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小森嗣彦プロのスモールマウスバス攻略法

   

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プロが教えるスモールマウス攻略法

こんにちは!店長の小山です。2016年4月23日と24日に行われたルアーフェスタ仙台にて、来場している4名のプロの方にスモールマウスバスの攻略についてインタビューをさせていただいてきました。
野尻湖解禁と同じ日だったので本当は野尻湖に行きたかったのですが…!
お客様には私の実釣レポートなんかよりプロのお話。これはプロに話を聞けるチャンスと思い、行ってきました。

4名のプロにお伺いしましたので4回にわたり、お伝えしたいと思います。今回は3回目になります。
質問が良くない!と思われたら申し訳ないのですが、少しでもスモールマウスバスアングラーのお役に立てば幸いです。ただ、こういったお話はあくまでも個人の見解で、普段の釣りスタイルなどで相手の魚の見え方も変わってきます。その人それぞれの見解ということでご理解ください。

インタビューを受けていただきましたプロの方々にはお忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

小森嗣彦プロ【Megabass】

ラージマウスバスとスモールマウスバスの魚の違いや釣り方の違いがあれば教えてください。

 

komori-pro2えーっと、決定的なことを言うとみなさんバスって魚はストラクチャーに付くと思われているんですけども、僕はね、根本的にブラックバスはストラクチャーに付かないと思ってるんですよ。ラージもスモールも。というのも、ストラクチャーに付くいわゆる根魚と言われてる魚はストラクチャーに対して常にお腹を向けますよね、それは、ストラクチャーについてるから、目線を他にもっていけるようにそういう動きをするんです。アイナメとか、お腹べったりですよね。
でもバスってストラクチャーに対して必ず平行についてる。これシーバスも一緒で基本的には空間の全体を利用して移動する魚。その過程の中で、カバーの中に入ってみたりとか、ストラクチャーの寄ってみたりとかする。それに関してはスモールもラージも基本的には一緒です。一見するとラージは付く、スモールは付かないっていう風に見られてますけど、それは目で見た現象をそのまま感じているだけであって。なんでああいうことが起こるかっていうと、競争なんです。

競争?生存競争ですか?

 

komori-pro2はい。えっと、棲み分けってことを言われてまして、ラージマウスとスモールマウスが共存すると、ラージの方が餌をとりやすいシャロー側に移動します。で、ラージマウスがシャロー側に居付くことによってスモールが沖側に出てきます。あるいはスモールが沖側に陣取るからラージがシャロー側に追いやられているのかもしれない。ちょっと理由まではよくわからないんですけども、棲み分けは確実にしてます。
こういう現象って川でも見られて、たとえばオイカワが多いところに鮎が上ってくると、オイカワは岸沿いに追いやられるんですよ。(オイカワと鮎では)食べてるものが違っても、そうやって棲み分けをするんです。
それは、水の中の限られた酸素の量っていうものがあるんで、カバーの中にラージがいる、沖にはスモールがいるっていうのはそういう棲み分けから起きていることで生態の違いではありません。

じゃあ根本的に何が違うのかっていうと、ラージマウスの方が口が大きいですよね、そういうことからかベイトフィッシュを食べるというよりは比較的、エビとか虫とか、そういうものを食べる傾向が強いんじゃないか。まあベイトフィッシュも当然食べますけども。
でスモールマウスの方がどちらかというと口が小さいからか、ザリガニなんかを食べるよりもサイズの合ったベイトフィッシュの方が食べやすい。ベイトに依存してるんじゃないかなっていうのがあります。
ベイトを食う魚とエビやザリガニを食う魚の違いは、ベイトを食う魚は絶対に群れます。群れで群れを追い込みます。単発だとベイトフィッシュってすごく食べにくい。だからある程度食べやすいテーブルに追い込んで、テーブルで捕食する。その動きが、スモールは顕著でわかりやすい、目で見える特徴だと思います。
ただラージマウスも、スモールのいないフィールドで、ベイトフィッシュが主食であればそういう動きをしてます。

面白いですね。それを踏まえると、意識してスモールを釣るとすればどんなところですか?

 

komori-pro2そうですね、まあ虫やその他のエサを食ってることもあるんですが基本のベイトフィッシュを食ってる場合においては、スモールの群れがベイトの群れを追い込む場所。そこは、魚探にもベイトが映らないかもしれない。だってそこに行ったら食われちゃうからベイトは入れないじゃないですか。まあそういった食う場所、これを探していく。これがすごく大事です。
そしてここから先に、スモールとラージの種の違いっていうのが出てきます。ていうのは、ラージマウスバスはひとつのエサを食べているときはひとつのエサしか食わない傾向があるんです。でもスモールマウスバスは比較的雑食性が強くて、ベイトについてるやつでも虫がいれば食います。結局群れで行動してるもんで、餌にありつく率も低くなっていくんで、他のエサに反応する率も高いんです。
桧原湖なんかで釣ってると、ベイトを追い込む場所なのに、虫で釣れることがあります。その虫で釣ったバスが口からいっぱいワカサギを吐き出すなんてことが当たり前にあります。それが何で起きるかっていうと上下運動、これが生態として決定的に違うところです。ラージマウスバスは1m~2m位の上下運動をしてるんですけど、岸に対して平行に移動していく。スモールマウスバスはこう、岸に近づいて上がって行ったり岸から離れて潜って行ったりそれを繰り返しながら泳いでいる。その傾向は、日本国内のフィールドでは感じています。アメリカへ行ったらまたわかりませんけど。温度域とか水温躍層の場所が違うから…あとマッディウォーターに行けばまたわかんないんで…あくまでも野尻、桧原を例にとってみるとそういう動きだと感じています。

では最後に、スモールマウスバスに効くルアーのオススメっていうのはありますか?

 

komori-pro2えっとスモールもラージも基本的には水を動かしてやることによってルアーを発見するんですけども、その動かす幅。ワッキーみたいな動きにスモールは一瞬反応してもすぐ飽きちゃうことがあるんですよ。でも素早く横にどっか行っちゃうものに関しては飽きないで追っかけてくるんです。要は視界からルアーを消してやる、これすごく大事なんですよ。だから一番釣りやすいスモールの釣り方を言うならば、ミノーのジャーク。激しくバンバン叩いてやる。もう水の壁にぶつけていくようなイメージでバーンバーンバーンて感じで、左右に前後に飛ばしてやる。これがワンテンとかワンテンジュニア。

ワンテンですか!?(デカいですね!?)

 

komori-pro2はい。ワンテンは3Dで後ろから見ると飛んでいく(上下左右にダートする)。ワンテンジュニアは横に飛んでいくんですね。その目線の動かし方によって食う場合と食わない場合があるんですけど…まあちょっと大きいなって感じたら、ワンテンにチェイスはあるけど乗らないって感じたらX-70とかX-55まで落としてやる。あとX-80プラスワンとか。なんせ上下左右にダートするやつ。その辺は、すごくスモールに効果があると思います。あと水流のあるところではスピナーベイト。ミノーとかは流れの中でいくら水を押しても水の流れにはかなわないじゃないですか。そういうところでは水を押しても意味がないんで、フラッシング効果が高いものでバスに認識させてやる。これもすごく効果的だと思います。

 

ははあ、すごく勉強になりました!丁寧に教えていただいてありがとうございました!

まとめ

・バスはストラクチャーに付く魚ではない。空間全体を利用して移動する過程でカバーやストラクチャーに寄る魚。
・スモールマウスバスはベイトフィッシュを好む。ベイトフィッシュに依存している。
・スモールは群れで行動し、ベイトフィッシュの群れをテーブル(捕食場所)へ追い込んで捕食する。
・ベイトを追い込んで捕食する場所を見つけることが大事。
・ベイトフィッシュを追っていても他のエサに反応する。
・横に素早く移動するものに反応がいい。ミノーのジャーク。
・おすすめルアーはワンテン、ワンテンジュニア、X-80+1、X-70、X-55(上下左右にダートする)
・水流のあるところではスピナーベイト。

こんな感じでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。それではみなさん、良い釣りを!

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