野尻湖釣具店ブログ

スモールマウスバス、野尻湖、木崎湖を攻略!野尻湖釣具店のブログ♪

ジャークベイトの誕生

      2018/01/14

Pocket

Photo by MEGABASS HP

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”The birth of the jerkbait”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com”The birth of the jerkbait”by Randy Blaukat January 9, 2018(海外サイトです)

 

先日、メガバスUSAのホームページから、ビジョンワンテンサイレントについてのコラムをこのブログにてご紹介させていただきました。

そこではメガバスよりサポートを受けているエドウィン・エバース氏とランディー・ブロウキャット氏によって製品についての解説などがされていました。

(もしご覧になっていない方はこちらも併せてどうぞ)

「メガバスUSA:ワンテンサイレント発売開始」の記事を読む

この記事を書いてからほどなくして、アメリカバスマスターサイトにて2018年1月9日付でブロウキャット氏によるコラムが書かれていることに気が付きましたので、ここにご紹介させていただく次第です。

メガバス製品にあまり興味をお持ちでない方もいらっしゃると思いますので、同じメーカーの同じような製品の記事が続いてしまうのはやや気後れする部分はございますが、ワンテン好きの私の個人的な嗜好により、申し訳ございませんがお付き合いいただければと思います。

またワンテンのことも含め、この記事内ではジャークベイト誕生秘話的な内容もございますので、製品だけでなくルアー、ジャークベイトというジャンルについての歴史的背景に興味がおありの諸兄方にもお楽しみいただけるのではないかと思います。

それでは読んでいきましょう。

 

ジャークベイトの歴史

I’m pretty sure most bass anglers today have never heard of the Big Mo Bass Club from Joplin, Missouri.

But if you have ever caught a bass on a suspending jerkbait, you can thank some of the members of this club for that—it’s where the technique was born.

I joined this club as a teenager in the late 1970’s, and many of the lessons I learned here paved my way to a career in professional bass fishing.

We held our monthly meeting in a small restaurant in Joplin, and our club events were held at Table Rock and Stockton lakes for the most part.

Come late February through mid-March, several of our club anglers like Bill Watson, Rick Holmden and Mike Summers would regularly come in with 7-9 pound bass , while the rest of the club struggled.

As I became friends with these anglers, I learned their trick; they were taking a Rebel Spoonbill Minnow, which was considered a trolling lure for striped bass at the time, and weighting them with lead solder wrapped around the hook shanks to make them suspend perfectly in cold water.

At the time, Table Rock had tons of flooded cedar trees. These guys had figured out that during these winter months, they could cast the Rebel’s past a cedar tree, reel it next to it, and let it sit. Sometimes for a minute or more. Big bass on Table Rock and Stockton had never seen this before, and it was deadly.

This was the birth of modern suspended jerkbait fishing as we know it today. I’m confident to say it started on Table Rock with these Big Mo Bass Club Ozark experts of the day.

I was fascinated by this, and began working to master everything I could about the technique. From about 1978-1983, the Spoonbill Rebel was the dominant bait and a closely guarded secret in the Ozarks.

Around 1984-1990, the Smithwick Rogue began to take over.

The Rogue came in both a deep diver and a medium lip with much greater color options than the Rebel Minnow.

At this point, the word began to get out. Most of the Missouri Ozarks knew about it, but it was still relatively unheard of around the rest of the country.

From about 1990-1999, the Rogue and the Bomber Long A were the two-main suspending jerkbait choices, but at this point in the jerkbait evolution, they still floated out of the package, requiring anglers to weight them with various methods to achieve neutral buoyancy.

私は今日まで、ほとんどのバスアングラーの皆さんがミズーリ州ジョプリンにあるBig Mo Bass Club(ビッグ・モー・バス・クラブ)についてご存知なかったのではないかと思っています。

しかし、サスペンドジャークベイトでバスを釣ったことがある方なら、このクラブのメンバーたちに感謝するべきなのかもしれません。…ここはそのテクニックが生まれた場所なのです。

私は1970年代後半にこのクラブに10代の時に参加しました。ここで学んだレッスンの多くが、プロのバスフィッシングのキャリアに繋がっています。

私たちは毎月ジョプリンの小さなレストランで月例会合を開いていましたし、イベント(ミニトーナメント)の大部分はテーブルロックとストックトン湖で開催されていました。

2月下旬から3月中旬にかけて、ビル・ワトソン、リック・ホームデン、マイク・サマーズらクラブのアングラーたちは安定して7ポンドから9ポンドのバスを釣っていましたが、クラブの残りのメンバーは苦労していました。

私は彼らと友達になり、そのトリックを教えてもらいました。彼らは、当時はストライプバスのトローリング用ルアーとして考えられていたレーベル・スプーンビルミノーを使っていて、フックシャンクに鉛を巻き付けてハンダ付けしてウエイト調整し、冷たい水で完全にサスペンドさせていたのです。

当時、テーブルロックには数多くの水没した杉の木がありました。彼らは冬の釣りとして、ルアーをスギの木の向こうへ投げ、木の隣まで巻き上げ、そこに放置していたと思います。時には1分以上もの間です。テーブルロックとストックトンのビッグバスはこれまでこんなものを見たことがなかったからか、それは素晴らしい破壊力でした。

これが今日、私たちが知っている現代のジャークベイトフィッシングの誕生です。私はそれがこのBig Mo Bass Club Ozarkのエキスパート達と一緒にテーブルロックレイクから始まったと自負しています。

私はこれに魅了され、この技術についてできることをすべて習得したいと思い始めました。 1978年から1983年頃まで、レーベル・スプーンビルミノーはオザークを支配してきたルアーであり、シークレットとして厳重に守られていました。

1984-1990年頃、スミスウィックのログが台頭してきました。

ログはディープダイバーとミディアム・リップの両方があり、カラーラインナップが素晴らしいものでした。

このあたりから、その言葉が知られるようになってきました。ミズーリ州オザークスの大半の人はそれについて知っていましたが、アメリカ国内の残りの州ではまだ比較的知られていませんでした。

1990年から1999年の間、ログとボーマー・ロングAの2つがサスペンドジャークベイトの主要なチョイスでしたが、この頃はまだジャークベイトは進化の途中であり、まだパッケージから出した時はフローティングの状態で、完全サスペンドにするにはアングラーは何らかの方法でウエイトを取り付ける必要がありました。

 

メガバスとの出会い

At this time, I had over 20 years of suspended jerkbait fishing under my belt, and had been part of the Megabass Pro Staff since 1992.

In the mid-1990’s Megabass was beginning to expand its hardbait line rapidly in the United States, thanks to Masaki Murayama, who was heading up Megabass USA at the time, and it’s Pro Staff, which included Aaron Martens, Danny Correia and myself.

I approached Masaki in 1997 with the idea of Megabass building the ultimate suspending jerkbait. For about 6 months, we worked with Yuki Ito, founder and chief lure designer for Megabass out of Hamamatsu, Japan.

I explained in detail to Yuki the art of suspended jerkbait fishing in the Ozarks, and sort of my “wish list” for the perfect suspending jerkbait. Yuki also flew from Japan to fish Table Rock with me, to see these ideas in practice.

Because of this effort and information, Yuki was able to design the Megabass Vision Oneten in the late 1990’s, creating what is arguably the most renowned jerkbait in the world today.

Megabass transformed jerkbait fishing with the Vision Oneten, delivering a bait that suspended out of the package, instead of requiring anglers to modify the bait after buying it. Initially, anglers were shocked at the nearly $30 price of the bait, after being conditioned to paying $5 or less for other jerkbaits on the market.

However, due to the Oneten’s tournament success, the bait quickly developed a cult following that remains to this day.

Other companies began copying the basic design concept of the lure, and the jerkbait market quickly rocketed to the next level in terms of quality and craftmanship. Because of this increased attention on the lure, anglers began to break the myth that jerkbait fishing was a seasonal, pre-spawn technique only. Now, jerkbaits are used to catch bass all year long.

 

ここまで、20年以上にわたりサスペンドジャークベイトの経験を積んでまいりましたが、1992年からはメガバスプロスタッフの一員となりました。

1990年代半ばには、当時のメガバスアメリカを率いていたムラヤマ・マサキ氏とアーロン・マーティンス、ダニー・コレーア、そして私自身を含むプロスタッフ達によって、アメリカで急速にハードルアーの製造ラインを拡大し始めました。

私は1997年にメガバスで究極のサスペンドジャークベイトを作りたいと思いマサキに話を持ち掛けました。約6ヶ月間、私たちは日本の浜松市にあるMegabass社の創設者でありルアーデザイナーの伊東由樹さんと仕事をしました。

私は、ユキにオザークでのジャークベイトフィッシングと完璧なジャークベイトのための細かな「希望リスト」を説明しました。ユキは実際にこれらのアイデアを見るために私と一緒にテーブルロックで釣りをするために日本から飛んできてくれました。

この努力と情報のおかげで、ユキは1990年代後半にMegabass Vision Onetenをデザインし、世界で最も有名なジャークベイトを作り出したのです。

MegabassはVision Onetenでジャークベイトの釣りを変え、買った後に釣り人にルアーをチューンさせる必要のない、パッケージから出したときからサスペンドするルアーとして提供されています。当時の釣り人は、市場に出ている他のジャークベイトが5ドル以下で出回っているのに対し、約30ドルもするルアーの価格にショックを受けました。

しかしワンテンは、トーナメントでの成功のおかげで、このルアーへの熱狂的な信者を増やし、今日まで発展させました。

他の企業はルアーの基本的なデザインコンセプトをコピーし始め、ジャークベイト市場は品質と職人技の面で次のレベルに急速に飛躍しました。このルアーに対する注目が増したことで、釣り人はジャークベイトの釣りはプリスポーンシーズンだけのシーズナルパターンだという定説を破り始めました。現在では、ジャークベイトは一年中バスをキャッチするために使用されています。

 

ジャークベイト用タックル

In my opinion, jerkbait fishing is the most difficult technique to master, because it’s a lure that totally relies on the angler imparting action to the lure to generate strikes.

The variables that generate strikes are numerous. Cadence, rhythm, speed, profile, color, lure size, line size, casting distance, angles and sound are all critical factors. These can change day to day or even hour to hour. Many times, all of these variables must be correct to cause a fish to strike.

The angler must also understand the personality of the fish. Jerkbait fish are notorious for following a bait and not striking. Learning to read their personality and knowing how to adjust your approach based upon this is a key to success.

Since jerkbaits require angler action to draw strikes, your setup is critical. After years and years of experimentation, I’ve found a spinning rod is the best tool for jerkbait fishing. You can make longer casts on windy days, which gets the bait deeper and in the strike zone longer. Spinning setups also allow lghter line, which I’m convinced helps.

But most importantly, a spinning rod gives you the subtle feel that a baitcaster can’t. This “feel” is necessary for imparting subtle action on the lure when it’s in the “sweet spot”, or deepest part of the cast. This is how and where your biggest bass will come.

My jerkbait setup is a Megabass Orochi XX Dropshot rod. This rods is 6 feet, 11 inches, which I think is the perfect length for casting distance and lure manipulation. The Dropshot model has a medium action tip, and a medium/stiff backbone which I like. I match this up with a Lew’s TLP 3000 spinning reel, and 6- to 8-pound Seaguar Invizx line.

My passion and curiosity to learn more about jerkbaits continues to this day. I consider the technique a philosophy unto itself on so many levels, and the jerkbait one of the greatest bass catching lures of all time.

I still take people out on Table Rock/Stockton/Bull Shoals or Lake of the Ozarks and show them everything I know about jerkbait fishing. If you're interested, you can reach me on my Facebook page.

私の意見では、ジャークベイトの釣りは釣り人がアクションを与えることに完全に依存するルアーであることから、習得するのが最も難しいテクニックだと思っています。

バイトを生み出すための変数はたくさんあります。拍子、リズム、スピード、シルエット、カラー、ルアーのサイズ、ラインのサイズ、キャスト飛距離、角度、サウンドなどすべて重要な要素です。これらは日によって、あるいは時によって刻々と変わることがあります。多くの場合、これらの変数はすべて、魚にバイトさせるために正しいものでなければなりません。

釣り人はまた、魚の性格も理解しなければなりません。ジャークベイトフィッシュは、ルアーを追ってきてバイトするのではないということで知られています。魚の性格を読んで、それに基づいてあなたのアプローチをアジャストする方法を知ることを学ぶことが、成功への鍵です。

ジャークベイトにバイトさせるためには釣り人によるアクションを必要とするため、タックルは非常に重要です。長年に渡る実験の結果、私はスピニングロッドがジャークベイトフィッシングの最良のツールであることを発見しました。風の強い日でもロングキャストをすることができます。これにより、より深く、ストライクゾーンをより長く通すことができます。スピニングタックルにすることで、私が役立つとしている細いラインも使うことができます。

しかし最も重要なのは、スピニングロッドはベイトタックルでは得られない微妙な感触を感じることができるということです。この「感触」は、ルアーが「スイートスポット」にあるとき、またはそのキャストで最も重要な部分にあるときに、微妙なアクションを与えるために必要なのです。これは、あなたの最大のバスがどこで、そしてどう来るか、ということなのです。

私のジャークベイトタックルは、メガバスオロチXXドロップショット用ロッドです。このロッドは6フィート11インチで、飛距離とルアー操作のために最適な長さだと思います。 ドロップショットモデルには、ミディアムアクションのティップと、ミディアムヘビーなバットがあるところがお気に入りです。私はこれをLew’sのTLP 3000スピニングリールに6〜8ポンドのラインと合わせています。

ジャークベイトについてもっと学ぶための情熱と好奇心は今なお続いています。私はそのテクニック自体がある意味哲学であると考えています。そしてジャークベイトはいつだってバスを釣ることができる最高のルアーのひとつだと思います。

私はテーブル・ロック、ストックトン、ブル・ショールズやオザークの湖で行われるフィッシングショーで人々にジャークベイトフィッシングについて知っていることをすべて話しています。もしあなたに興味があるのであれば、私のFacebookページで私に連絡することだってできます。


 

いかがでしたか。

以前ご紹介させていただいた記事、「メガバスUSA:ワンテンサイレント発売開始」では、ブロウキャット氏はスピニングロッドはオロチXX、F4-68XXS ”RONIN”だと言っていました。

本当はオロチXXのF3-611XXS ”DROPSHOT”だということでしょうか。以前の記事はメガバスホームページのコラムでしたので、メーカーとしてはワンテン専用に作ったF4-68XXSと書かなければいけなかったのか、それともこの記事で単純にブロウキャットが間違えて611XXSと書いてしまったのか、それとも両方使っているということなのでしょうか。

ここはあまり深読みしてはいけない部分かもしれません。ただ、いずれにしても、ワンテンをスピニングで使うという発想は素晴らしいのではないかと思います。彼の経験で長い距離を通せば通すほど、釣れるルアーであるということが証明されているのでしょう。

メガバスプロスタッフであるブロウキャットがセールストークとして言っていることを割り引いたとしても、この話はとてもワクワクしますし、価値があると思います。

 

私もジャークベイトが大好きで、魚が掛かったときの魚の全力感ですとか、釣り上げた時に出る魚の柄・模様、ヒレの開き具合など、いかにもバスが「俺は怒っているぞ!」と言っているようでかっこいいんですよね。個人的には満足度の高い釣りなんです。

そんなジャークベイトの釣りを生み出してくれた偉人たちには本当に感謝です。

 

どうしてもワンテンのこととなると個人的な感情がにじみ出てしまう感がありますが(笑)、本当にいいルアーだと思いますので、ジャークベイトの釣りが今ひとつ上手くいかない方は、ワンテンシリーズを信じて使ってみてはいかがでしょうか。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!

 

Pocket

 - 攻略法, タックルのこと