音でバイトは増えるのか

2017年4月29日

音でバイトは増えるのか

Photo by thmarine.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”How to Attract and Catch More Bass with Sound”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:outdoorlife.com”How to Attract and Catch More Bass with Sound”BY DAVID A. BROWN MAY 24, 2016(海外サイトです)

 

皆さんは、バス釣りと音の関係について考えたことはありますでしょうか。

音がバス釣りにどのように影響するのか、というのは、釣りのあらゆる面でずっと語られてきていることですよね。たとえば、ルアーのラトル音はこんなのが良いんだ。とか、ラインの水切り音はないほうがいい。とか。

音というと最近話題になったものがこれ…。ご存知の方も多いかと思いますが、アメリカには究極のバス釣り兵器「ハイドロウェーブ」という機器があります。

音でバイトは増えるのか

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ベイトフィッシュの群れの音などをボートに取り付けたスピーカーから出して、バスの活性を上げるというもの。

まずはこちらの記事をご覧ください。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

音でもっとバスを寄せて釣る方法

Walking down to boat docks, it’s not unusual to hear crickets, frogs, katydids and other lakeside critters. Nature’s symphony tends to dampen by the time you reach the boat, but when I stepped aboard Matt Lee’s 20-foot Legend bass boat, it sounded like we had a handful of creepy crawly stowaways.

However, the chirp-like sounds I heard weren’t from living creatures—at least none that were present on the boat. Actually, what I hear were recorded sounds of forage fish—in this case, threadfin shad—emanating from Lee’s Hydrowave unit.
With an amplifier mounted to the trolling motor foot, the Hydrowave broadcasts baitfish recordings in what’s known as tactile sounds, which the fish senses through its lateral line.
By controlling intensity and frequency, anglers can fool the fish into thinking easy meals are available, drive them into feeding competition, and increase the bite likelihood.
Lee said he’s a firm believer in mimicking bass meals, but he also employs his Hydrowave as audio camouflage.
“I use it to mask my noise,” said the Bassmaster Elite Series pro from Alabama. “I’ve seen fish spook from the boat and trolling motor, so I think that anything I can do to conceal my presence is a good thing.”
Think about it: for decades, anglers have used garlic, anise, and other scents to hide human odor.
The same principle works with sound.

ボート桟橋まで歩いて行く途中、コオロギ、カエル、キリギリス、その他の湖畔にいる生き物の声を聞くのは珍しいことではありません。自然が奏でる音楽は、ボートに乗る頃には弱くなる傾向がありますが、私がマット・リー氏の20フィートのバスボートに乗った時、どこからか聞こえる気味の悪い音にゾッとしました。

しかし、少なくともボートには生き物などいるはずもなく、私が聞いたそのさえずりのような音は何かわかりませんでした。実は私が聞いた音は、ベイトフィッシュの音が録音されていたものだったのです 。リー氏のハイドロウェーブユニットから発せられていました。
エレキのフットコントローラー付近にアンプを搭載することで、ハイドロウェーブは、ベイトフィッシュを思わせる音を流し、バスは側線で感知します。
強度と頻度を制御することで、釣り人はバスに食事の時間がきたと考えるように仕向け、フィーディング競争に追い込み、バイトの可能性を高めることができます。
リー氏はバスの食事の音を忠実に再現していると語ったが、彼はまた、偽装としてハイドロウェーブを採用しています。
「私は雑音を隠すためにもそれを使用しています。ボートやエレキを動かすと魚が怯えてしまうのを見てきたので、自分の存在を隠すためにできることは何でも良いことだと思う」とリー氏は言っています。
考えてみれば、何十年もの間、釣り人はニンニク、スパイス、その他の香りを使って人間の臭いを隠していました。
同じ原理が音にも働くのでしょう。


 

いかがですか。まずこのハイドロウェーブという機器、メーカーによるとなんとプロの95%が使用しているということなのです。

ちょっと驚きですね。日本では使われているのかわかりませんが、流行ってはいないようです(笑)

このハイドロウェーブの効果があるなしという話はここでは置いといて、フィールドに出ると、意外なほど音に対して気にされない方が多いような気がしています。

水中は空気中の何倍も早く音を伝える(よく聞こえる)ものですし、魚の側線は人間の耳よりも敏感だと言われています。

そのうえ、バスは身の危険を感じるとエサを食べなくなりますから、釣りをするなら、バスの敵である自分が発する音には気を使った方が釣果は伸びると思います。

例えば、足音。池で飼っている鯉は、ご主人様の足音を感じるとエサをくれると思って集まってきますよね。それくらい魚は足音に敏感です。ドカドカ歩きはバスに釣り人の存在を知らしめて釣れなくなってしまいます。

花火大会が湖で行われると、数日間もバスが釣れなくなると聞いたこともありますね。

反対に、ロッドティップで水面をジャバジャバしたとたんに、そこらへんの何か所かでボイルが起きたこともありますし、ありえないほどうるさいルアーを急に通すと口を使ってしまうのもバスですから、不思議なものですよね(笑)

ということは、バスには嫌いな音も好きな音もあり、どちらも人間が発することができるというわけですから、ハイドロウェーブの機能がウソだとは言い切れませんね…。

それから、雑音を打ち消すという使い方もいいですよね。

たとえば車で音楽を聴くときに、タイヤの走行音(ロードノイズというらしいです)がうるさくて良く聞こえないと感じることがあります。

このとき、流れている音楽のなかのロードノイズと同じ周波数だけを上げると、周波数同士がぶつかり合い、ロードノイズが聞こえなくなって、音楽がすっきりと聞こえるようになるという機能があります。実際はノイズが聞こえなくなる気がしているだけなのですが、人間でもこういうことがあるのですから、バスにも同じことがあると思います。

風が吹いたり、雨が降ったりすると釣れるという話は、雨や風のときに出る音が、自分が出しているバスに聞こえているはずのバスの嫌いな何らかの音を打ち消してくれるのに一役買ってくれているというのも含まれているのだと思います。思い当たることはありませんか?

雨や風の時に特別釣れる気がしないという方は、もともとそういった音を出さないように普段から気を使っているのかもしれませんね。

 

こんな風に、音とバス釣りには大きな関係があります。実際のところ、バスがどの音が好き、どの音が嫌いというのは私にはわかりませんし、音の使いどころを知っているわけでもありません。ちょっとタイトル詐欺みたいになってしまい、すみません…。

それでも、音についてあまり意識していなかった方は、こんなことを考えながら釣りをするのもバス釣りの楽しいところだと思いますし、音のことを最大限気にしている方もいるんだな、ということも知っておけば、現場でのマナー向上、トラブル減少にも役立ちます。

自分が釣りをしている時に出している音にはどんなものがあるのか、ちょっと意識してみて、釣りの楽しみに繋げてくださいね♪

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!