見えてないことが多いのですが、この段階だと池や湖の水を全部抜いたところをイメージして、どれくらいのサイズのバスがどこにどのくらいかたまっているかを想像します。なぜそうなのかという理由も併せて…ですね。

それが正解かどうかはひとまず関係なくて、そこにルアーを投げ込んで答え合わせをするのが楽しい、みたいな感じです。

そうすると、バスの立場で釣りをしてしまっているものですから、なぜか釣れなくても楽しいもので、むしろ釣れ過ぎた日はどうかしちゃったんじゃないかと怖くなるくらいです(笑)

そして食ってくれた魚には本当に感謝の気持ちが湧いてきます。

 

この話のまとめ…

いかがでしょうか?

ステップ3では釣れなくても楽しいとはいいますが、実際は今の方が打率は高くなっていると思います。

そしてそれまでのステップも忘れてしまったわけではなくて、しっかり身についている感じがあります。

というわけでこの話をまとめると、自分のマインドの成長とともに釣果が上がっているということで、数式にすることができました。

数式:

①自分目線(タックル)+②客観的目線(状況把握)×③バス目線(バスの気持ち)+④アルファ=釣果

という感じでしょうか。

②と③は掛け算になっていますが、これは状況把握とバスの気持ちになる精度が高いほど釣果は跳ね上がるということを意味していて、的外れな考えをしてしまったら0(ゼロ)だとすると、掛け算なのでここの部分はもうゼロになるイメージです。

あとは①のベースとなる自分と、④のプラスアルファの部分…これはビギナーズラックだったり交通事故的な魚のような類のもの、これが合わさって釣果となります。

 

ハッ・・・、ここまで読んでいただいた皆様…

本当にどうでもいい話で申し訳ありませんでした…

 

プロや釣りの上手な方がどんなステップで歩んできたのか、そして自分はこれから先どんなステップで進むのか、ちょっと気になるところはありますが、それは考えても仕方がありませんので、自分の今の釣りを楽しみたいと思います。

そしてきっと皆様にもこういったブレイクスルーの瞬間があったか、これから(も)起こるのではないかと思いますが、いくつになっても成長している自分を実感できる趣味…いいですよね。

自分のことも、環境のことも、大事にしていきましょうね。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!